手羽の1週間を振り返る #彫刻神輿 #広報プロジェクト研修 #ムサビ通信 #対話型鑑賞#オチャビ

2024年6月24日(月)

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手羽の1週間の出来事をまとめてお送りします。
活動記録になるから日記って便利。
 

6月17日(月)。
土日の大阪・兵庫出張の振休。
寝てたら1日があっという間に終わった・・。
 
  
6月19日(水)。
午前は広報チームの課内ミーティング、午後は美術館・図書館の打ち合わせ、夕方は100周年の会議と6月以降の手羽の肩書通りの1日。
広報チームは地方相談会や高校説明会で全員揃う日がなく、5月30日に人事異動が発表されてから初めて全員揃う日がこの日でした。それくらいみんな飛び回ってる時期で。
 

6月21日(金)。
彫刻の学生さんから「芸術祭の彫刻神輿の歴史について聞きたい」と連絡があり、インタビューを受けることに。学生さんが冨井先生に相談したら「広報の手羽って人が神輿に詳しい」と言われたそうで。

手羽は大学4年の時に神輿の制作・担ぎ手として参加し、


  • 手羽が作った彫刻神輿

卒業してからも毎年彫刻神輿を見てるから自分以降のことは知ってるけど、歴史なんて全然知らなくて。でも数年に1度学生さんから聞かれるから、そのたびに調べてたら詳しくなった、が正しいかな。
もともとは実技専修科(実専)がやってた神輿を油絵学科・袴田先生の代に彫刻学科が受け継いだのが彫刻神輿の始まりで


  • 大学史史料室より

実専の神輿はこのとおり普通の神輿だったんです。
つまり「伝統なんて変わるもんだ」「理由はだいたいは後付け」ってことで、そういう話を学生さんに伝えました。
 
 
午後、月1でやってる学生募集広報プロジェクト研修の第3回目。
最近、進学相談会で「通信教育課程に通いたい」という生徒さんが増えてるのを広報では実感しています。この2年ぐらいのオープンキャンパスでも通信教育個別相談コーナーはずっと行列ができてるんですよね。
コロナでオンライン授業を経験したからなのか、N高などの影響なのか、(うちの娘もそうだけど)スタサプやYoutubeを使って勉強するのが普通のことになったからなのか、通信教育のハードルが以前よりも下がっているのかもしれません。
なので急遽、通信事務局の東海くんにお願いし、

「18歳のためのムサビ通信」をテーマに、瓜芸さんの話などを踏まえてレクチャーしてもらうことに。
結論を先に書くと「1人で自宅で勉強するのは、ゴール設定ができてないと予想以上に大変だよ」だけど、

実際に高校からムサビ通信に入学し、卒業後ムサビで助手をされてる方にも登壇してもらって、良さと大変さを語ってもらいました。
お二人ともお忙しい中、ありがとうございました!

そのあとは、この研修では恒例となってる

旅するムサビプロジェクト(旅ムサ)を仕切ってる連携共創チームのドルさんをファシリテータ役とした対話型鑑賞!
「いろんな視点・考え方がある」「正解なんてない」ことを知れるし、他の人のほんのちょっとしたつぶやきでさっきまで見えなかったものが見えるようになったりするんで、研修の中でも一番の好評企画になってます。
 
みんなで作品について自由に語ってもらったあとに

「実は作者が来ています」「ええええ!?」ないつもの展開。
今回は大学院油絵を修了された井下さんに作品提供してもらいました。
 
「感じたことを自由に言っていいんだ」と自分のストッパーが外れたところで、違う作品でもう一度。

みんなと作品との距離がどんどん近くなってるのがわかるかしら?
ドルさん、井下さんもありがとうございました!!


6月22日(土)。
久しぶりの土曜日休みなので、いきつけの浜田山の整骨院で電気マッサージ&矯正と、徹底的に体のメンテナンス。
そのあとは浜田駅前からウォーキング。
誰にも教えたくない井の頭線の楽園「浜田山」の変化に、まちを想う - SUUMOタウン
この記事に出てくる店がだいたいわかるくらい浜田山は利用してるけど、駅前を通るのは3か月振りぐらいかな?

井の頭街道沿いにあった叙々苑(唯一あの叙々苑から「暖簾分け」してもらった店という噂)は駅前に移転したんですね。
 
それにしても、

5年前ぐらいからずっとこの看板が気になってるんだけど、誰も指摘してあげないのだろうか・・・。

 
5月23日(日)。
朝8時半に手羽はお茶の水にいました。
目的地は

御茶の水美術学院さんです。
安定の雨。いや大雨。
 
フルネームで学校名をいうことはほとんどなく、普段は「オチャビ」と呼んでいます。


  • 服部廣太郎博士の銅像

1955年に生物学者の服部廣太郎博士が作った歴史ある美術予備校で、いろんな著名人を輩出されており、

オチャビのマークをデザインしたのは卒業生でもある佐藤可士和さんです。

オチャビさんを訪問するのは前に広報にいた時だから15,6年ぶりかな?
まだオンボロ校舎で、建替工事をこれから始めるってタイミングだったような・・と調べたら、新校舎竣工が2008年だから自分の記憶と一致する。
すんごい立派な校舎になっててびっくり。

立地的には東京医科歯科大学の対面。
あ、東京医科歯科大学さんは10月に東京工業大学と合併するから、次来る時は建物に書かれた大学名は「東京科学大学」になってるのかもしれない。
 
んで何しにやってきたかというと、多摩美術大学・東京造形大学・女子美術大学・日本大学芸術学部・筑波大学・武蔵野美術大学の合同美大説明会なのです。

午前中は1階の大きなギャラリーで各大学による全体説明会。


  • 同じテーマの質問にそれぞれ答えていく形。

ムサビは手羽が説明役だったので、この1週間は「多分あの大学はこれを宣伝するだろうから、マウント取るためにこれを言ってやろう」といやらしく想像しながらスライドを作ってました。

ちなみに上記写真は東京造形・河合さんが撮ってくれまして。
話してる時に目が合ったから「(うちのスタッフいないから写真撮って!)」と目線を送ったらOKをくれたんです。すぐに察するところや「手羽はブログ用に横位置で撮る」だったり、当日のうちに送ってくれるしで「わかってるなあ」と。さすが。
マウント取ろうとしてごめんなさい。
 


ちなみに手羽が全体説明会で使ったスライドですが、

今回用にオチャビさんのYouTubeチャンネルをオマージュしたデザインに作り替えたんだけど、

軽くすべった。もっと受けると思ったんだけどなあ・・。
あ、ちゃんとチェックしてますよ。美大愛好家として出させてほしくて。

 
午後からは各大学が教室に分かれて個別相談を中心とした相談会となります。

朝1で会場を設営して、油絵・グラフィックアーツ・視デ・工デ・空デ・基礎デ・デ情の先生方に来てもらいました。

ありがたいことにずっと満杯状態。
あ、「忙しい時は写真を撮る時間なんてないの法則」で、これはだいぶ落ち着いた時の風景ですが。

手羽も急遽欠席された空デの先生の代わりにずっと話してたから、終わった後はノドが死んでました・・。

  
以上、今週はたまった振休を消化させてもらうんでほとんど大学にいません、の手羽がお送りいたしました。
相談会の繁忙期はどうしても週末がつぶれるけど、ちゃんと振休を取れる職場なんで、専任職員採用試験を受けてる方は安心してください(笑)

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。