作品制作のためのリサーチとは?3月札幌でレジデンスワークショップ開催

札幌国際芸術祭がリサーチとアーカイヴの手法を学ぶ旅のワークショップ参加者を10名募集する。アーティストにとっての旅とは?アートプロジェクト、作品制作のためのリサーチとはなんだ?この春休み、札幌市のレジデンス拠点に2 週間滞在するプログラムに参加してみてはどうだろう?締め切り間近!

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冬の札幌を旅して、旅の記録からプロジェクトや作品を組み立てる「旅のワークショップ」

札幌国際芸術祭(以下「SIAF」)は3 年に1 度、札幌市で行われる国際的なアートフェスティバル。来年2 回目となるSIAF2017 には、ゲストディレクターに大友良英氏の就任が決まっており、ますます期待も高まっている。
さて、来年の開催に向けSIAFでは、北海道・札幌でのアーティストレジデンスから作品制作やアートプロジェクトに繋げたいとの期待から、アーティストなど(キュレーター、企画、コーディネーターなど実践者および志望者を含む)の北海道・札幌での現地調査活動と制作活動を支援する。

その一環として、今回20 歳から40 歳までのアーティストなどを対象にした、リサーチとアーカイヴの手法を学ぶ「旅のワークショップ」参加者を10 名(北海道拠点5 名、北海道外拠点5 名)募集中だ。このワークショップは、2016 年3 月の15 日間、SIAF 関連施設である札幌市のアーティスト・イン・レジデンス拠点《さっぽろ天神山アートスタジオ》にて滞在・活動を行うというもの。札幌で活動するアーティストはもちろん、ほかの地域で活動するアーティストも札幌に滞在しながら、市内、道内を巡り思い思いのテーマに沿って旅をする。各自の旅の記録などをアーカイヴし、プロジェクトや作品プランを組み立て、最終行程では《SIAF ラボ》が拠点とする札幌市資料館にて成果報告を行うというプログラム。
アーティストが札幌・北海道に滞在して、その土地の風土や歴史などを調査し、場所の特性を活かした作品やアートプロジェクトを制作することで札幌の魅力の再発見につなげたい。



アーティストにとっての旅とは?
アートプロジェクト、作品制作のためのリサーチとはなんだ?


ワークショップ講師にはリサーチベースの制作活動で国際的に活躍しているアーティストを迎え、プログラム日程には講師によるガイダンス、参加者のプロジェクトや作品プランについてマンツーマンで話し合うチュートリアルが組み込まれている。さらに、リサーチや現地滞在からプロジェクトを実践するゲスト・アーティストによるトークとフィールドワークもある。

これらのプログラムを通じて、参加者は自律的に「アートとリサーチ」をテーマに活動することになる。2週間の「旅のワークショップ」はまさに「アーティストにとっての旅とは?」「アートプロジェクト、作品制作のためのリサーチとはなんだ?」を考える時間となりそうだ。

また、参加者は対象期間中、さっぽろ天神山アートスタジオの滞在スタジオ利用料が無料になるとともに、旅を含めた調査研究等にかかる経費が一部を助成される。積極的に活動をしたいけれど経済面がネックという学生にチャレンジしやすいプログラムと言えそうだ。




▼応募要項
アートとリサーチ
北海道の旅とプロジェクトのプランの作成、アーカイブ・ワークショップ


期間:2016年3月15日(火)〜29日(火)
講師(敬称略):
 アーティスト:島袋道浩、サイモン・フジワラ(予定)
 デジタルアーカイヴ:須之内元洋(札幌市立大学助教、研究者)
ゲスト・アーティスト(敬称略):藤木正則、坂巻正美、松本力、永岡大輔
参加者:公募選抜10 名(北海道拠点5 名、北海道外拠点5 名)
助成内容:
・さっぽろ天神山アートスタジオ滞在スタジオ利用料(3 月15 日-30 日)
・5 万円/人(調査研究に係る経費、アーカイヴ作成費用として)
参加者が負担する経費:
・ 会場までの移動交通費
・ 滞在中の生活費(食費など)
公募締切:2016年2月10日(水)23:59
参加応募方法:オンラインの応募フォームから必要事項を入力する。
PC 用
スマホ用
モバイル(携帯)用

>> 詳細はWebサイトでチェック

▼参考サイト
SIAF(札幌国際芸術祭)
さっぽろ天神山アートスタジオ

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