6月7日(金)、打ち合わせがあったので1週間ぶりに市ヶ谷キャンパスへ。
こちらは研究室。2か月たって生活感が出てきた(笑)
右奥にあるモニタはテレビ会議用なのだけど、鷹の台キャンパス15号館の研究室と常時接続してるので、「あ。あれはどうでしたっけ?」と普通に横にいる人にしゃべるかけるようにやってるそう。
どうしても「接続」というアクションが入ると「電話言葉」になるけど、それがなくなるだけで普段の会話になる。面白いなあ。
んで、夕方にはこういうイベントがあったんです。
クリエイティブイノベーション オープンラボです!
・・ま、早い話、「新学科・新大学院説明会@市ヶ谷」なわけですが、市ヶ谷キャンパスを使った最初の進学説明会であり、ムサビ全体で見ても今年最初の「キャンパス内で行う進学説明会」でもあります。
で、「金曜の夜」「大雨」という人を集めるにはあまりよくない条件だったんですが
これだけの方が来てくださいました。
平日夜開催の1学科の説明会に約100人ですよ。ほんと感謝しかない(涙)
思い起こせば、去年の6月26日にデザイン・ラウンジで初めての新学科説明会を開催してまして、
■【市ヶ谷キャンパス内部紹介!】ムサビ新大学院クリエイティブリーダーシップコース説明会に行ってきた
まだこの頃は「こういうことをやりたいんです」という話だったけど、1年後の今、ほぼそのまま実行してるんだから、ほんと感慨深い。
できたばかりのパンフレットも配布されました。
進行役は山崎先生で、最初のトークセッションは若杉先生。
最初に「クリエイティブイノベーション学科、略してクリべーです」と衝撃の発言。
て、手羽が知らないだけで、新学科ではそう呼ぶことになったのか・・・。
「市ヶ谷キャンパスでこれから起こすこと」などの他に、昨日一番大きい発表だったのが
良品計画さんと進めている協働プロジェクトです。
そのコアとなるのが既に第1弾リリースが出てる市ヶ谷キャンパス1階の「共創スタジオ」で、オープン日も決定しました。
内部完成予想CGも初公開されたけど、近日中に第2弾プレスリリースが出る予定なので詳細は少しお待ちください。すごいこと起きます。
若杉先生が盛り上がってる最中に「ピピピ」と非情のタイマーがなり、プレゼンが強制終了。
「新学科では先生も学生もしゃべりすぎちゃうので、時間厳守でやるようにしてます」と山崎先生。
そしてその山崎先生からも新学科の話。
「このチーズを削る道具は、まさにクリエイティブイノベーション学科がやりたいことを表している」と。
あ、青い紙に描いてるのではなく、プロジェクターの初期画面の青が投影されてるだけです。ここは全面壁がホワイトボードになってるんですよ。
ちなみに鷹の台の新学科棟である15号館の壁もほぼホワイトボード壁になってるんだけど、4月にそうじゃないところに井口先生がおもいっきり書いてしまい、「記念に残すか・・」とそのままになってます。多分20年後ぐらいに「昔、井口先生って人がいて、建物ができた4月に間違って書いちゃったのがこれ」と伝説として語り継がれることでしょう。
見る機会があったらぜひチェックしてくださいな(笑)
続いて、その井口先生。
クリエイティブイノベーション学科の説明。
ここで入学したばかりのクリエイティブイノベーション学科1年生が登場。
実は今回先生含め7人がプレゼンしたけど、一番うまかったのが彼女でして。
最初の発言が「学生は誰もクリべーとは言ってません。略称のCIですね」と若杉発言を全面否定。
ほっとした(笑)
同級生に併願校を調査した結果がこちら。
あきらかにこれまでの美大受験者層と違うのがわかりますね。
「先輩がいないんで自分たちで『セルフ新歓コンパ』をやった」「公園にみんなで本を持ち寄って読書会を開いた」とか、行動力の化身みたいな学生さんばかり。
で、「デザイン思考系のグループワークショップの後、今は
石をモチーフにした絵画授業です」と説明すると、会場からは「えええ(驚)」という声があがったんです。「絵が描かなくてもいい学科じゃないの?」という反応。
するとこう続きます。
「でも絵がうまくなるための授業ではなく・・それも要素としてあるとは思いますが・・どちらかというと観察力を鍛えるための授業ですね」と。
ムサビCI学科と総合大学のそれらとの一番の違いは「アートやデザインの本質をしっかり学べる」であり、それがイノベーションを起こすための「創造的思考力」のベースになる。一般大学ではどうやっても太刀打ちできないところだし、美大の強み。
私たちが想定してた学科・授業コンセプトを完全に理解してくれてる証拠でもあり、先生方も「えっ」と目を見合わせてました。手羽もゾワっとした。
そういえばCI学科の授業最終プレゼンを聞いた広報スタッフが「かなりやばいっすよ。あきらかに他学科生とレベルと違う」と興奮しながら語ってたんだけど、その意味が今回すごくわかりました。この3月まで高校生やってた人が2か月でこのレベルのプレゼンできるって、相当地頭がいい学生さんが入ってきてる・・。
ちなみにタマビの米山さんが新宿で仕事をしてると聞いたんで声かけたら、ほんとにやってきました、そして「うちの学生もすごいけど、この子たち、ほんとやばいね」と言ってた。
「うちの学生もすごいけど」と付け加えるところが米山さんのすごいところ(笑)
次は長谷川先生から大学院クリエイティブリーダーシップコースの解説。
第2タームでは、様々な自治体や企業との連携活動が決まってます。
大学院の必須授業は社会人が受けやすいように5,6限と土曜に固めていて、入学された35名中社会人が18名とのこと。
んで今度は大学院生のプレゼン。
そのあとはキャンパス見学。
ここは7階のビジョンスタジオ(プロジェクトルーム)。
つい前日まで「スタートアップ研究」をやってて、
最終プレゼン後の集合写真です。
一人ひとり「アーティスティック・アントレプレナー」として「儲け」や「人の目」よりも自分がやりたいこと、そして、人からおかしいと言われても自分が信じている社会との接点を考え企画し、60秒で発表するという授業だったそう。「エレベーターピッチ」ってやつですね。
ここから6階。
市ヶ谷キャンパスは、さっきも紹介した良品計画さんとの協働プロジェクト「共創スタジオ」のオープンの他に、
●7月12日(金)・・第2回クリエイティブイノベーションオープンラボ
●7月19日(金)・・ソーシャルクリエイティブ・イノベーティブ
などなど、まだまだ仕掛けていきますんで、どうぞよろしくお願いいたします。「パートナー企業」さんも募集してます。興味のある方はご連絡ください。
おっと、忘れちゃいけないのが今週末開催される鷹の台でのオープンキャンパス!
ぜひ来てください!!
以上、恒例になったイベント終わりの
「米山さんとラーメン」の手羽がお送りいたしました。1時間ぐらい話し込んでしまって、結局米山さんの家まで車で送る羽目に(笑)
しかし、この時間のラーメン+餃子+半ライス、やばいね。
今日は某場所でトークイベントの進行役をやります。
プレゼンデータが全然できてない・・やばいね。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。