【美大のあるまち】タマビ×二子玉川ライズ地域連携アートプロジェクト タマリバーズVol.11「ふたこのわたし 真夜中におはよう」に行ってきた!

2022年10月10日(月)

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10月9日(土)、手羽は1年ぶりに

二子玉川ライズへ。
あ、地方の方向けに補足すると、「フタコタマガワ」と読みますが、通称は「ニコタマ」です。

この景色も1年ぶり。

このオサレな街に何しに来たかと言うと、手羽的にはこれしかありません。
タマリバーズvol.11 広場演劇『ふたこのわたし 真夜中におはよう』

<日程> 2022年10月8日(土)、9日(日)
<公演時間> 11:00~/14:00~/17:00~(各回45分 1日3回公演)
<会場>  二子玉川ライズ ガレリア
<料金>  観覧無料 全席指定
<主催>  多摩美術大学、二子玉川ライズ


「タマリバーズ」は、多摩美術大学上野毛キャンパスで学ぶ学生たちが二子玉川ライズ開業イベントにパフォーマーとして参加したことをきっかけに、以降毎年開催しているタマビと二子玉川ライズによる地域連携アートプロジェクトです。2016年度からはPBL科目として、産学連携カリキュラムになりました。今年は第11回公演!

家からニコタマが近いから都合がつけばできるだけ見るようにしてて、今回で手羽が観覧するのは5回目。そのへんのタマビ職員より全然見てると思います(笑)
ちなみにプロジェクトの名前が「タマリバーズ」なのは、「多摩川」と「たまり場」と「タマビ」がかけてあって・・って説明は無粋ですね。 

 
演劇だけじゃなく、町全体を盛り上げるサブイベントもやってます。
まずはそっちから紹介していきましょう。

マップを見ながら移動します。
あ、二子玉川駅は右側にある方が見やすいと思うんだけど、これって手羽だけなのかな。。

「ふたこのわたし」キャラクター「ゆめちゃん」「むっくん」「ドリ」のパネルと一緒に寝相写真を撮って、パネルに記載してある合言葉を集めるとオリジナルシールがもらえる「寝相あつめ」


「ふたこのわたし はみだしあたー!」は、演者さんがあちこちに散らばるショートパフォーマンス。

最初に向かったのが屋上庭園ルーフガーデン4F。
めだかの池があったり、今回初めてきたけど、こんな緑豊かな空間があったのね。

多摩川に生息する魚が飼育されてる水槽。
多摩川は、以前は「死の川」と呼ばれてましたが、下水処理施設の向上によって水質がかなり良くなりました。数値だけで見ると日本最後の清流といわれる四万十川とほとんど変わらず、今はアユがあがってくるほどになってます。

こちらでは演者さんがクイズ大会をやってました。

次に大階段横へ移動。

おお。客寄せをやってた。

ここも初めて来たけど、大階段の裏に二子玉川の歴史パネルがあったんですね。

二子玉川ライズと言っても「??」な人もまだ多いかもしれませんが、私達世代には「二子玉川園から二子玉川タイムスパークになり、最終的にはナムコ・ワンダーエッグになった場所の跡地を再開発して生まれた場所」で通じるんじゃないかと。


  • こちらではパフォーマーさんがニコタマの歴史を面白おかしく紹介。

ちびっこたちも真剣に聞いてた(笑)

さて、そろそろメイン会場のガレリアに向かいますかね。

メインステージは開演中以外は「星空に願いをワークショップ」をやってました。
また、今回初めての試みだと思うけど、

タマビ生によるアートマーケット「たまたまマーケット」をやっていて、

売り上げの一部は多摩川の保全活動に寄付されるそう。これはいい企画。

もちろんタマビのパンフレット類も置かれてた。

開演30分前になったのでボチボチ入場の時間。
コロナ対応で今は完全指定席制。

検温・消毒などをすませ、座席へ。

にしても、

先にやられた・・。
「●●美術大学」という大学は実は全国に6校しかないので(他は美大といってるけど「美術学部」なんです)、5年前ぐらいに小平市さんに「『美大のある市』でアピールしません?」とプレゼンしたことがあるんですよ。


  • にぎやかなパンフレット。

パフォーマーさんをパンフレットで写真紹介するのは初めてじゃないかしら。
(昔あったらごめんなさい)。

そうだ。今年は制作側インタビュー動画がアップされてます。
こちらもぜひご覧ください。

 

さ、いよいよ開演!!

満席になりました。

ん。この演者さんは多分2019年のタマリバーズで手羽が気になってた学生さんじゃないかしら?
今回は主役だ!!


おおざっぱなストーリーを紹介すると、今回の第11回公演は夢の世界が舞台になっています。
夢の世界へと迷い込んだ主人公の「わたし」の前に「夢の住人たち」「闇の住人」「星の子」など様々なキャラクターが現れ、主人公の夢と現実が交錯した世界を表現しています。多分。

手羽が今まで見て来たタマリバーズは全部多摩川やニコタマに関係する話で、こんなに全然関係ないストーリーは初めて。「渡し」から「わたし」を連想・発展させたってことなのかな?

 

にしても、30分間動き回るのにマスク着用しなくちゃいけない演者さんは本当に大変そう。
お客さんと近いから仕方ないけど、しゃべらないし、屋外なんだからマスク無くても誰も文句言わないんじゃないかしら。
やっぱりパフォーマーさんの表情を見たいんですよね。


  • 船も出て来た!!


  • てなわけで大団円で終了

皆さん、お疲れ様でした!!
おっちゃんは頑張ってる美大生を見るだけでウルウルしちゃう。


以上、今回撮った中で一番好きな写真は

演者、裏方、ライズさんのスタッフがみなさんがそろってるこれです、の手羽がお送りいたしました。


今週プレゼン3つやらないといけないけど、まだ一つもスライドが完成していない・・・頑張る・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。