タマビ×二子玉川ライズ地域連携アートプロジェクト タマリバーズVol.10「タマゾニア〜はじめまして…ガブッ!」に行ってきた! #タマゾニア

2021年10月10日(日)

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晴天の10月9日(土)昼、手羽は

二子玉川駅に来てました。
あ、地方の方向けに補足すると、「フタコタマガワ」と読みますが、通称は「ニコタマ」です。
目的地は、

この景色も2年ぶり。

このオサレな街に何しに来たかと言うと、手羽的にはこれしかありません。
広場演劇 『タマゾニア〜はじめまして…ガブッ!』

●日程:2021.10.09 sat.|10.10 sun.
●時間:11:00~11:30|12:30~13:00|14:00~14:30|15:30~16:00
●会場:二子玉川ライズ ガレリア
●観覧無料 全席指定※開演30分前より現地にて鑑賞券を配布


2011年二子玉川ライズ開業以来、毎年開催している二子玉川ライズと多摩美術大学による地域連携アートプロジェクト「タマリバーズ」で、2016年からはタマビの産学連携カリキュラムPBL(Project-Based Learning)として展開されてます。
プロジェクトの名前が「タマリバーズ」なのは、「多摩川」と「たまり場」と「タマビ」がかけてあって・・って説明は無粋かしら。

今回は記念誌べき第10回公演。
都合がつけばできるだけ見に行くようにしてて、手羽が前回見たのは2019年
タマビ×二子玉川ライズ地域連携アートプロジェクト タマリバーズVol.9「ふたこのわたし」に行ってきた!
で、今回で観覧するのは4回目。そのへんのタマビ職員より全然見てると思います(笑)
ニコタマには買い物で来ることもないんで、去年はコロナで中止になっちゃったから、手羽がニコタマに来るのが2年ぶりってそういうわけ。

パフォーマンスと同時にキーワードを集めると景品もらえるイベント「ニコとフタのもじあつめ」もやってるので、お子さんがいらっしゃる方はちょっと早めに着いてこれをやるといいですよ。

こちらで景品と交換できます。
 


  • 手羽的にはタマビスタッフばかりで居心地の悪い街ではあるのだけど(笑)

参考にしたいのはコロナ対策。
宣言が解除されたといっても商業施設はかなり厳しいレギュレーションでやってるはずで、大学・学生さん側とライズさんが話し合って「この対策をすれば人を集めてパフォーマンスできるだろう」と決めたラインのはず。
なので、これを参考にすれば、卒業制作展とかでもパフォーマンスできるってことでもあるんですよね。

パンフレット。

かわいいキャラクターたち。

さ、いよいよ始まりますよ。


  • 多摩川に生きる魚たちの物語を昔から見守ってきた水主(かこ)がストーリーテラー。


  • 水玉が描かれた傘は卵・産卵・繁栄を意味し、在来種でにぎやかな多摩川


  • そこに外来種ピラニアが現れて 「ガブッ!」 と噛み付いてきたっ!!


  • アカミミガメもやってきた!アユちゃんが危ない!どうする!どうなる!!


  • 全長2mにもなるアリゲーターガーもいる外来種軍団。


  • こうなったらダンスバトルじゃ!!


  • きれいなグッピー姉さん


  • それでも決着つかなくて、次はラップバトルじゃ!!在来種のウグイとタニシも頑張ります!


  • とかなんとかやってたら、ひょっこりタマちゃんがやってきた(笑)


  • ん。川の様子が変だな。どうしたんだろ


  • ん?ん?ん?


  • 汚染していく多摩川。うわああああああああああ


  • 全滅しちゃった・・。


  • 水主登場。

きれいになっていく多摩川。助け合う魚たち。

多摩川は、以前は「死の川」と呼ばれてましたが、下水処理施設の向上によって水質がかなり良くなりました。数値だけで見ると日本最後の清流といわれる四万十川とほとんど変わらず、今はアユがあがってくるほどになってます。


  • 気が付いたら上からもお客さんが見てた

「外来種と在来種」「河川の汚染と復活」というストーリーのこの演目「タマゾニア」は、多摩川の生態系を守る活動をされてきた山崎充哲さんの著書「タマゾン川」から着想を得て制作されています。
山崎さんは今年の5月にお亡くなりになっていますが、
人と生き物つなげ 山崎充哲さん死去 「おさかなポスト」創設、本紙連載も:東京新聞 TOKYO Web
こうやって、学生さんたちが語り部となって、想いがつながっていくといいですね。


  • 魚たちの「生命力」と「共存」がテーマになってて、途中ちょっと感動しちゃった。

個人的には最近のタマリバーズはストーリーがいくつも走るから、小さいお子さんは理解が難しいだだろうなあ、と思ってたんです。でも、今回みたいにシンプルな話だと楽しめるんじゃないかしら。

にしても、30分間動き回るのにマスク着用しなくちゃいけない演者さんは本当に大変そう。
実は手羽は金曜日に

都立総合芸術高校美術科1,2年生対象の大学説明会を体育館でやってきたんだけど、マスクした状態でいつものテンションで50分間話したら、途中から酸欠で倒れそうになりました。
いかに大変かを実感した直後でして。

会話は事前収録してるから、例年よりも音はクリアで聞き取りやすい。それは唯一マスクによる利点(口元が見えない)ともいえるけど、声を出さないんだったらマスク無くても大丈夫じゃないの?とも思ったり。いやー、難しい。なんにしろお客さんとこの距離だとマスクつけるしかないのか・・。

公演が終わった直後に座席を消毒する学生さん。

パフォーマンスをやるにはまだ厳しい状況だけど、芸術を盛り上げるためにも「こういう対策をやれば演劇はやれるっ!」というのをぜひ学生さんからどんどん発信していただければ。

あ、今年は生配信もやってて、アーカイブも残ってました。
残念ながら行けない方はこちらをご覧ください。

ちなみに地元の方は「ニコタマ」ではなく「フタコ」と呼ぶそうです。


以上、口の中が完全にタマビになっちゃったので、もう少しタマビを味わいたくて、そのまま

タマビOBの「和田誠展」も見てきた手羽がお送りいたしました。

この話はまた後日。
月曜の新人職員研修、水曜の授業のスライドがまだできてなくて、日曜の津田塾120周年記念式典の話とか書きたいことはいっぱいあるんだけど、とりあえず水曜まで更新ストップします・・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。