1月26日(金)13時、手羽は
武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスへ。
もちろんこれを見るためです。
■2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[市ヶ谷キャンパス]
●会期:2024年1⽉26⽇(⾦)-28⽇(⽇)
●時間:10:00-20:00
●会場:市ヶ⾕キャンパス
●出展者:造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース
●テーマ:展開図
●⼊場無料・事前予約不要
https://cicl2023.studio.site/
https://twitter.com/cicl_sotsuten
https://www.instagram.com/mau_cicl/
●会期中は下記の企画が開催されます。
◎オープニングショー:
1月26日(金)10:00-10:15@1階デッキ
◎卒業論文発表会:
27日(土)13:00-17:15|28日(日)13:00-17:15@3階302
*市ヶ谷キャンパスに駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
*1月28日(日)午前は、新宿シティハーフマラソンに伴う交通規制のため、市ヶ谷キャンパス前外堀通りの横断が困難になります。来場の際はご注意ください。
市ヶ谷卒展について詳細や準備風景は先日書いたこちらの記事をご覧ください。
■武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス卒業・修了展は1月26日から!
どんどんチェックしていきますよ!
1階のサイネージも会期中バージョンになってました。
到着したら1階受付でパンフレットや注意事項などを受け取ってください。
展示室横のバックヤード通路でも展示してて、市ヶ谷キャンパスも「キャンパス全体がギャラリー」状態なのです。
2階に上がります。
おお。前から1階デッキに「畑」とあってずっとなんだろうと思ってたんだけど、卒業制作だったのか・・。
1、2階は「社会とのつながり」がテーマのフロアなもんで、通常時もオープンスペースになっています。
卒展中もいろんな企画が展開されてて、2階には馬喰町から移転してきた
ギャラリーαMがあり、現在はこちらを開催中。
■開発の再開発 vol. 4 松平莉奈|3つの絵手本・10歳の欲
●会期:2024年1月20日(土)~3月16日(土)
●時間:12:30-19:00
●会場:gallery αM
●入場無料
●ゲストキュレーター:石川卓磨
通常αMは日曜閉廊なんですが、卒展中は日曜も12:30〜20:00で開廊しています。ぜひ。
2階には、大学でも企業でもない余白の場所として「Open Market」というカウンタースペースもあるんです。
詳しくはこちらから。
■市ヶ谷を面白がるひとたち1 – Open Market 草薙 多美さん – | ローカルニッポン | 無印良品
とってもおいしいコーヒーを飲んでいってください。
ギャラリー作ったり店舗を入れたりコワーキングスペースを入れたりは他大学でもできることなので、ある意味「Open Market」は他大学じゃ絶対に真似できない市ヶ谷キャンパスの最大の特徴かもしれません。
んで1階はご存じ良品計画さんとの共創実験店舗「MUJIcom武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス」があり、現在こちらでは
工芸工業デザイン学科インテリアデザインコースの作品展示・販売をやってます。
すごくいい商品が並んでますよ。
そしてもうひとつ、卒展中は
1階デッキ前で「ねづくりや」が移動販売車でお弁当や軽食を売ってます。
ねづくりや代表の鶴元くんは、ムサビ建築学科を卒業後、大学院クリエイティブリーダーシップコース(CLコース)に入り、文京区根津にある築60年の空き古民家を改修した地域開放型シェアハウス「ねづくりや」の運営を始めちゃった人。
CLコース5年目にして、いろんなものがつながりだした感じがしますね。
さて、またビルの中に戻ります。
エレベータフロア撮ってたら、造形構想学部長でもある井口先生がみきれた。
ここからは3階,4階,5階をごちゃまぜに紹介していきます。
平日にも関わらず、確実に去年よりたくさんの方が来場されてましたね。
主任教授の長谷川先生発見(一番右)。
企業の方の来場も多く、先生方は忙しそうに対応されてました。
手羽が個人的に気になった作品をまとめると、
市ヶ谷キャンパスハイパーコミュニティ化計画「MaUZINE ichigaya」。
ちなみに各界で活躍するムサビOBOGを紹介する「MAUjin(マウジン)」というのがあったりします。
今年の市ヶ谷卒展の感想は「いろんな学科の卒展を見てるようだ」かな。
視デ、基礎デ、デ情っぽいものもあれば、芸文だったり空デやファインアートっぽいものもあり。
これは他学科の名前はアウトプット(メディア)やポリシーの名称だけど、「クリエイティブイノベーション」は「意識」だったりするのが影響してるのかもしれません。
鷹の台卒展を見逃した方は、ぜひ市ヶ谷キャンパス卒展に来てみてください!!!
