11月24日（月・祝）、朝8時、

ムサビ市ヶ谷キャンパスへ。

到着するなり、会場をバタバタと準備。

これから何が行われるかというと、

日学・黒板アート甲子園®2025の表彰式なのです！

黒板アートについては説明はいりませんよね？
黒板・ホワイトボードメーカーの日学株式会社さんが主催で、全国の中高生を対象とした「2人以上で学校にある黒板にチョークで作品を描く」が参加条件のコンテストです。　
2015年のプレ大会から始まり、現在は中高校生の「メイン大会」以外に「ジュニアの部」「白板の部」「動画の部」の4部門で行っていて、今年は4部門合計281点・166校・1907人の参加がありました。

記念すべき第10回大会ということで、武蔵野美術大学で開催することになりまして。
なぜムサビかはおいおいと。

初回から審査員をつとめるムサビ教職課程・三澤先生は、祝日授業日のため残念ながらビデオレターでコメントを寄せられました。
　
三澤先生と黒板アートには深い関係がありまして。
2008年、中学校の先生から「生徒に本物の美術作品を見せたい」という相談が三澤先生にあり、学生の作品を中学校に持ち込んで鑑賞授業を行ったことから「旅するムサビプロジェクト」（旅ムサ）がスタート。
ちなみに旅ムサは2017年度グッドデザイン賞を受賞しています。

で、「今日から旅ムサやりまっせ！」と告知するために、学生さんが前日にこっそり教室の黒板に絵を描いて、登校してきた生徒を驚かす「黒板ジャック」を始めたところ、メディアやSNSで話題になりました。
「黒板アートを始めたのはムサビ」・・・はかなり言い過ぎですが（笑）、「全国的に黒板アートの存在を知らしめたのは旅ムサ」は多分間違いではないと思います。
なので、記念すべき第10回大会表彰式をムサビで行うことになった・・というわけなのです。

白板の部、動画の部の結果は既に公表されてましたが、黒板の部はノミネート校までしか発表されてなく、この日は最終結果発表日でもあったんですね。1校が欠席されてましたが、全国からノミネート校が出席してました。
　
入賞・優秀賞の発表が終わり、いよいよメイン大会である黒板アート高校生の部の最優秀賞発表！！
最優秀賞は・・・
　

おめでとうございます！！
大宮光陵さんはちょこちょこ訪問してるから、話題が１つできた（笑）
その他の結果についてはこちらをご覧ください。
　
　　　
表彰式に続き懇親会が行われ、午後からは本日の第10回記念メインイベント！

教室に黒板が持ち込まれました。

４つの黒板にそれぞれの学校が黒板アートを描いて、最後は合体してひとつの作品を作ろう！！という初めての企画。
　
んで、ここにシークレットゲストが来てたんです。

黒板アート作家のすずきらなさん！！
　
多分会場で手羽が一番びっくりしてたんじゃないかな。
というのも、すずきらささんはムサビ工芸工業デザイン学科卒で、旅ムサに参加してる頃からの知り合い。

高校などで旅ムサ・黒板ジャックを紹介する時に必ずといいほど使ってるのが

学生時代にすずきらなさんが描いてるシーンで（この頃から圧倒的な画力）、

必ず教室から悲鳴があがるこの衝撃のシーンも含めて。
　
で、大学資料配付コーナーに

この写真を使った看板を置いてたんだけど、まさか来てるとは知らなくて（笑）

「みんなで描こう！黒板アート」という本を2冊出してて、参加生徒さんに聞くとほとんどの人が読んだことがあるバイブル的な本になってました。
いやー、びっくりした。

下書きこそ持ってきてたけど、1時間という短い時間でよくこれだけ描けるなあ・・・。
　
で、合体させたらこうなりました。

制作してる様子をショート動画にしたので、こちらもどうぞ。

あらためて、皆さんおめでとうございますっ！！

　
以上、黒板ジャックといえば、

この写真も昔からよく使ってるのだけど、10年前の油絵学科・小尾先生だと去年気が付いた手羽がお送りいたしました。