6月15日(土)、朝6時発の新幹線に乗って新大阪駅へ。
大阪は宝塚大学 宝塚キャンパスの最後の学園祭を見に行ったのが最後だから2018年以来。京都はちょこちょこ行ってるけど大阪は仕事も含めてほんと機会がない・・。
新大阪駅でレンタカーして、目的地へ行く前にちょっと寄り道。
これだけでわかる人も結構いるはず。
ドキュメント72時間「大阪 昭和から続くアパートで」で出てきた白馬荘・乗鞍荘・穂高荘です。聖地巡礼。放送された時みたいにアパート前でだべってる方たちがいて、これ以上近寄るのは申し訳なかったから外観だけですが感動。
ただ、同時に驚いたのがこのアパートの目の前に鉄の作品があって、
これがタムラサトルさんの「大阪マシーン」という作品だったんですね。
タムラさんといえば、国立新美でやった「ワニがまわる」などが有名ですが、現在はムサビ彫刻の非常勤講師をされてます。知らずに作品に出会えた喜び。
んで本来の目的地へ10分ぐらい車を走らせる。
大阪府立港南造形高等学校です。
1984年に普通科併設の専門学科を有する学校「大阪府立港南高等学校」として誕生し、2003年学校改編で「大阪府立港南造形高等学校」となった日本一の造形専門高校。
大塚愛さんや塩田千春さん、原田ちあきさんなどが卒業生。
んで港南造形さんに何しに来たかというと、
「全国美術系大学・短期大学合同説明会」です。
美術系学部・学科を持つ大学が集まる合同相談会で、港南造形主催だけど他高校の生徒さんも参加可能です。
しかし、高校主催の説明会で毎年全国30校ぐらいが参加するのはこの会ぐらいですね。
以前から行ってみたかったので念願叶いました。
1教室を机でバリケードを作って半分にし、2大学が使う形。
ムサビからは油絵学科油絵専攻の主任教授でもある水上先生が参加。
ちなみに京都芸術大学映画学科教授・水上竜士さんのお兄ちゃんです(笑)
30分ぐらいで準備は終わったから他大学を偵察。
とかやってたら開始時間に。
急いで戻る。
やはり関西だと関西の大学人気が強く、お隣の京都精華さんと京都市立芸大さんは
一瞬で埋まってました。
関西といえば、大阪成蹊大学の専任講師としてムサビ彫刻卒の成清北斗さんが着任されていて、会場でばったり会いました。
成清くんは彼が学生時代から知ってて、卒業後も立川などを中心に造形ワークショップを積極的にされてたんだけど、「最近何をやってるんだろ?」と思ってたら大阪成蹊の先生になってた(笑)
毎週土日にオープンキャンパスをやってて今週はこの業務だそう。ムサビの学びを全国に広げてもらえれば。
東京はボチボチって感じですね。常に相談者はいるけど、関西の大学さんほどごった返すことはなく、こちらはタマビさん。
んでムサビ。
水上先生がファインアート全般、手羽はそれ以外という形で担当分けしてました。
あっという間に終了し、撤収。
でも私たちはこれで終わりではなく、参考作品をレンタカーに積んで
アールヌフ造形美術研究室へ。
2015年に開設された美術予備校さんで、art neufとはフランス語で「新しい芸術」の意味。
あ、「あちこち行ってますね」とよく言われるんだけど、うちはこういう地方相談会に合わせて近くの高校や美術予備校を回るぐらいしかやってなくて。他美大さんは1年中挨拶周りをされてますよ。
水上先生から油絵学科の説明や参考作品の解説、そして生徒さんの作品講評をして終わったのが19時。
水上先生はこれで帰京だけど、手羽は翌日にもう一仕事あるんで、高速飛ばして兵庫県の明石へ。
続く。
以上、さすがにヘトヘトで、ホテルのすぐ横のお店で
「明石といえば」なものを頼んで食べて寝ちゃった手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。