ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアムのプレオープンレポートをお送りいしています。
前回までの話はこちら。
■【所沢を再定義する】ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアムに行ってきた【その1】
こっち側が恐らく建物の裏側・・・なんだけど写真を撮りやすいのがこっち側なのでメディアによく出てくるのがこの表情。水辺では小さいお子さんがジャブジャブやってました。
角川武蔵野ミュージアムの角っこにあるのが
角カフェ。
ミュージアムスタッフはユニフォームは着てなかったけど、このマスクを皆さんつけてました。
グランドオープン時には、
ビームスがプロデュースしたスタッフ制服を着用されるそう。
シャツは普段着で着れるなあ。販売してくれないかしら。
繰り返しになりますが、まだプレオープン期間中なので建物全体を見ることはできないし、
ショップもオープンしていません。
隈研吾展のグッズは販売されてたけど、ミュージアムオリジナルグッズはさっき紹介したマスクぐらいしか今のところはないです。(あったらごめんなさい)
グランドオープンが待ち遠しい。
角川武蔵野ミュージアムの話はこれくらいにして・・・あ、そうだ。前回の記事で紹介し忘れたんだけど、
「マンガ・ラノベ図書館」のコンセプトメイキングと什器のデザインは、ムサビ空デOG4人組ユニット「heso」さんが担当されたんですって。紹介し忘れたというか、昨日知りました(笑)
最後にこのムサビネタをぶっこんでおきます。
驚きなのが、ところざわサクラタウンにはこんなものも建立されてます。
武蔵野坐 令和神社!
命名されたのは元号「令和」の考案者と噂される国文学者の中西進先生(元京都市立芸術大学学長)。
通称は「れいわじんじゃ」だけど、正式名称は「むさしのにます うるわしき やまとのみやしろ」だそうです。
ところざわサクラタウンに行った人が神社の写真をアップしてるから「近くに神社も作られたのかな?」ぐらいに思ってたんだけど、おもいっきり敷地の中に建立されてるんです。
こちらも設計は隈研吾さんで、展覧会ではコンセプト詳細が説明されてました。
拝殿の中はさすがに撮影しなかったけど、タイムボカンシリーズ等のキャラクターデザイナーであり、ファイナルファンタジーのビジュアルコンセプトデザインをされた天野喜孝さんによる鳳凰の巨大天井画があり(これは見といた方がいい)、土屋仁応さんによる狛犬(狼?)も鎮座。
狛犬を土屋さんに作ってもらうところがセンスあるなあ、と。
ただ少し気になったのは、この水は川となり、先ほどの水辺につながってる「コンセプト」なんです。
「もともとここが浄水場だった記憶の配置」「昔は手水は川でやってた」などが絡まってるんだと思うのだけど、このコンセプトだと口をすすいだ水が水辺に流れてることになるんじゃないかと・・。
ほんとはつながってませんが、そう読み込むと子供を水辺に入れるのをとまどってしまうんですよね・・。「川で浄化されていく」でいいのかな。
ちなみに武蔵野坐 令和神社はアニメツーリズム協会がやってるアニメ聖地88一番札所なんだそう。
0番札所が成田空港、東京都庁が「88番札所」だそうで、「へー、じゃ2番札所はどこなんだ?」と調べたけど情報が見つからない・・・。わかったのはアニメツーリズム協会理事長は角川歴彦KADOKAWA 取締役会長ってことぐらい。
さて、少しところざわサクラタウンから離れます。といっても真向いなんだけども。
東所沢公園内に角川文化振興財団が管理運営を担う「武蔵野樹林パーク」が開園され、チームラボによる常設展「どんぐりの森の呼応する生命」が開催されてます。
こちらも多分事前予約入場制です。一応手羽も予約していきました。
あ、昼間と夜では料金が倍違うのでご注意を。
ちなみにサクラタウンをブラブラ歩いてから行ったもんで、入口で手首を検温したら「39.5度」と表示されちゃった(笑)この夏場は検温は意味がない気がする・・。
手首を冷やして入場OKをもらい、
大きく揺らすと音がでます。
この形はドングリがモチーフになってるようですが、手羽は途中から遺跡で発掘されたお墓というか「座棺」に見えてきちゃって・・・ちょうど人が一人入る大きさなんだもん・・。
上面に必ずこういう丸いのがあったけどなんだろう?最後の溶接面かな?
これから行かれる方に二つアドバイスを。
入口で渡されるビニール手袋は大人男子には小さく伸縮性がないから、ギューギュー手を入れると
こんな感じに破れます。「全然手が入らないな」と無理して突っ込まない方がいいです。
そしてもうひとつは・・・・これを言ったら元も子もないけど・・・昼より夜をおススメします。言っちゃった。こんな感じになるそうです。
料金は倍だけどね。
最後にもう一度くどいですが。
ところざわサクラタウンと角川武蔵野ミュージアムは現在はプレオープン期間中で、11月にグランドオープンします。
最寄駅のJR東所沢駅もその日に向けて改装中で、
■JR東所沢駅が「本棚」にリニューアルへ 近くに「ところざわサクラタウン」、角川武蔵野ミュージアムも
こんな感じになるそう。
だから、所沢に近い人はまだあまり人がいない、建物ができたばかりできれいなプレオープン中に見に行くのをおススメしますが、遠い方はグランドオープン後の夕方近く狙いで行った方がいいと思います。(個人的な感想です)
ところざわサクラタウンレポート、これにて終了!
以上、「せっかくここまで来たし、今どんな感じになってるのかあそこもチェックしとくか」と
2019年1月に閉鎖された旧 日本大学芸術大学所沢キャンパスを見て来た手羽がお送りいたしました。
これで帰らないのが美大愛好家なんですよ!ここからが本番なんすよ!!
というのも、日大さんの事業計画書を読んでも、所沢市の議会報告書を見ても、所沢キャンパスの跡地利用について出てこないんですよね。気になって気になって。
外から見た感じ、工房とかは利用してる雰囲気はなかったけど、守衛さんも総合学術情報センターのスタッフもいらっしゃるし、野球場の芝もちゃんと刈り込まれてたし、体育館横のクラブハウスらしきところには道着が干されてたし、車も構内に結構な台数が止まってたから、完全に閉鎖したわけじゃなく、地域への貸し出しとか今も何かしら使ってるよう。
(定員を満たしてる)美大っていつもアトリエや工房を使ってるから、連続ドラマや映画の長期撮影がなかなか難しいんですよね。そういう貸し出しにも使ってるんじゃないかと勝手に推測。
ただ、こちらを読むと、
■研究科長より | 日本大学大学院総合社会情報研究科
「日本大学本部所沢校舎(旧総合学術情報センター)」と書かれてるので、「総合学術情報センター」は今は表現として間違いかもしれません。このあたりの情報も全然出てこないんですよね・・。
実は美大愛好家と言いつつ、日芸所沢キャンパス訪問は今回が初めてでした。てへ。
江古田キャンパスは前から何度も行ってるけど、こっちは機会が全然なく。
こういう場所にあったんだなあ・・。
歴史を調べると、バブル期の1981年に開発が発表されたニュータウン「エステシティ所沢」に併設する形で、1989年に所沢キャンパスが開校し、エステシティ所沢は1990年にできてます。日芸さんは誘致された形なのかな。ただ、その開発会社は2003年に特別清算してるから、恐らく開発がストップしちゃったんじゃないかと。
日芸さんの歴史はそんなに詳しくないので、このあたりは知り合いに多い日芸OBOGが語ってくれそうだからボロが出る前にやめておきます。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。