【今年のG展は入場無料!】ムサビのゼロスペースがグッドデザイン賞受賞!

2019年10月3日(木)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

合同SD研修終わるまで更新しないつもりでいたけど我慢できずに(笑)


10月2日、日本デザイン振興会が2019年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表しました。
GOOD DESIGN AWARD

で、なんとムサビの9号館1階ゼロスペースがグッドデザイン賞を受賞したのです!
教育施設 [武蔵野美術大学 ゼロスペース]

ゼロスペースは学生さんにとって快眠・・じゃなくて集いのスペースに完全に浸透しています。
ちなみに時間帯によって照明が変わってるの気が付いてました?

ムサビとしてグッドデザインを受賞するのは2017年の「旅するムサビプロジェクト」以来。これは更新しないわけにはいかない。


9号館が建設された時の1階コンセプトは、「就職支援」が重要なキーワードにあり、9号館1階にキャリアセンターができたのはもちろんのこと、学生さんが求人検索できるようiMacを40台設置し、自由に見れる求人票の閲覧スペースもありました。
スペースの全体の写真がないんだけど、

こんな感じ。奥に求人票閲覧スペースがありました。
当時はここがムサビのひとつの売りで、キャンパスツアーのコースに必ず入れてた。

でもここ数年は求人も自分のスマホやMacbookでチェックする人がほとんどで、実は求人票閲覧コーナーもiMacも利用率がすごく下がってたんです。
で、このスペースをどうするか検討するワーキングチームが立ち上がり、当初は「就職説明セミナーで使えるような椅子と机を置こう!」「展示スペースが欲しくない?」「いやいや、大学史を展示するコーナーを置こうじゃないか」などの議論があったのですが、最終的に「ムサビで一番足りてないのは学生さんがゆったりできる場所、居場所だね」ってことでゼロスペースのコンセプトになったのです。

昔の大学は「iMacを40台置きました!」とか「最新鋭の●●を導入!!」とハードを自慢してたけど、今は「居場所を作りました」とサービスを前面に出すようになってて、なんとなく「デザイン」の変化のようなものも感じますね。
また、つい素人は「いろんなことに使えるようにしよう」と考えてしまうのだけど、この一点突破の考え方はデザイナーらしいなあ、と思ったりしてます。

仕事の早いムサビ広報は既に大学TOPページをグッドデザイン仕様に(笑)
ちなみにゼロスペースは今年日本空間デザイン賞Best100(Short List)JID賞インテリアスペース部門部門賞も受賞しています。
 

で終わるとアレなので、美術系大学で今回グッドデザインを受賞した大学を紹介しましょ。

手羽が気が付いたところだと、まずは東京造形さん。
展覧会 [東京造形大学 山手線グラフィック展]

実は申請すると思ってました(笑)


そして東京藝大。
ラーニング・デザイン・プロジェクト [Museum Start あいうえの]

厳密には「東京都美術館、東京藝術大学、アーツカウンシル東京、東京都」なのですが。

ほいで、東京ミッドタウンのデザインハブで昨日から始まったのがこちら。
東京ミッドタウン・デザインハブ第82回企画展
「私の選んだ一品 -2019年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」

●会 期 10月2日(水)~10月25日(金)11:00-19:00 *6日(日)のみ停電のため休館
●会 場 東京ミッドタウン・デザインハブ
●入場料 無料


今年度のグッドデザイン賞審査委員が選んだ、私的なお気に入り受賞デザインを紹介する企画です。


そしてなんと!
GOOD DESIGN EXHIBITION 2019 2019年度 グッドデザイン賞受賞展

●会期:2019年 10月 31日(木)ー 11月 4日(月・祝)11:00-20:00
最終日 18:00まで / 入場は閉館 30分前まで
●会場:東京ミッドタウン各所
●入場無料


今年のグッドデザイン展、略してG展は入場無料なんです!!
これは行かない理由がない。
柴田先生、あざーす!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。