2019年9月6日現在、学校法人武蔵野美術大学が専任職員の募集を行っています。
■学校法人武蔵野美術大学 専任職員募集概要
●雇用形態:専任職員(総合職)〈正職員〉
●募集人員:若干名
●勤務地:鷹の台キャンパス、吉祥寺校、市ヶ谷キャンパス
●採用期日:2020年4月入職
●応募条件:
1)4年制大学卒業以上
2)2020年4月1日時点で、35歳以下(若年層の長期キャリア形成を図るため)
●応募方法
1)マイナビ所定ページよりエントリー
2)応募書類を期日までに送付
●応募締切日:2019年10月14日(月)17:00エントリー完了、10月15日(火)17:00応募書類必着
いい機会なので大学職員・美大職員について、数回に分けてお届けします。
大学によっては職員採用にかなり力をいれてまして、
■学校法人立命館大学職員採用情報
立命館さんはこういうサイトもあります。
ムサビにはないので・・といって手羽が書くとアレがアレなので、公開されている情報の範囲で。
今日は「大学職員になるには」という話。
まず、知らない人は「え?大学職員?誰が受けるのよ(笑)」と思うかもしれませんね。
でも大学職員って公務員のようなイメージなのか、意外と人気業種なんです。
はっきり言えるのは、皆さんがイメージしてるような「いつも5時ピタで帰れて夏休みがいっぱい」な業種ではありません。
確かに通常のサラリーマンよりは休みは取りやすいとは思うけど、学期始めや終わり・年度末・入試などの繁忙期があるし、「若い学生さんといつも一緒にキャッキャ」てなこともないし、子供を溺愛してる親御さんからの問い合わせ電話も増えてるし(察してください)、18歳人口が減ることはわかってるんだから確実に将来性がないオワコンな業種だし、大学によっては年中オープンキャンパスやってるから休日出勤ばかりだったりもします。
でも、わりかし高倍率になるんです。大企業に比べるとかわいいもんですが。
ほとんどの大学で採用率は公開されてませんが、美術系大学で昔からデータを出してたのは今話題の京都市立芸術大学さん。(ここ数年は出していません)
■平成27年4月1日採用公立大学法人京都市立芸術大学職員(常勤)採用試験(事務職)筆記試験合格者発表
■平成28年4月1日採用公立大学法人京都市立芸術大学職員(常勤)採用試験(事務職)最終面接試験合格者発表
平成27年度の応募数は583名、28年度は312名で採用は2,3名。
いろいろ聞いてる限りだと、どの美大もだいたいこんな感じの倍率のようですね。入試志願者数もこれくらいの倍率になるといいんだけど(ぼそっ)
なので意外と大学職員採用試験向けの情報も存在します。美大情報よりもあるんじゃないかな?
例えば、
「大学職員に就職・転職する方法」というサイトを運営してる現役大学職員・山田隆司さんの本はかなり有名です。
逆の言い方をすると、もちろん雇用する側もチェックしてるので、このあたりの質問にフォーマット通り答えてたらダメってことでもあるけど。
ただ。
「大学職員の採用試験を受ける前に知っておくべきデータや大学の課題・用語等【平成28年1月版】」に「3ポリシー」「ナンバリング」「ジョイント・ディグリー・プログラム」などが入ってますが、試験で「3ポリシーとは何か?」と質問される可能性はかなり低いんじゃないかと(大規模大学はわからないけど)。
そんな単語を入職前に知ってるかどうかってそれほど大事ではなく、入職が決まってから勉強すればいいわけで。
あ、せめて「大学生は『生徒』ではなく『学生』」ぐらいは把握しててほしいかな。「生徒」は高校生までなので。
3ポリシーとかは知らなくて当然だからマイナスポイントにはならないだろうけど、「御校の窓口業務に配属されましたら、生徒とコミュニケーションを大事に取りながら」とか言ってたらやっぱ勉強不足というか、気づき不足は否めないっす。教員でも「うちの生徒は」と言っちゃう人がいるけども(ぼそっ)
なので大学専門用語を一夜漬けで覚えるよりも、大学業界の最近の動きを知ってた方が全然いいと個人的には思ってます。
あ、「大学職員のコスパがどうの」などが書かれたサイトもありますが、自分が勉強になるんでいつも参考にさせてもらってるのは、
■大学ニュースクリップ
■大学ジャーナルオンライン
■大学プレスセンター
■カレッジマネジメント
■大学職員.net -Blog/News-
■Clear Consideration(大学職員の教育分析)
■大学職員の書き散らかしBLOG
■大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ
■花岡正樹のnote
■大学について考えるブログ
■新・筆者のつぶやき←試験を受ける人よりも教職担当者必見サイト。
あたりで、ほぼ毎日チェックしています。
また、
大学職員による大学職員のためのフリーペーパー「PU:プレイフル・ユニバーシティ」というものもあります。
最新は2018年12月に発行された第7号でテーマは「大学職員とライフデザイン」。
いつかこれに手羽も出たいなあとずーとずーと思ってるけど願いが届きません・・出してくれなかったら自分で勝手に作っちゃうおうかなあ・・。
また、
■Greenhorn Network - GN - 若手大学職員勉強会
というグルーピングがあり、昔はよく大学職員志望者応援セミナーをやってました。
若手職員がどういうことを他職員と共有したいと思ってるのかを知るにはいいサイト。
もちろん
■手羽美術大学★
も大学職員、特に美大職員目指してる人にはためになるはずです(これが書きたかった)
続く。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。