6年ぶりに京都精華大学に行ってきた【その1】

2024年3月31日(日)

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3月30日(土)、東海道新幹線に乗車。


  • 初めてWorkPシートを使ってみました。うん快適。


  • テーブルが前に出て傾くのも、ノートPCを使う時には微妙にありがたい。

 
目的地は、

京都です。
2月頭に京都市立芸大さんと京都芸術大学さんの卒展を見に来たばかりだけど、ちゃんとした仕事で京都へ来るのは2018年以来。
31日(日)に京都アートスクール主催の美大合同説明会があるので前入りしのたです。
あ、今日なのでよかったらぜひ。
 
にしても京都はすごい人で。
桜シーズンもありますが、2月の時より、そしてこれまで来たどの京都よりも圧倒的に外国人旅行客が多かった。
タクシーでホテルに荷物を置いていこうとおもってたんだけど、駅前のタクシー乗り場が「雨の日に中央線が人身事故で止まった時の夜」」ぐらいの行列で、あきらめました。あんな光景初めて見た。タクシーで移動を考えてる人は予定を考え直した方がいいかもしれませんよ。
 
んで、荷物を持ったまま地下鉄→スクールバスで向かったのが、

京都精華大学です。
2018年に京都精華大学50周年式典があり、それが仕事で京都に行った最後だったんです。
 
京都精華大学について説明はいらないですね。
「日本最初のマンガ学部を作った大学」でもあるし、

「自由自治」の大学で恐らく美大の中では一番学生さんを尊重し、教職員が対等の立場の大学で、手羽のイメージは「骨太な大学」だったりします。

これまでセイカさんには式典や卒展とかイベント時に来てますが、なにも関係ない日に見学するのは、2010年に第2回美大ブログサミットの時に、桑沢の高橋さんの車で米山さんと一緒に京都入りして、朝1でセイカさんに向かった時以来。もう14年前になるんだなあ・・。

スクールバスが到着するのが本館で、事務棟になってます。

障害学生支援室はずいぶん前からあるそう。どの大学よりも先取りしてる。
 
2階の広報グループへ。


  • オープンキャンパスで使った看板がおかれてたり、


  • 関係者が書いた本がズラリと並んでた。こういうスペース欲しいんですよね

今回は広報グループ長のMさんにアポを取って、グループ長直々に大学案内をしてもらいました。

ムサビ広報のプクシマさんと、なんとタマビ広報のメグリンさんと一緒に。
31日の合同相談会にタマビも参加することを聞いてたので、「30日に京都精華さんを案内してもらうんだけど、一緒に行きませんか?」と声をかけたのです。せっかくの機会なんで。

ここから一気に紹介していきます。
まずは本館の隣にある対峰館。


  • 構内サインはカーブミラーで統一されてました。


  • アニメーションコースの部屋は1テーブルに1台鉛筆削り器が。


  • 主に芸術学部版画専攻、映像専攻、デザイン学部グラフィックデザインコース、デジタルクリエイションコース、マンガ学部カートゥーンコース、アニメーションコースの実習室や工房が入ってます


  • セイカさんはあちこちに脚立があるイメージ


  • ぐんぐん坂を上ります。でもここちよい傾斜加減なので瓜芸やタマビよりも楽(笑)

学内には小川が流れてます。

5号館は日本画の建物。
大好きな空間で、手羽が美大景色15選を作るとしたら、確実に入ります。


  • 巨大な鳥小屋があり、


  • 鶴が飼われてる大学ってセイカさんぐらいのもんじゃなかろうか

やっぱり京都精華さんといえば、まずはあそこに行かないと。


  • キャンプ場みたいなところをさらに上り、

鹿野苑。
はい、京都精華さんは鹿も飼ってるんです。
そこまでの道のりを動画で撮りました。

にしても鹿がいない。
しばらく探して

ようやく発見。自然と同化しててこれはわからん。

鹿さんにサヨナラして、また建物見学へ。


  • 7号館は芸術学部洋画専攻と立体造形専攻、デザイン学部プロダクトコミュニケーションコースの学生の実習棟


  • 洋画のアトリエ。春休みなのにもう描いてる学生さんがいた


  • 隣にあるプロダクトの実習室は同じ作りなんだけどオシャレ

Mさんが「このオンボロの裏側はあまり見せたくないんです」と言ってたけど、京都市立芸大も移転して、どんどんこういう景色が美大から無くなってるから、頑張って残してほしいんですよね。

風光館は芸術学部陶芸専攻、デザイン学部イラストコース、プロダクトコミュニケーションコース、ライフクリエイションコース、建築コースの実習棟。
でも、風光館前の空間が好きだったんだけど、新棟ができちゃってちょっと残念・・。

ちなみに風光館の名前の由来はフランスの哲学者であり思想史家、文芸評論家の「ミシェル・フーコー」じゃないかという噂もありますが、真意は不明です。

風光館を突き抜けるようあるこの巨大オブジェは「地軸」という作品なんですが、この作品が「フーコーの振り子」に似てるからじゃないか、という新説を思いついたんだけど、使ってくれませんか?


  • しかし陶芸専攻の実習室・工房が立派で


  • 窯がこんなに並んでる美大の工房ってそうそうないんじゃないかしら

裏の小川にはいっぱい作品がおかれてました。


  • プロダクトのフロア

この蛍光灯の付けかたは独特。

愛智館は2021年4月に施工した新棟で、国際文化学部、メディア表現学部の様々な授業を行う大小講義室とグループワークに使用できるラウンジがあります。

春秋館は講義棟。


続いては自在館。


  • 主にマンガ学部ストーリーマンガコースの実習室があります


  • ストーリーマンガコースの教室へ


  • オープンの広いスペースを左を3回生、右を4回生という形で使ってるそう

確か元学長の竹宮恵子さんが書いたマンガ学部の教育を語った本だったと思うけど、先生方が窓側の机にそれぞれ座って、編集者に見せるように学生さんがその前に並ぶ形で指導をしてる、と読んだことがあるんです。まさにその形になってる。感動。

ストーリーマンガコースの卒業生が書いたマンガたち。
この量はさすがにセイカさんとしかいいようがない。

何度もセイカさんには来てるけど新しい発見だらけで全然紹介しきれない・・・。
というわけで、続くっ!!!

もちろん

できたばかりのこちらも見せてもらいました。美大の就職課は次回必見です。


以上、夜は飲んだ後、

プクシマさんと豚骨ラーメンを食べたので、今日のムサビブースはニンニク臭プンプンだと思いますが、よろしくお願いいたします、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。