サンフランシスコの美大関係者に教えてもらったSF注目のアートシーン

西海岸の現代美術事情について疎かった私、サンフランシスコの美術大学SFAIを訪れた際に、スタッフの方にサンフランシスコで注目のアートシーンを紹介してもらいました。短い滞在の中で今回それぞれを巡ることはできなかったのですが、彼女に教えてもらったメディアやスポット、丸ごと皆さんにシェアしちゃいます!サンフランシスコ、美術を学ぶ環境に良さそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

まずは絶対に抑えておきたい!
サンフランシスコの現代美術を探索するのに大事な2つのメディア


まず紹介してもらったのはふたつのメディアだ。ただこのメディアに着目してみると、どちらのメディアも情報発信に留まらず、アートシーンを様々な方向から支える大事な役割を担っているようだ。


1. Art Practical

ベイエリアのアートイベントや展覧会に関するオンラインマガジン『Art Practical』。国際的なアートシーンにおけるベイエリアの役割を紹介するほか、現代美術のアーカイブをつくったり、批評の執筆や公共プログラムを通して芸術制作の後押しをしたりしている。



2. SFAQ


続いてSFAQというのも2010年に創刊された季刊発行のカルチャー誌。紙媒体は消滅に向かって言われる今、あえて世界各地の50000人以上に無料で届けている。紙媒体のほか、世界最高峰のアーティストたちとプロジェクトを立ち上げたり、有名なアートフェアやイベントでポップアップのスペースを設けメディアの関係性を保ったり、展覧会などもアレンジしたりと、雑誌を超えて幅広くメディア活動をしている。根本的で、有名で、見落とされがちで、広く紹介されておらず、忘れられていて、新しい、そんな自分たちの「世代」の重要な一面に「声」を与えることを目指しているのだという。



続いて、今注目のホットなアートスポット2つ!

3. SFMOMA

2016年5月にリニューアルオープンサンフランシスコのMoMA。
MOMA(近代美術館)というとニューヨークも有名ですが、実は5月のリニューアルのタイミングで新作が1100点以上加わり、全米で一番大きな近代美術館になります!



4. MINNESOTA STREET PROJECT

こちらも非常に興味深いプロジェクト。ミネソタストリートのプロジェクトは、ギャラリー、アーティストおよび関連するNGOのために手頃で経済的に使えるスペースを提供している。巨大な建物中にはたくさんのギャラリースペース、そしてアーティストのスタジオが併設されている。別の記事で紹介したSan Francisco Art Instituteの卒業生たちにも、Bass & Reiner GalleryやEver Gold [Projects] galleryなどのギャラリーで会えるようだ。



ほかにもまだまだ!
アートや映画に関する魅力的なスポットが山ほど


まだまだ紹介は止まらない‥‥!
一気にご紹介しましょう。アートや映画に関わるスペースです。


Berkley Art Museum + Pacific Film Archive
ATA
SF Film Society
Roxie Theater
Castro Theater
Balboa Theatre
Great Wall of Oakland
Ratio 3
Southern Exposure
The Lab
Wendi Norris
Altman Siegel Gallery
Paule Anglim Gallery
Jessica Silverman Gallery
Kiria Koula
Steven Wolf Fine Arts
SOMArts
Fraenkel Gallery
49 Geary
Et al Gallery
Pier 24
Moroso Projects
Headlands Center for Art
CULT (Aimee Friberg exhibitions)
Catherine Clark Gallery
SF Arts Commission Galleries
Johansson Projects
Eleanor Harwood Gallery
Hedge Gallery
LOOP Arts
Kadist
Adobe Books
Crown Point Press
Colpa Press
Will Brown
Gray Area Foundation
Swissnex SF
Yerba Buena
de Young Museum (FAMSF)
Gagosian Gallery
John Berggruen Gallery (もうすぐオープン)

先日紹介したSFAIの卒業生たちもこれらのサンフランシスコのアートシーンを支えている。ぜひ前回の記事と合わせて、気になる人はウェブサイトをチェックしてみてほしい。
もう現代美術といえばニューヨークやロサンゼルスとは言わせない!西海岸の現代美術シーンの盛り上がりが伝われば嬉しい。



このアートスポットを紹介してくれたのはSFAIのLaura Kimさん。
サンフランシスコの美大SFAI(San Francisco Art Institute)の入試課のアドバイザーであり、本人も同大学の卒業生。現在もビデオ作品を数多く発表しているアーティストでもあります。

SFAI(San Francisco Art Institute)という美大についてはこちらの記事で紹介しています!
 「『ファインアートの学部しかない』アートに特化したサンフランシスコの美大」


>> SFAI卒業生たちの活動
Eli Ridgway Exhibitions
Ever Gold Gallery
Root Division
Colpa Press
Romer Young Gallery
Bass & Reiner
Savernack Street
City Limits Gallery
Aggregate Space (Oakland)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

natsumiueno / natsumiueno

編集者/メディエイター。美大での4年間は「アートと世の中を繋ぐ人になる」ことを目標に、フリーペーパーPARTNERを編集してみたり、展覧会THE SIXの運営をしてみたり、就活アート展『美ナビ展』の企画書をつくったりしてすごしました。現在チリ・サンチャゴ在住。ウェブメディアPARTNERの編集、記事執筆など。