【i専門職大学改め】情報経営イノベーション専門職大学現地見学会に行ってきた【建設現場に潜入】

2019年8月27日(火)

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8月26日、手羽はスカイツリーの下にいました。

でも、今日の目的地はスカイツリーではありません。
あるイベントを発見して、「これは行くしかない!」と申し込んだのです。

押上駅前で集合し、


  • 住宅街をテクテク歩いて

十間橋を曲がってまっすぐ進むと、目指す場所がありました。

情報経営イノベーション専門職大学なのです!コーフン!!
・・あ。まだ「i専門職大学」と言った方が通りがいいかもしれません。7月にi専門職大学(仮称)から正式名称に変わったばかりなんですよ。
正式校名決定のお知らせ


順を追って説明しましょう。

学問研究中心の大学と職業教育中心の専門学校の長所を取り入れて、「高度な実践力」「豊かな創造力」を目指し、文科省が「短期大学」以降55年ぶりに新しい学校種として2019年に作ったのが「専門職大学」
「企業等でのインターンシップ実習が占める単位の割合を3割から4割」「40人以下の授業」「教員の4割以上を実務家経験者」等のルールがあり、修業年限は4年、卒業すれば学士(専門職)を得られます。

2019年開設の専門職大学は3校でしたが、2020年4月には14校が開設予定で、そのひとつが今回訪問した学校法人電子学園が運営するi専門職大学改め情報経営イノベーション専門職大学というわけ。愛称は「iU(あいゆー)」。
学校法人電子学園さんは1951年創立で日本電子専門学校なども運営されてますね。

(↑広報動画はまだi専門職大学だけど)

ICT×英語×ビジネスを融合させた教育を理念として、アカデミックポリシーは『変化を楽しみ、自ら学び、革新を創造する』。「情報経営イノベーション学部情報経営イノベーション学科」の1学部1学科で入学定員は200名(意外と多いなあ・・)
文科省は実務家教員4割以上と言ってるけど、7割を実務家教員で構成し、640時間のインターンシップ実習を行うそうです。
となってくると企業との連携が必須ですが、連携予定企業は、

NTTデータやNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、電通、東北新社、TBSテレビ/TBSホールディングス、テレビ東京コミュニケーションズ、吉本興業、アサヒビール、花王、ライオン、大日本印刷、日本電気、パナソニック、富士通、セガゲームス、カヤック、チームラボ、CANVAS、ドワンゴ、タクトピア、グリーなど150社以上。すごっ。


で、2020年4月開設に向けて、スカイツリーから徒歩13分ぐらいの場所に墨田キャンパスを作ってる真っ最中で、たまたまWEBチェックしてたら現場見学ツアーをやると知って申し込んだ、と。
「美大として専門職大学が気にならない」といえば嘘になるし、クリエイティブイノベーション学科を作ったから前々からチェックしてる学校でもあるし、美大愛好家としてだと、だいたいの美大、気になる大学は見て回っちゃったんで、最近は大学の建設予定地をチェックして「手羽ならここに正門を作って、こっちに工房作って・・」と妄想する危ない趣味に移行してきました・・。


  • 表玄関はこちらになります。後ろにスカイツリーが見えるのわかるかな?

では、入っていきましょ!


  • 地面を見てください

陸上トラックの跡がまだ残ってます。小学校・中学校の敷地だったんですって。
墨田区・・なんかそういう話を聞いたことがあるけど、思い出せない・・ま、いいや。

キャンパスの完成イメージは


  • 実際は建物はあるんでここまで抜けて見えないだろうけど、スカイツリーをバックに正門が作られたってことですね

キャンパスはこの墨田キャンパスだけですが、

国家戦略特区である港区竹芝に建設中の高層ビル9階にサテライトオフィスができます。
その上層フロア全部がソフトバンクだったり、インキュベーションオフィスができたり、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)が共同研究機関をこの建物に新設するそう。あ、ちなみに学長は現・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授なので、KMDとの連携も想定されてます。

「企業との連携だったり、まだ存在ないものを説明しなくちゃいけないスタッフの方は相当大変だろうけど、毎日ワクワクドキドキしてながら仕事やってるんだろうなあ」と2年前のことを思い出しました。
 

 


  • 工事現場の飯場2階に

大学説明スペースがあって、ここで20分ぐらい概要説明がありました。

「では、早速工事現場見学に出発しますが、ヘルメット着用をお願いします」

ああ、ポーズね、ポーズ(笑)
テレビの災害現場中継中だけヘルメットをかぶる、あれね。はいはい。大人だからわかりますって。
人を入れるんだから、どうせAB工事は終わっててC工事、最後の内装工事をやってるぐらいのタイミン

ガンガンに工事中だった(汗)
本当の工事現場で、B工事ぐらいかな。真横でコンクリはつったり、鉄筋がまだ飛び出してたりしてましたからね。
ヘルメットかぶってないと本気に危ない。


  • この様子を見せるiUさんはすごいなあ・・・。


  • 奥の抜けてる空間でわかりますね。ここが学食になるところ


  • でも、こういう状態を見せるのも面白い。市ヶ谷キャンパスでもやればよかった


  • ここはキャリアセンターとワーキングスペースが一つになった「デベロップメント・センター」


  • 説明されてるスタッフの方はベンチャー企業から転職したそう


  • ここは図書館や自習室


  • キャンパスで一番大きな講義室になるところ

工事中だからの特権が最後にあり、


  • 完成後は学生立入禁止になる屋上にのぼらせてもらいました

花火大会は最高の立地じゃね?

飯場で説明受けてる時はゲリラ豪雨で、外に出るとパタッと雨がやむラッキーな感じでツアーは終了。
暑い中、スタッフの皆さん、ありがとうございました。きっと「大人1人で参加って、あいつ何者?」と思いながら説明されてたんじゃないかしら。

しかし、さっきからちょいちょい目に入る横の建物・・名前になんか見覚えある・・。

すみだ中小企業センター・・・そうだ!千葉大だ!!!

2017年3月に閉館したすみだ中小企業センター跡地に千葉大学が「デザイン・建築スクール」を2021年に開校することは美大ニュースまとめでも何回か紹介してきたけど、偶然見ることができた。
大学建設予定地1日で2つゲットだぜ!


で帰って調べたら、いろんなものがつながりました。
墨田区は2011年に旧区立西吾嬬小学校と旧区立曳舟中学校の跡地約1万8千平方メートルに大学を誘致し、7法人から応募(1法人は途中で辞退)があったけど、条件クリアできる大学がなく一度白紙になっているんです。
旧西吾嬬小学校及び旧曳舟中学校跡地への大学誘致は該当なし
この話、うっすら覚えてます。そうか、ここだったのか。感慨深い・・。
墨田区には大学が一つもないから、念願の千葉大学と情報経営イノベーション専門職大学ってわけですね。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。