・・・・と、きれいな感じで終わらせないのが手羽です(笑)
初日10時から1階デッキで、
オープニングが行われたんです。
手羽は午前中某所に行ってたんで(後日書きます)この現場は見れなかったのだけど、広報スタッフからの概要報告と一連の写真を見て、すべてを悟りました。
朝、写真編集しつつ、その様子を妄想すると、もう笑いがとまらなくて・・。
以下、広報スタッフの撮った写真から勝手に妄想した手羽の解説ですが、多分7割方はあってるんじゃないかしら。
暇な方だけ読んでください。
学生さん、長谷川主任教授と市ヶ谷チームリーダーの河野さんによる鏡開きです。
よいしょー!
・・・・ん?・・・割れなくね?
えーと、ちょっとカメラ止めてくださーい。スタッフが確認しまーす。
うん、もっと強く叩いてもらわないとダメっすね。
テイク2、いきましょ。
仕切り直して・・・よいしょー!!
・・・ん。栓がモリっと盛り上がっただけで全然割れないんだけども・・。
も、もう1回いきますか。
よいしょーーー!!!(汗)
「スポンっ」
栓だけ抜けたんだけど・・・もうこれでOKにする?
これは「鏡開き」じゃなく「鏡抜き」だ、新しい価値の創出なんだってことにすればOKじゃね?
こうやってイノベーションが生まれるんじゃね?
あ、ダメ?そうですか。
はーい、もう一回カメラとめまーーす。
長谷川先生、やけくそになって叩くのやめてもらえます?
「あ。ちょっといいっすか」
ここで学生さんが登場。
「ボク、鏡開きをやったことがあって叩く場所とかコツ知ってます。皆さん困ってるようなんで代わりにやりましょうか?あ、ちなみに本来はこの行為は『鏡割り』なんですが、『割れる』という言葉が縁起が悪いから『鏡開き』になったんですよね」
おおお。鏡開きのプロ、救世主現る!!
CI学科卒展のすべてを君に託したぞ。
よいしょーー!!!!(祈)
ふたが割れずに、木槌がぶっ飛んだああああ
ここでみかねた彫刻学科出身の山本助教登場。
「木槌じゃなく、ハンマーにしましょう。私、彫刻用のハンマー持ってるんですぐ持ってきます」
すぐにハンマーが出てくる大学ってどういう大学なんだって話ですが、山本さんのハンマーしかこの状況を改善できる道はない。
これこそぼくらの希望のトールハンマー!
よいしょ、よいしょ、よいしょ、よいしょ、ふん!ふん!
・・・ダメだ。
もう何をやりたいのかわかんなくなってきたけど、こうなったら、
3人でダメなら5人、大きなかぶ作戦で井口先生も助教さんも加わって叩くんだ。
よいしょ、よいしょ、よいしょ、ふん!ふん!うんとこしょ、どっこいしょ!
おっ!
割れたーー!!(涙)
というわけで市ヶ谷卒展スタートです!
・・という流れだったんじゃないかと勝手に妄想。
ちなみにフチのタガを緩めないと簡単に割れない造りになってるそうです。
そりゃ木槌で叩いたくらいで簡単に割れるようじゃ運搬できないわけで、落ち着いて考えてみればそれはそうだな、と・・「タガが外れる」とはよく言ったもんで・・。
楽しくて動画にもしてみました。
この「押してもダメならぶっ壊せ」なムサビ的な感じが大好き。
以上、市ヶ谷卒展は
夜8時までやってます!の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。