【多分50周年】武蔵野美術大学オンライン芸術祭2021「電脳都市・武龍」は10月29日から3日間っ!【サロン風月もよろしく】

2021年10月27日(水)

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いよいよ今週金曜からムサビの芸術祭(学園祭)がスタートします。

武蔵野美術大学オンライン芸術祭2021「電脳都市・武龍」

●会期:2021年10月29日(金)-31日(日)
●テーマ:「MAU 九龍」
●タイトル:「電脳都市・武龍」(でんのうとし・むーろん)
●会場:芸術祭公式web サイト
●入場料:無料
https://twitter.com/MAUgeisai
https://www.instagram.com/maugeisai/


去年の芸術祭はコロナで中止になってしまったので、2年ぶりの開催となります。
東京でリアル開催はまだ難しく今年はオンラインとなりましたが、さすがにムサビの芸術祭だけあって見どころがたくさんあるんですよ。
今日はそれを紹介していきます。
 

とその前に、まずはムサビ芸術祭の歴史から説明しましょう。

ムサビの前身である帝国美術学校が設立認可を受けた1929年10月30日を記念して開催していた「創立記念祭」が芸術祭の源流です。なので芸術祭は10月30日近辺に毎年開催されてるんです。

これは創立6周年記念祭の時の写真で、1935年に撮影されたものなんです。
すごく貴重な写真で、1935年ってことはつまり多摩帝国美術学校(今のタマビ)と分裂した年なんですよ。

昔の「創立記念祭」は大学運営でカリキュラムの一環として行われてましたが(単位も出てた)、その後学生自治による自主的な制作・展示・運営を学生側が求め、学園紛争が起きて2年ほど中断し、1971年に学生運営による「芸術祭」がスタート(再開?)しています。
なので、1930年から続く歴史あるイベントで、「芸術祭は●年から」とはっきり証明はできないのだけど、学生が獲得した今の形の「学生運営」の芸術祭はちょうど今年で50周年なんです。
・・・ということに昨日気が付きました(笑)
手羽が気が付いただけなので「多分」とさせてもらいます。

2019年芸術祭では、3日間で過去最高の6万人以上の来場者数を記録しました。
早稲田さんは18万人の来場者があるそうでそれと比較すると6万人って全然少ないんだけど、早稲田祭が開催される早稲田・戸山キャンパスの学生数が約3万人に対し、ムサビはたかだが4500人なんです。学生数の割合でみた来場者数だと、国内トップクラスの盛り上がりだといっても過言ではありません。

またムサビ芸術祭の一番の特徴は、テーマに合わせた装飾と世界観です。
半年以上前から本気で取り組んで作りこむ構内の装飾はクオリティも高く、ちょっと他の学園祭では見られません。
今年オンライン開催なのでリアルな装飾は見ることができませんが、そこはムサビ生。
WEBでもかなり気合入っているのがすごく伝わってきます。

・・・すいません。正直に謝ります。「オンライン芸術祭」っていうから、WEBでJPEG作品を見せるだけだったり、収録したビデオを流すぐらいの楽勝コンテンツだと思ってました・・・ムサビ生をなめてました・・。

てか・・

オンラインなのになんでセットを組んでるんだ・・・。
これを見るだけでテンション爆上がりしません?

てなわけでここから今年のコンテンツを紹介していきます。
まずはオープニング・フィナーレショー

武龍の世界に入り込んでしまった男の子のお話の映像作品で芸術祭が幕を開け、個性豊かな3団体によるパフォーマンスライブもあります。
ちなみに長澤学長もそこに登場するんですが、かなり注目らしいです。

学長といえば、芸術祭インスタのエフェクトを使ったこの悪ノリ(笑)動画が話題になってます。

サングラスもエフェクトかと思ったら違うのが衝撃で。


次にバーチャル展示
バーチャルSNS『Cluster』上に今年度のテーマである電脳都市をイメージして会場を作っているそう。
Clusterといえば、2020年4月にムサビ生有志がやったバーチャルムサビ展が話題になったやつですね。その時の様子はこちら↓

これが電脳都市になるのか。

バーチャル空間上で工デ・山中先生、視デ・中野先生、視デ・後藤先生による講評会も行われます。


そしてマーケット(作品販売)

GMOペパボ株式会社の「minne の学園祭巡り」「SUZURI の学園祭巡り」に参加しています。
TwitterやInstagramで学生さんが作品の情報を発信してるので、ぜひ「#minne武蔵野美術大学」「#SUZURI武蔵野美術大学」で検索してみて。
あ、芸術祭公式グッズも販売されてます!
武蔵野美術大学芸術祭2021 ( MAUFES2021 )のオリジナルアイテム・グッズ通販 ∞ SUZURI(スズリ)


で、ムサビ生に共通のテーマで制作してもらい対談することでムサビの各学科を理解してもらうMAU colors
ここで予告編が見れます。


・・ムサビは「油画」じゃなくて「油絵」なんだけどなあ・・・。
 

他にもパフォーマンスのオンライン配信があったり盛りだくさん。
ぜひ無駄にパワフルなムサビ芸術祭をチェックしてください。
合言葉は「芸祭にワープだ!」で。


んで、芸術祭に合わせて動いてる企画があります。
それは校友会(同窓会)による、
第9回ホームカミングデー「校友会サロン風月」

昔、「風月」というボロっちい学食があった(手羽がギリギリ知ってる世代)ことに由来として、芸術祭期間に校友が集まる場「サロン風月」をやるようになりました。
こちらも今年はオンライン開催です。

10/29にムサ美埼玉2021記念フォーラムが行われたり、zoomで新常任幹事さんと雑談できたりしますが、やっぱりこれかな。
「スナック風月」

ナビゲーターはムサビ視デ卒で校友会顧問でCMディレクターで東北新社の代表取締役社長になっちゃった男・中島信也さんです。
スナック風月は10月31日 19:00~21:00にspatial.chat で開店します。


ちなみに校友会が昔の芸術祭の写真を校友から集めてSNSにUPしてるんだけど、

さりげなく、オバQが田中紫紋さん、スネ夫が藤井亮さんと広告業界が見たらびっくりなやつが掲載されてました(笑)


以上、手羽の芸術祭の写真といえば、

伝説の手羽先の店「手羽イチロウ」をやったのがもう8,9年前、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。