【愛・おぼえていますか?】宝塚大劇場と手塚治虫記念館に行ってきた

2018年10月11日(木)

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宝塚大学の最後の学園祭を見るためだけに日帰りで行ってきました。
その話はこちら。
【最後の学園祭】宝塚大学造形芸術学部 学園祭「宝翔祭2018」に行ってきた。その1
【レゴ王に俺はなる!】宝塚大学造形芸術学部 学園祭「宝翔祭2018」に行ってきた。その2


せっかくここまで来たんだから、やっぱりあそこも見て帰るしかないっしょ。
と、大学からバスで阪急「雲雀丘花屋敷駅」までいき、空港とは反対行きの阪急宝塚線に乗る。

そういえば、

東京ではほとんど情報が入ってこないけど、関西では万博誘致で盛り上がってるようですね。

あ、「大阪万博」じゃなくて「大阪・関西万博」なのか。範囲が広い地域名が府名のあとにあるのってなんか違和感があるけど、さんざん関西では語りつくされた議論なんだろうなあ。

なんて思ってたら、あっという間に

宝塚駅に到着。

花のみち。
もともとは武庫川の氾濫でできた自然堤防に松を植えたことで生まれた小道ですが、もちろんここを歩いて向かう先は、

宝塚大劇場!
そりゃ行くっしょ。
「宝塚大学に行ってきました」と周りに伝えたら、絶対的に「宝塚には行ったの?」と質問されるのは目に見えてる。それが地名じゃなくてこの場所だってことは聞くまでもないことで。
途中には


  • こういう銅像や


  • ベルバラもあります。

しかし地名がサービス名ってすごいことですよね。
例えば「草津」と聞いて「温泉」を連想したり、通称が地名だったりするケースはあっても、「宝塚」がそのまま「女性だけの歌劇団」というサービスを表してるわけで。
他にもそいういう例ってあるかな?

ここでわかったことは「あ。結構中まで入れちゃうんだな」ってこと。
よく見る外門でチケットチェックがあってそこまでしかいけないのかと思ってたら、敷地どころか建物の中までスルっといけちゃう。


  • 工事の仮囲いも宝塚


  • 建物の中は豪華!広い!


  • そしてここが宝塚大劇場

さすがにここからはチケットがないと入れないのでガラス越しに撮影。

暴れ川だった武庫川沿岸に人が住むようになったのはたかだか130年ほど前で・・・と、さっきからちょいちょい紹介してる宝塚豆知識はブラタモリからです。
ブラタモリをみて宝塚に行きたくなったってのが大きく、手羽の地域の豆知識のほとんどはブラタモリ。


ただ本当の手羽の目的地は宝塚劇場ではなくて。
ブラタモリでも紹介されなかったこっちです。

手塚治虫記念館!
宝塚大劇場からさらに5分ぐらい歩いたところにあります。ここに前から行ってみたくてね。


  • 火の鳥がお出迎え。この彫刻、よくできてる。


  • 記念館への道にはこういうタイルも埋め込まれてます。

中に入ると


  • 王宮風エントランスホールにはサファイア姫が


  • もちろんアトムも

このチケットで興奮しないマンガヲタクはいない。


  • さっそく館内へ。グッズ展示棚では、鉄腕アトムをはじめとするキャラクターグッズを展示されてます


  • 「火の鳥(未来編)」に登場する生命維持装置をモチーフにした展示カプセルに手塚治虫のゆかりの品や資料が展示されてます。ベレー帽とメガネもあった


  • 何がいいって、基本的に館内撮影OKなんすよ。


  • レオとおっちゃんが自撮り。


  • ジャングル大帝をイメージしたジャングルカフェ

2階の企画展スペースでは「MACROSS:THE ART 1982-2018」という時空要塞マクロス放送35周年を記念した展覧会をやってました。
さっきからちょいちょいバルキリーやマクロスの登場人物が見切れてたのはそのためです。

手羽はファーストマクロス世代(そういう言葉あるのかな?)で「愛・おぼえていますか」世代で板野サーカス世代。未だにふとした瞬間に「♪私の彼は~パイロット~」と歌ってしまうし、変形ロボット好きになったのはマクロスの影響がかなり大きい。でもマクロス7まではチェックしてたけどゼロやFや△は全く見てないのよね・・てかもう35年なのか・・手羽は永遠の28歳だけど。


  • 地下はレトロフューチャーをイメージした世界


  • アニメ制作を体験できる「アニメ工房」


  • アニメ工房の奥には手塚先生!!

つい勢いで春にこの「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ 」を全巻そろえちゃったんです。
あ、このマンガ、エピソード・レポートマンガとしてはすごくいい作品なので、マンガ好きな方は買った方がいいっすよ。

でその中に手塚プロの初期アニメ現場ではこういうロフトスペースで手塚先生が制作してたエピソードが出てくるんです。それを知ってると、なんでこういう場所に手塚先生がいるのかが理解できる、と。
「この手塚先生は、24時間テレビでアニメが放送されてる最中に、それを知らされずラストの絵コンテを描いてた伝説のシーンかな?」と妄想を膨らませることもできます。

 

手羽が一番好きな手塚作品はブラックジャックなので、ほとんどブラックジャック要素がなかったのが残念だったけど、でもマンガ好きな方は一度度行ってみるといいかも。


「さ、念願の場所もクリアしたし、東京に帰るべ」と宝塚駅まで戻り、ホームに止まってた電車に乗る。
宝塚駅は終点で乗り間違える必要がないから、初めての人でも安心。行きと同じ蛍池でモノレールに乗り換えればあっさり空港に到着するし、便利な場所だなー。

でトコトコ30分ぐらい乗ってたら

「終点西宮~。この電車はこの駅どまりです~」とアナウンスが流れたのです。
ん?んん?!西宮駅?!どこそれ?!?!行きにはそんな駅なかったんだけど。


乗り間違って反対方向に行っちゃった(涙)
そこまで気が付かない手羽も手羽だけど、終点だから乗り間違える可能性はゼロだという安心感が・・・でもどういうルートで西宮についたのか未だに謎で・・調べるのも怖くて・・誰か教えてください・・現段階では「火の鳥に連れていかれた」と思ってます・・・。

不幸中の幸いは伊丹空港行の直行高速バスが出てたことで。でも40分以上かかったかな?
早く行動してたから飛行機に間に合ったけど、ギリギリ行動だったらほんと危なかったっす・・火の鳥め。


以上、

夕飯は「お好み焼き&ライス」という、奥さんがいたら絶対食べさせてくれないセットにした手羽がお送りいたしました。
西の人間なんで、お好み焼き食べる時にはご飯は必須。東京の人間はそれがわかってくれない。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。