関西巡業シリーズをお送りしています。
昨日までの話はこちら↓
■全国美術系大学・短期大学合同説明会@大阪港南造形高校に行ってきた
　
　
6月16日（日）午前9時、手羽は

兵庫県立明石高等学校にいました。
1923年に明石市立明石中学校として誕生してるので、去年100周年を迎えた歴史ある高校。
　　　
手羽が明石と聞いて思いつくのは、タコや明石海峡大橋以外だと

「子午線」ですね。
この看板を見て「明石は初めての訪問だと思ってたけど、子供の頃、家族旅行で明石市立天文科学館に行ってるわ！」と思い出しました。父親が社会科の先生だったんで、必ずこういうところには立ち寄ってたんですよ。
　
そうそう。手羽一族・・本名の方ですが・・のルーツは兵庫らしいんです。
なぜ「らしい」かというと、おじいちゃんがあまり家系的なことを語る人ではなかったので父も全く知らず、「兵庫の山奥に『手羽』（本名の方ね）という名前がいくつかある」としかわかっていません。
神戸に住んでた手羽一家は炭鉱の仕事をするために家族全員で福岡県の筑豊に移住し、炭鉱が廃れて神戸に戻ってきてます。父は大学に通ってたから１人だけそのまま福岡に残ったんで、おじいちゃん・おばあちゃん、父の兄弟親戚一同みんな神戸や大阪なんですね。
いまだに新神戸駅を通ると、小2の1月におじいちゃんが亡くなって小学校を途中抜けし、新神戸の葬式会場に着いたら、親戚からお年玉をいっぱいもらえてすごく嬉しかったことを思い出します。
　
・・って、手羽のファミリーヒストリーはどうでもいいのだ。
明石高校の話に戻します。

明石高校はスポーツが有名だし（玄関にはいっぱいのトロフィー）、卒業生著名人だと楽天の三木谷浩史さんやフリーアナウンサーの赤江珠緒さん、Youtuverのエミリンさん、漫画家の原秀則さん、そして彫刻家でムサビ客員教授をされてる棚田康司さんもそうです。
　
もう一つ「明石高校」といえば、があって、

2024年度から「STEAM探究科」ができたんです。
企業や大学等と連携・協働し、アートに関する知識や技術を習得する学びも活かした教育活動を展開し、主体的に新たな価値を創造して発信できる人材を育成するための科で、ムサビのクリエイティブイノベーション学科と非常に相性がよさそう。

でも、今日はそっち系ではなく、

美術科での進路説明会にやってきたのです。兵庫県立で美術科があるのは明石高校だけ。
生徒さんは文化祭終わりの日曜の午前なのに、50名以上の参加がありました。
みんなお疲れのところ、ありがとうございました！

まず手羽からムサビや美大の話。

で、前日の大阪港南造形高校は油絵学科の水上先生でしたが、

明石高校には彫刻学科の保井智貴先生に来てもらいました。
保井先生は東京藝大出身で東京造形の先生をされ、2年前からムサビ彫刻に着任された方で、「彫刻とは？」という話から、ムサビ彫刻の特徴、東京藝大と東京造形とムサビの違いなどをみっちり。

たまたま明石高校出身のムサビ彫刻4年生が教育実習に来てたんで（当日も休みなのに来てくれた）、彼女の作品を紹介したりと明石高校バージョンのスライドを作ってくれてました。
　
10分休憩中に

港南造形から運んできた実技試験合格者作品をみてもらったらみんな興味津々。
　

そして質問コーナーでは手がいっぱい挙がって、おじさん感動。
　
全体の会は12時に終了し、個別相談タイムに突入。
手羽もムサビ全体の相談にのったけど、

保井先生は1時間この状態で生徒さんの相談に対応して、終わったのは13時。
　

明石駅まで保井先生を送って、手羽は高速へ。
この後、大阪のある場所を見に行きたくてレンタカーを新大阪戻しにしちゃったんだけど、時間が押してたから立ち寄らず新大阪駅へ直行することに。

休憩で尼崎パーキングエリアへ。

見た限り、かなり新しい施設なんだけど・・・匂う、匂うぞ、グッドデザイン賞の匂いがプンプンするぞ・・・と調べたら、やっぱり2022年にグッドデザイン賞・ベスト100に選ばれてた（笑）

たまたま見れてラッキー。
そして16時の新幹線で東京へ帰ってきた、と。
　　
というわけで、地方相談会大阪・兵庫編はこれにて終了。
まだまだ地方巡業は続きます・・・。



以上、面倒くさくて昨日は書かなかったけど、明石のホテルに着いた瞬間に大雨になった手羽がお送りしました。
運転中は全然天気は大丈夫だったのに、ホテルに着いて荷物を部屋におろし「さ。夕飯食べに行くか」とホテルを出ようとしたら大雨が降りだして。ちょうどご飯を食べ終わった保井先生とフロントでばったり遭遇し、ずぶ濡れ姿で「いやー、急に雨になっちゃって」と言われた時は罪の意識を感じました。