[news] アーティスト・クリエイターの場づくりを応援!創造都市・横浜の取組み

「アーツコミッションヨコハマ」では、新進アーティスト・アートマネージャーなどクリエーターが横浜での事務所開設をする際の助成を受ける団体で現在募集しています。文化芸術創造都市・横浜の理念に合致する活動をアーティスト・クリエーターが行うための場づくりを支援する制度です。

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横浜のアート環境

3年に1度開催される「横浜トリエンナーレ」を筆頭に、もしかすると美大生のなかには「横浜は芸術に力を入れているなぁ」という印象を持っている方も多いかもしれません。

それもそのはず、横浜は、ソフト面でのアート活動、そしてハードとしての空きスペース利用などのまちづくりの両面から、「創造都市」を目指しています。なかでも「アーツコミッションヨコハマ」はそんな横浜のアート活動を支援すべく、今までも助成やアーティスト・クリエイターの力添えをしてきました。

今回、アーツコミッションヨコハマが横浜都心臨海部エリアの活性化を目的に、アーティストの民間物件の賃借する際に助成金を交付することとなりました。
応募に際して「文化芸術創造都市・横浜の魅力向上に寄与する活動を行っていること」が条件として入っていることからもわかる通り、今回の助成金交付も横浜でのアートコミュニティ力をアップすることが目標です。


今回助成を受けられる事務所の新設対象区域は関内・関外地区で、美術館や劇場など文化施設の集う文化交流の豊かな地区です。
美大の卒業制作展の展示などでも使われるBankARTは、「横浜市が推進する歴史的建造物の芸術創造活動利用」として銀行だった建物をアートの場に生まれ変わらせた場所です。急な坂スタジオは横浜市の創造界隈形成事業の一環として元結婚式場の旧老松会館を転用して生まれた舞台芸術の創造拠点、象の鼻テラスは横浜市が推進する新たな都市ビジョン「文化芸術創造都市クリエイティブシティ・ヨコハマ」を推進する文化観光交流拠点の一つです。

創作の支援や発表の機会となる場が集まったエリアなので、事務所を開設するには良い環境と言えそうです。



助成の内容

美術・舞台芸術・音楽のアーティストや映像・メディアやデザインのクリエイターだけでなく、本人は制作しなくともアーティストとともにビジネスをするディレクターやスペース運営者も対象となっています。
また、今回の募集対象「事務所等」には、スタジオ・ギャラリースペース・研究所・アトリエ等の用途が含まれます。
(※主な用途が住居、倉庫などの場合は適用されません。)
新たに制作活動の拠点を探そうとしている人にはチャンスがあるかもしれません。

さて、今回の助成では、移転した物件の月額家賃6か月分、もしくは横浜市街からの移転では200万円、市内からの移転では50万円が支援されます。
第一期は7月31日が締め切り。決定通知は8月下旬、入居完了は9月30日。第一期が予算に満たなかった場合第二期の募集も9月1日~12月25日にあります。
事務所移転の予定のある方、あるいは開設予定のある方、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。


▼詳細はこちら
アーツコミッションヨコハマHP:http://acy.yafjp.org/grants/raise/grants27jimusyo.html

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