トーク!上映!パフォーマンス!岡田裕子会田誠が誘う 現代美術への入口

アート系サスペンス劇場「ゲンダイチコースケ」。超実験的特殊人形劇として2013年に森美術館で開催された会田誠さんの個展「天才でごめんなさい」で上演されたのが、アート系サスペンス劇場「ゲンダイチコースケ」シリーズだった。このたび、この人形劇が、小説になった。10月、青山ブックセンターでトークあり・上映あり・パフォーマンスありの刊行記念イベントが開かれる!

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美術家の岡田裕子さんが主宰・会田誠さんが顧問を務める
超実験的特殊人形劇団「劇団★死期」が小説を刊行


オルタナティブ人形劇団「劇団★死期」のはじめての小説『現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿 第一弾〜銀髪の賢者と油之牝狗(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのびっち)〜』(アートダイバー)が刊行される。

劇団★死期とは、美術家の岡田裕子さんが主宰、美術家の会田誠さんが顧問を務める、超実験的特殊人形劇団。メンバーは必ずしも美術関係者ばかりではなく、子どもや学生、ビジネスマンなど老若男女、職業もさまざまだ。
最近では、2013年に森美術館で開催された会田誠さんの個展「天才でごめんなさい」における公演が好評を博し、この際に上演されたのが、今回、小説化されたアート系サスペンス劇場「ゲンダイチコースケ」シリーズだった。


劇中には、美術用語やうんちくが満載!
美術オタク探偵ゲンダイチコースケが現代美術の知恵比べで挑むというストーリー


「アート系サスペンス劇場」なんて他では聞いたことがない。
内容はというと、美術オタク探偵・ゲンダイチコースケが地獄の学芸員なる怪人に
現代美術の知恵比べで挑むというストーリー。
現代美術の知恵比べとあって、劇中には、美術用語やうんちくが満載だ。

もともと人形劇だったこのストーリー、個性豊かな人形たちの魅力はそのままに、
舞台設定やセリフ回しなどが巧妙に練られた、歴としたサスペンス小説として登場した。
難しい用語には、解説もついているので、小説を味わいながら、
美術を学ぶことができる優れものになっている。



刊行記念イベント開催!
ゲンダイチコースケのハイライト上映・ハイライトパフォーマンス

今回は、そんな本書の刊行を記念して、劇団★死期主宰の岡田裕子さん、そして顧問の会田誠さんが登壇し、劇団★死期の結成の経緯やコンセプト、本書に込められたメッセージ、そして現代美術の楽しみ方を考える。
また、トークに加え、ゲンダイチコースケのハイライト上映、さらにはハイライトパフォーマンスを行うので、お楽しみに!


岡田裕子さんからのメッセージ

幻のような一度きりの公演を重ねてきた、アート探偵ゲンダイチコースケシリーズが遂に小説として書籍化しました。
児童書の形をとっていますが、実はアートのうんちく満載、読めば読むほどに内容深く、現代美術への想いがこもっている一冊です。
まあこの本自体がアート作品と言って過言ではないのではないでしょうか。
多くの美術関係者が力を合わせ、真心こめて作りました。子どもも大人も、楽しみながら学び考えるこの本、ぜひお手に取ってみて下さい。

日時:2015年10月6日 (火) 19:00~21:00+サイン会
料金:1,080円(税込)
定員:110名様
会場:青山ブックセンター本店 大教室
申し込みはこちらから

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