【上野を練り歩く】東京ビエンナーレ2020/2021ファッションショー「being the way」by津村耕佑に行ってきた!【都市を纏う】

2021年8月16日(月)

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8月15日終戦記念日、手羽はアーツ千代田3331にいました。

初めて8月15日に都心を車で走ったけど、警備がすごいんですね。警察車両だらけだった。
 
 
んで何を見に来たかというと、こちら。
東京ビエンナーレ2020/2021

●会期:2021年7月10日~9月5日
●会場:東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア)
●開館時間:各会場によって異なる
●料金:パスポート 一般 2500円 / 学生 1900円個別鑑賞券 一般 500円 / 学生 350円


2年に1度の国際芸術祭「東京ビエンナーレ」で、2020年に開催予定だったけどコロナで延期になり、今年「東京ビエンナーレ2020/2021」として開催されています。
アーティスト・中村政人さんとクリエイティブディレクター・小池一子先生が共同代表。

3331向かいの長谷川ビルに総合インフォメーションがあったのでタブロイドマップを入手。
WEBやPDFもいいけど、やっぱりこういうのは紙が一番見やすいですよね。
開催エリアは大きく「神田・湯島・上野・蔵前」「大丸有・日本橋・京橋・銀座」「本郷・水道橋・神保町」「谷根千・日暮里」「番町・麹町」「その他」の6つに分かれていて、それをいちいちスマホでチェックするのって結構大変で・・。


さ、建物に入りましょ。


  • 検温と消毒して入場。


  • 多分こちらが東京ビエンナーレの実施本部

東京ビエンナーレはエリア点在型のイベントだけど、3331ではまとまって見れるのでありがたい。



  • トナリ「トナリバー」


  • 鈴木真梧「スイート・デモクラシー」



  • タマビの佐藤直樹先生がプロジェクトディレクターとなって、


  • タマビ統合デザイン学科有志とタマビグラフィックデザイン学科有志、


  • それとムサビ視覚伝達デザイン学科有志が出展してました。

こちらはタマビが運営するギャラリー「アキバタマビ21」で、現在の展示は「妄想公園」。ビエンナーレとは連動しなかったのかな?
ちなみに次の展示は
Ordinary than Paradise何事もなかったかのように
●会期:2021年8月29日(日)〜10月3日(日)火曜休場
●時間:12:00〜19:00(金・土は20:00まで)
●作家:北村早紀 吉國元 石原絵梨 赤羽佑樹 中野由紀子

です。

屋外にも展示されていて、




3331から脱出して、本当の目的地である松坂屋上野店へ。


1階のプロジェクトをチェックして、7階へ。

これです。
津村耕佑「都市を纏う」

●会期:2021年8月5日(木)-8月17日(火)
●会場:松坂屋上野店本館7階
●アートディレクション・衣装デザイン:津村耕佑
●クリエイター:津村耕佑、熊田明日香、ヴァネミ(VANEMI)、林陸也、宮入あかね
●協賛:(株)伊勢半本店、(株)宮本卯之助商店、有職組紐道明、(株)カインドウェア、箸勝本店、(株)小山弓具、(株)岡田屋布施、YKK株式会社、川上産業株式会社、(有)浜田銃砲店、クラレクラフレックス株式会社、おりがみ会館、カナヤブラシ産業、(株)池之端藤井、はきもの匠 神田胡蝶
●協力:株式会社大丸松坂屋百貨店、武蔵野美術大学、株式会社良品計画

 

空間演出デザイン学科・津村先生のプロジェクトで、対象地域のリサーチを重ねて、ファスナーや組紐、和紙や扇子等地元の地産品を組み合わせた衣装を展示しています。

展示だけであればもっと早く見にきたんだけど、15日に上野を舞台としたファッションショー「being the way」をやるっていうんだから、そりゃそこを狙っていくしかないっしょ。

13:30定刻。

始まりました。


  • ディレクターの中村政人さんが「いいなー。すごくいいなー」と何度もおっしゃってました(笑)

もちろんこれで終わって「上野を舞台にファッションショー」と言うはずがないけど、知り合いのスタッフに「ほんとにやるの?こんな天気だけどほんとにやるの?」と何度も聞いちゃった。
「やります」と。

ファッションショースタート!!
 

今回は松坂屋上野店から始まり、学問の道を通って湯島天神へ行き、そこから上野公園に向かい、寛永寺到着というルート。
13時半にスタートして寛永寺到着が18時予定ですからね。
かなりの距離と時間を練り歩くファッションショーなのです。

この様子を見ながら、手羽は六本木アートナイト2012で津村先生がやった《AIR CUSHION SHOW》を思い出してました。
あの時もプチプチを纏ったモデルさんが六本木ヒルズを回遊したんですよね。
もうあれから10年近いんだなあ・・。
  

少しだけ様子を動画に撮りました。


松坂屋上野店をあとにして、

まず最初の目的地である

湯島天満宮、通称「湯島天神」
天満宮だから、もちろん菅原道真公を祭神とする神社です。手羽は初めて。こんなところにあったんですね。

天満宮には必ずいる菅原道真公のお使いの牛もこちらに。


  • モデルさんは急斜面の男坂をのぼって入場。

そしてポージング。

スタート時間からも、暑さ対策やゲリラ豪雨対策はかなり検討されてたと思うけど、この日は雨で半袖だと少し肌寒いくらいの気温で。寒さ対策はさすがに想定外だったんじゃないかしら・・。
モデルさんは寒い中、そして足元の悪い中、頑張ってくれてました。

手羽は予定があったんでここでサヨナラしちゃったけど、公式インスタみると

途中でモデルさんが増えてたんだ!
うがーー、最後まで付き合えばよかった・・。


以上、黒子がモデルさんの周りをウロチョロしてて、

「えらい動きのいい黒子だなあ」と思ってみてたら、津村先生だった手羽がお送りいたしました。
ファッションショーは終わっちゃったけど、展示は火曜までやってます。


津村先生と言えば、こちらのラジオ、とってもいい話をされてますよ。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。