GWは六本木へ行こう! #tokyomidtownkoinobori

言うまでもありませんが、GWは「ガンダムウイング」でも「ゴロリとわくわくさん」でも「ガリガリくんわさび味」でも「ゲイダイ、ワッショイ!」でもなく、ゴールデンウイークの略の手羽です。

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この連休にどこも行く予定がない方は、プラっと六本木へ行ってみてはいかがですか?

六本木ヒルズでは、
六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声 | 森美術館
美少女戦士セーラームーン展 │ 美少女戦士セーラームーン展公式ウェブサイト
をやってるし、
国立新美術館では、
MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事|国立新美術館
ルノワール展 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵|国立新美術館
をやってます。ルノアール展はすごい行列だと思うけど・・。
東京ミッドタウンでは、
原安三郎コレクション 広重ビビッド サントリー美術館
21_21 DESIGN SIGHT - 企画展「雑貨展」
をやってるんで、これらの展覧会をぐるっと回るだけで1日過ごせるはず。


その東京ミッドタウンでは、こういう企画も開催されてます。
OPEN THE PARK 2016
会期:2016年4月22日(金)から5月29日(日)
会場:東京ミッドタウン各所

芝生広場で朝と夜開催される「ミッドパーク ヨガ」、ブックディレクター幅允孝氏の「Kindle ミッドパーク ライブラリー」、様々なウイスキーを味わえる「ワールドウイスキーハイボール ミッドパーク カフェ」などなど。
木漏れ日の中でのミッドパーク カフェは、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット 」のシーンそのもので(踊ってる人はいないけど)、ルノワール展へ行った後にハイボールをクイっと飲めば、そこはもうモンマルトル。


んで、忘れちゃいけないのが今年初開催となる「ミッドパークギャラリー -こいのぼりコレクション-」なのです。

●期間:4月22日(金)~5月8日(日)
●場所:ミッドタウン・ガーデンほか*料金無料

●協力:株式会社徳永こいのぼり / 橋本弥喜智商店 ほか
●デザイン協力:武蔵野美術大学 / 放課後 NPO アフタースクール ほか


放課後 NPO アフタースクールに参加した子供たちが描いたこいのぼりも展示されてるし、日本で珍しくなった手描きのこいのぼりもガレリアゲート、プラザ1階に展示されてます。

また、テキスタイルデザイナー・須藤玲子さんがデザインした布を使ったオリジナルこいのぼりをつくるワークショップも開催されます。
ワークショップ「オリジナル街中こいのぼりをつくろう」


●日時 :5月3日(火・祝)13:00~15:00
※当日12:00より会場にて参加券を配布。
●会場:東京ミッドタウン 芝生広場(ミッドタウン・ガーデン内)
※雨天時は、プラザB1Fで実施します。
●講師:須藤玲子
●定員 :15名
●参加 :小学生以上(中学生以下の方が参加する場合保護者の方の同伴が必要となります)
●料金:無料
●主催:ウェブマガジン六本木未来会議
●協力:アイシン精機株式会社 、株式会社布

これあかりちゃんと行きたいけど、定員15名か・・・厳しいなあ・・。
ちなみに須藤玲子さんはムサビ卒で東京造形大の教授をされてます。


そしてそして、この企画の一番の目玉といえば、やっぱりこれでしょう。

グラフィックデザイナーやクリエイター、ミッドタウンアワード受賞者、JAGDA学生グランプリ受賞者、そして武蔵野美術大学の学生さんたちがデザインしたこいのぼりがミッドタウン・ガーデンを中心に100匹以上展示されてるんです。

こいのぼりをいっぱい展示する企画はぼちぼちありますが、「デザイナーたちがデザインした特注のこいのぼり100匹」ってのは他ではないはず。

こういう「林の中で舞うこいのぼり」って、意外とありそうで今までなかった景色じゃないかしら。
 

ミッドタウンの面白いところは、林のすぐそばに高層ビルがあるんで、

高層ビルが背景のこいのぼりも同時に見れるってことですね。

100匹中25匹はムサビ生がデザインしたものです。

ミッドタウンマネジメントさんから依頼を受け、芸術文化学科の学生さんがまとめ役となりこのプロジェクトは進行しました。
時間が全然なかったから「1人3匹ぐらいデザインしてもらってお茶を濁すか。25匹というノルマをクリアすりゃいいんでしょ」と悪い大人の手羽は思ってたんだけど、その芸文の学生さんが頑張ってくれて、全11学科の学生さんに声をかけてくれました。
最終的に全学科・全学年の学生さん25人がデザインしたこいのぼりを作ることができたのです。

この手でよくあるパターンは「白いこいのぼりを与えられて直接絵を描く」ですが、完全なデータ入稿で、データを岡山のこいのぼり業者さんに送ってプリントアウトしてもらうというもの。2mのサイズになるから何度も「もっと画質のいいデータを送って」とこちらからお願いした学生さんもいて、忙しいのにご協力ありがとうございました!!

で、プリント出力ってそんなに画質がいいものをイメージしてなかったんだけど、これが思ってた以上にきれいに出てて。
吊るされる前に撮影したこいのぼりを特別にいくつか紹介。

基礎デ2年の三芝さんの作品
●タイトル:たきのぼり
●制作コメント:「鯉の滝登り」、滝に登りきれなかった魚たちだって、竜になれるかもしれないとおもう。
 
 

日本画3年の滝澤さんの作品。
●タイトル:ベジ恋!のぼり
●制作コメント:子供達には好き嫌いせずに、色々なものを食べてのびのびと成長して欲しいものです。
 
 

彫刻2年・須藤さんの作品。
●タイトル:錦鯉
●制作コメント:こいのぼりというと川で泳いでいるような鯉ばかりで高級魚である錦鯉はなぜかいない。おめでたい場面には錦鯉は必要と思った。

工デ4年の恵比寿さんの作品。
●タイトル:赤坂と青山
●制作コメント:対なるものはひるがえり互い違いに姿を現し、天に昇り着く頃には一つの存在であることに気付く。
 
 

映像学科3年・富野さんの作品。
●タイトル:君はすてきな大人になるのさ!
●制作コメント:変わっているけど可愛くておもしろいデザインの鯉のぼりがあったらいいな、と思って制作しました。

 

そうそう。
このこいのぼり達の写真を撮って、ハッシュタグ「#tokyomidtownkoinobori」をつけSNSに投稿し、投稿した画面を芝生広場横のミッドパークライブラリー受付スタッフに見せると「デザインこいのぼりのシール」が一枚貰えます。
実施期間は4月29日(金・祝)~5月8日(日)11:00~17:00で無くなり次第終了だから、欲しい方は急いでね。




以上、といつつ、昨日ツタヤでビデオを大量に借りてきた手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。