「SICF17」に出展するのは、323組の応募の中から選ばれた若手クリエイター100 組。
絵画、立体・インスタレーション、メディアアート、写真、ファッション、アクセサリー…─ジャンルのボーダーを超えた色とりどりの作品は、どれも見る人にたくさんのインスピレーションを与えてくれます。
気鋭のクリエイターに「出会える」アートフェス
「SICF17」のもうひとつの楽しさは、クリエイター本人がブースに常駐すること。ピンときた作品のつくり手にその場で話しかけることができるのって、貴重な機会です。
今回はどんな作品やクリエイターに出会えるのか、出展作品を一部ご紹介。
峰屋だるまさんの制作するだるまは、“伝統と現代を融合し「色々なものがミックスする東京」“がテーマ。伝統文化さえもポップに消費する東京のカオス感が、だるまの頭上にこんもり盛られています。
黒田恵枝さんのこの作品は、顔を覆う行為が持つ「自分を隠して安心する」「隠すことで本性をさらけ出せる」という相反する心理作用がテーマなんだとか。
風邪きっかけでマスクをしたら不思議と心地よさがあって、治ったあともなんとなくマスクし続けてしまう…ってこと、たしかにあるかも。
つちやあゆみさんの「光のオトイロ」は見るだけでも美しいけれど、ぜひ“体験”もしてみるべき作品。
周囲360度にはりめぐらされた透明な鍵盤の上を木の球体が転がって、真ん中にいる人を“光の音色”に包み込みます。
ほかにも、クリエイターのこだわりと哲学が匂いたつ作品や、手元においておきたくなるプロダクトが盛りだくさん。
今年の出展作品については「SICF17」の公式Facebookページでも紹介されているので、ご興味のある方はのぞいてみてくださいね。会期中にはクリエーターをめざす学生に向けたトークイベントも開催されます。
体感できる展示「SICF PLAY 2016」も同時開催
会期中は、審査員のひとりである栗栖良依さんがディレクターを務める「SLOW LABEL」がプロデュースする初のジェラート「SLOW GELATO」の先行販売も。
さらに、過去受賞者の中から参加型・体感型作品をピックアップした展覧会「SICF PLAY 2016」(入場無料)もスパイラルガーデン(スパイラル1F)で同時開催され、足を運んだ私たちを飽きさせません。
今年は長めのお休みがとれるゴールデンウィーク。まだ予定のない日があるのなら、スパイラルまで「新しい才能」と出会いにいってみる、という過ごし方はいかがですか?
▼開催概要
SICF17(第17回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)
A 日程:2016年5月1日(日)- 2 日(月)11:00~19:00
B 日程:2016年5月 3日(火・祝)- 4 日(水・祝)11:00~19:00
※両日程ともに 50 組 2日間ずつ
会場:スパイラルホール(スパイラル 3F) 〒107-0062 東京都港区南青山 5-6-23
入場料:1日券700円/学生無料※SICF ウェブにて要事前登録
SICF17 公式サイト
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