【うんこドリルは大賞獲れるのか?!】2017年度グッドデザイン賞受賞展(と旅ムサ展)に行ってきた

2017年11月3日(金)

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2017年度グッドデザイン受賞展レポートをお送りしています。
前回までの話はこちら。
2017年度グッドデザイン賞受賞展(と旅ムサ展)に行ってきた0 #地味ハロウィン

本当は3つぐらいに分けた方がいいボリュームなんですが、会期が5日までなんで一気にお送りします。

まずはメイン会場である地下1階のミッドタウンホールへ。

入場料は1000円。
ですが、今年は大学生以下無料なので学生さんや高校生はぜひ!

こちらではベスト100&特別賞、ロングライフデザインなどの展示がされてて、大物実物展示もあるのが特徴。

ところで。
「グッドデザイン賞」と聞くと、何をイメージしますか?

やはり、グッドデザインというと真っ先に思い浮かぶのが「かっこいいプロダクト製品」じゃないでしょうか。


  • 手羽家の炊飯器が調子悪くて。これいいなあ・・。


  • 薄っ!でもこの薄さでどこにデザイナーが入る余地があるのか、逆に怖くなるプロダクト

こういうやつですね。
手羽もグッドデザイン展を見に行くようになるまで、そういうものばかり展示されてるもんだと思ってました。素人は行っちゃいけない、オサレなデザイナーさんだけがいく敷居の高い展覧会。

「でもね」という話です。

これは「チョコレートブランド [Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)]」ですが、「パッケージデザインがオサレ」ということだけじゃなく、カカオ農家との関係性の改善等社会問題を含んだ課題解決がグッドデザインを受賞してるんです。
「形のないものもデザイン」ってことですね。


こちらは「&(安堵)」というお墓です。
これまでの家族や親族で継承するお墓のシステムは、核家族化や高齢化、少子化や晩婚化で維持・管理が難しくなっています。
「オシャレなお墓のデザインが」ではなく、「死をめぐる現代の切実な問題に正面から切り込んだ革新的なデザインが」グッドデザイン金賞を受賞してるのです。

「オサレなデザインの展示会」をイメージして行くと多分「なんでこれが受賞してるの?」「どこがデザイン?」と絶対に思うはず。
プロジェクトデザイン、ブランディングデザイン、コンセプトデザイン、サービスデザイン、エクスペリエンスデザイン、コミュニケーションデザイン、そしてソーシャルデザイン等など美術の時間にほとんど教わらない「いろんな『デザイン』の展覧会」がグッドデザイン展なのです。

どうしても中高の美術教員はファインアート卒の方が多く、こういう「広義のデザインの考え方」が弱い傾向にあるので、グッドデザイン展こそ中学や高校の美術学習に最適だと思うんですよね。
(川崎総合高校さんはデザイン科全員でグッドデザイン展に来てました)

こちらは長年にわたって愛されてるデザインに送られるロングライフデザイン賞コーナー。

安全帽子もそうですね。
帽子といえば、今の赤白帽子って女子用と男子用があるの知ってました?
女子用は髪の毛をまとめやすいように後ろが大きくなってるんです。変わらないようでいて進化してる赤白帽。でも今の子も「ウルトラマン!」とかやるんだろうか。

個人的には、

スタックできる石巻工房製の展示台足がグッドデザインでした。

以前より数は少なくなりましたが、企業ブースもあります。
またここでは

普段はトークイベントなどを開催するステージがあります。
この時は別会場でやってるグッドデザイン授賞式がライブ配信されてました。
社会連携チームの木反橋くんとアカクマさんもドレッシーな恰好で出席してて、ちょうど「大賞をこれから発表!!」てなタイミング。

緊張の一瞬。2017年度グッドデザイン大賞は・・・・

ヤマハ株式会社による管楽器「Venova」!!
楽器では初めての大賞とのことだけど、うんこドリルが大賞獲ると思ってたから「あああ!!」と会場で大声あげちゃった(笑)

ちなみにこの日も柴田文江先生はかわいい靴をはいてました。

通路に出ると


  • 受賞作品がズラっと。この中から旅ムサ探せるかな・・


  • あ。すぐ見つかった(笑)

