多摩美術大学上野毛キャンパスに行ってきた

普段はポロシャツ+ジーパンで年中クールビズな恰好だから、たまにスーツ着てると「手羽さん、今日は理事会かなにか?」と他スタッフから声をかけられるのに、夏休みに入ったとたん、ほぼ毎日スーツな手羽です。

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というのも、長澤学長と一緒に近隣大学さんなどへ挨拶回りをしてまして(詳しくは明日)。

昨日はこちらへ行ってきました。

多摩美術大学上野毛キャンパス!!

手羽の自宅は、「美大愛好家」「今の仕事」としてすんごく便利な場所にあるんですよ。
女子美杉並キャンパスと東京工芸中野キャンパスは車で15分、桑沢デザイン研究所や新宿サテライトは20分、日芸江古田キャンパスとミッドタウンは30分、東工大大岡山も30分、東京造形とタマビ八王子は高速使えば1時間以内だし京王線使えば、ほぼ乗り換えなし一本で行けちゃう。
実は電車でも車でも一番通うのが面倒なのがムサビ鷹の台で(笑)
そしてムサビを起点にするとそれぞれの場所は2時間・3時間かかっちゃうんですよね・・。

タマビ上野毛キャンパスは家から車で30分ぐらいの場所にあります。
(環八さえ混んでなければもっと早く着くかも)


タマビさんも4月に学長が交代されることを聞いてたので、「早いうちに一度会いましょ」と調整してたんだけど、7月末になってしまいました。

ちょっと手羽も反省してまして。
これだけ日程調整に時間がかかったのは手羽のせいでもあり・・・。

というのも、ムサビだけが新学長であればタマビへ行くのが筋だけど、今回は両大学とも新学長。
となると、どちらかの学長がどちらかの大学へ行くって、ほら、アレじゃないですか。
特に帝国美術学校から分裂して上野毛に校舎を作ったのが(ムサビ的解釈)今のタマビなわけで、同じ立場なのにムサビの学長が上野毛に行くっていうのは手羽にはどうも抵抗があり。
「間をとって、どこかのホテルで会いませんか?」と言い続けてたんです。

でも、長澤学長の「ボクが建畠さんより年下なんだから僕が行くのが筋だよ。維持張り合ってもしょうがないよ」と男前な言葉でトントン拍子に話が進んだ、と。
頑なになってた手羽は恥ずかしくなります・・・。

あ、ちなみに上記写真、左からタマビの建畠学長(昨年度まで京都市芸大学長)、ムサビの長澤学長、そして今回調整役になってくれた、よく私の話に登場してくるタマビの米山さんです。
(米山さんを知らない人は「ムサタマトーク」で検索かけてください)
ちなみにちなみに米山さんも普段は白シャツ+ジーパン姿なので、手羽と米山二人ともスーツってのは、ムサビ80周年イベント以来です(どうでもいい情報)

藤谷理事長も同席され(お忙しい中ありがとうございました)、1時間ほど対談。
ムサタマ、タマムサで頑張らないといけないよね」とお互いに確認。

その後は学内見学へ。
手羽も上野毛にくるのは2年ぶりぐらいだからあそこを見たかったんです。

2014年9月に竣工した演劇舞踊スタジオ。
演劇舞踊デザイン学科開設に合わせて、テニスコートだった場所に建てられました。
手羽もここに入るのは初めて。

1階には約9×15メートルのスタジオが2面あり、3階にもレッスンできるスタジオが2面。

これは2階。
レッスンスタジオも床が黒面で、「ダンスレッスンとかは鏡張り・板張りのスペースでやってるのをよく見るけど、そういう部屋はないの?」と聞いたところ、板張りは足を痛めちゃうので演劇みたいに激しく動く場所としては本当は向いてないんですって。
知らなかった・・。
昔作った「鏡の間」という鏡張り・板張りの空間もあるけど、床を工事する予定だそうです。

演劇舞踊デザイン学科には「演劇舞踊コース」と「劇場美術デザインコース」の2つのコースがあり、略称はそれぞれ「ブヨウ」と「ゲキビ」。
上記写真はゲキビの研究室。

こちらは統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科共有の工作センター。

2年ぶりに上野毛にやってきて一番驚いたのは、「午前中から学生さんがいっぱいいる」でした(笑)
上野毛は造形表現学部(夜間)のキャンパスだったので、今まで午前ってほとんど学生さんがいなかったんですよ。
今は夜間の募集停止をしたため移行期間にあたり、造形表現学部と新2学科が共存してる状態。
画材屋さんがオープンしてる状態を見るのも初めてでした。

教室のことなどもそうですが、「昼間の学生用キャンパス」になるってことは学食などのスペースも以前より必要になっていくということ。
今はこういう車がキャンパス内で営業してましたが新2学科が完成する2年後にはこれだけでは対応できないでしょうし、駐輪場やバイク置き場の問題なども発生してくるんじゃないかと。
いろいろ難しいですね・・・。


以上、別れ際に建畠学長から「手羽さんってペンネームなの?昔よく読んでたんだけど、今はブログ書いてないの?」と聞かれ、米山さんが「今は『手羽美術大学★』ってブログをやってるんですよ。美大作っちゃったんですよ、この人」と余計な情報を教えてドキっとした手羽がお送りいたしました。


今日のまとめ
●タマビ・ムサビ学長公認(厳密には「認識」)のブログとなりました。


よし、手羽美術大学★開設の野望がまた一歩近づいた!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。