会場を出て、ガレリアに行くと、

グッドデザイン商品を購入できるグッドデザインストアが出店してます。大きな「Gまーくん」が目印。

GまーくんのTシャツも購入できます。

ガレリアの外側コートヤードでは、これはグッドデザイン展ではなく、ミッドタウンデザインタッチの一環だけど、

パナソニックさんが「これからの豊かなデザイン」をテーマに先行的に取り組んだデザインのプロトタイプを展示するPanasonic Design 展をやってます。


  • デザイナーの方なのかな。

すごくいい展示なんですが、内容といい、このコンテナといい、なんとなくTDWを彷彿とさせる(ぼそっ)・・。


地下1階の次は4階へ。
通常のエレベータはすんごく混むので、グッドデザイン展期間だけ普段はミッドタウン関係者しか使えない搬入用エレベータが直通エレベータとして使用されます。


  • なのでボタンもこんな感じ。

4階に到着。

ここも人がいっぱい・・。
4階はパネル&小物実物展示が中心。


  • こういうものもグッドデザインなんです。


  • 黒板のように使える壁紙。旅ムサとコラボはいかがですか?


  • こちらは「美術・デザイン教育関係者へ」というメッセージがありました

4階はカンファレンス・会議室フロアなので、部屋が分かれてます。
次はいよいよd会場へ。

というのもここに、


  • 旅ムサパネルが展示されてるんです。ま、メイン会場はデザイン・ラウンジなので「詳細は5階で」パネルでもあるのですが

ちなみにグッドデザインへ申請する際、英語表記が必要で「はたして『旅するムサビ』って英語にするとどうなるんだ?!」という議論をしました。今まで考えたことがなくて(笑)
「トラベリングムサビとか?」
「なんか違うね」
「GOGOムサビはどうだろう」
「それだと『ムサビに行こう』になっちゃうでしょ」
なんてやり取りをし、結局「TABISURU-MUSABI Project」とそのままにし、「Program On Prevalence and Promotion of Art 」という説明にしました。

なにも教育系プログラムやプロジェクトでグッドデザインを受賞したのはムサビだけじゃなく、他にもたくさんあります。この会場は教育系ものが集まってて、


  • コンセプトがデザセンに似てるような

4階から階段で5階に上がり、デザインハブへ。
こちらもグッドデザイン会場になってて、パネル展示のみですが唯一の無料エリアです。

気のせいか、それとも時代を反映してるのか、以前よりも老人ホームやお墓・骨壺系の受賞が増えてるような気がします。(手羽がそういうのに目が行くようなお年頃になったというのもあるけど)


さて、ここまではすべて前置きです(えっ)

デザインハブにある武蔵野美術大学デザイン・ラウンジでは、

グッドデザイン賞受賞記念として、旅するムサビプロジェクト展をやっています。
11月4日(土)は学生による展示解説もあるのでぜひ!!!



あ、授賞式に参加してた木反橋くんとクマアカくんも戻ってきてた。


  • 旅ムサin京都の映像に京都精華の佐藤先生が映ってた。

もちろん入場無料です。

グッドデザイン展って休憩する椅子がないんでずっと見てると疲れるんですよ。
デザイン・ラウンジで休憩するつもりで、ぜひご入場ください。

二人ともおめでとう!!いやー、めでたい!!


ラウンジスタッフ「手羽さん・・・興奮のところあれですが・・」
手羽「へ?どうしたの?」
ラウンジスタッフ「作れっていうから作りましたよ・・」
手羽「・・・・何を?」

ラウンジスタッフが手羽が適当に1分で書いた旅ムーさんを清書してくれた!!
やっぱ持つべきものは優秀なスタッフ。ありがたありがたや。
手羽もイラストレータ使えるようになりたい。

グッドデザイン展もデザインタッチも旅するムサビ展も5日まで。
ぜひ六本木へお越しください。
ただ、トランプさんの来日で週末の都心、特に六本木方面は交通規制だったり駅ロッカー使用不可になってたりするんで、お時間に余裕をもってね。


以上、今日11月3日(金)は鷹の台キャンパスで「ワークショップ発表会:美大生と地域」が開催されますが、導入で10分ほどしゃべることになった手羽がお送りいたしました。
「THEプレゼン」ってやつを学生さんに見せてやります!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中