クリエイティブの幅を広げやすく、挑戦しやすい場所
まずは、人事担当の清水さんからサイバーエージェントの企業紹介。
サイバーエージェントの事業は、インターネットを軸「広告」「メディア」「ゲーム」「新規事業」の4つ。会社の大きな特徴のひとつに“若手から活躍できる”という点がある。
「ゲーム事業部」と「メディア事業部」では、多数の自社サービスを製作してい例えばUIデザイナーで入社した場合、UIデザインに限らず、プランナーと一緒に企画から考えたり、プロモーションのデザインに携わったりと領域を超えて色んな仕事に携わることができまた、、入社1年目から新規ゲームのメインのイラストレーターをしているデザイナーがいたりと若くから活躍できる環境を用意してい。
「広告事業部」では、さまざまな企業の広告を作ることができ、「新規事業部」では、内定者の段階から誰でも社長に事業案を提案し、通れば自ら代表として事業を始められるチャンスがある。
いずれの事業部でも、1年目から責任ある大きな仕事ができるできるチャンスが用意されているようだ。
続けて、今回のメインパートであるインターンシップについてのお話が始まった。
清水さん:“サイバーエージェント イベント” で検索すると、一番上にインターンシップ情報が出てきます。例えば「モックアイアンリーグ」というインターンプログラムは、デザイナーとエンジニアでチームを組んで、ゲームが実際に動くところまで1週間で作るという内容です。ゲーム作りに興味のある方はエントリーしてみてください!
ほかにも、サイバーエージェントが仕掛けるインターンシッププログラムはさまざまだ。そのうちのひとつ、「UI Design Academy(以下、UIDA)」を検索すると、過去にインターンシップで作られた作品をが見ることができられる。
今回のイベントに内定者として登壇した彦根さんのインターン参加当時に作った作品がこれだ。
>> 詳細サイト:https://uidesignacademy.amebaownd.com/posts/4102004
彦根さんはインターンシップに参加する前はUIについてよく知らなかったようインターンシップに参加したことでこのレベルの作品が作れるようになったと聞いて、参加者の美大生たちも興味津々の様子だった。
体験すればするほど、仲間も増えるしレベルも上がる
続いて、自身が体験したインターンシップについて、内定者の彦根さんと漆谷さんが語ってくれ。ふたりは去年開催された夏のインターンシップ「UIDA」に参加したのち、アルバイト型の長期のインターンシップに参加、2019年の4月に入社が内定している現役の美大生だ。
清水さん:インターンシップに参加して、良かったところって何でしたか?
漆谷さん:現場のデザイナー社員と実際のお話をする機会がたくさんあったことですね。現場にいる人が一番新しいことをしているので、その考え方を知れたのは大きかったです。あとはメンターである先輩社員や一緒にインターンシップに参加した仲間と、終わった後も繋がりができたのが良かったです。
清水さん:毎回、参加者同士はインターンシップ期間が終わった後も仲が良いですね。同世代の学生で、しかも同じくらいモチベーションが高い人たちが集まるせいかな。1人で就活を頑張るよりも、そうやっていろんな人と情報交換しながら頑張る方が良いと思います。
おふたりは、インターンシップ中に気をつけていたことって何かありましたか?
彦根さん:とにかくデザイナーさんに質問することですね。煮詰まったら聞くし、煮詰まっていなくても一度見せて意見をもらってブラッシュアップしていくことが大事だと思います。
漆谷さん:学生のうちはプロのデザイナーに自分の作品を何回も見てもらう機会が早々ないですよね。アドバイスをもらったら、すぐに壊して作り直す。これを繰り返すと、良いものが作れるサイクルが速くなると思います。
清水さん:みんな美大生だから「完璧なものを見せたい」という気持ちがあるかもしれないけれど、どんどん社員に聞いてみてもらえたらと思います。ポートフォリオもそうですが、いろんな人の意見を聞いてブラッシュアップしていくと、一番速く効率よく良いものができると思うので。
漆谷さん:デザイナーの方とか人事の方にお会いする機会があったら、私は絶対にポートフォリオを持って行くようにしています。その時にコメントをもらって、直して、直して‥‥、って現在8冊くらい作っています。早い段階から何度も作り直すのがオススメです。
インターンシップは、そもそもやるべきなのか
酒井:BAUS編集部の酒井です。僕は美大で教員をやっているんですが、よく聞かれるのが「インターンってやったほうがいいんですか?」ということ。行かなくて良いんじゃない、と学生同士が話しているのを聞くこともあります。
彦根さん:私は去年、まだ就職活動を何もやっていない状態で、しかも急いで作った、本当に残念なポートフォリオを持ってアドバイス会に参加したのがきっかけでした。でも、そうやって最初の一歩を踏み出すことが大事で、やり始めるとどんどんポートフォリオも出来上がり、そうするとまたインターンシップに参加しようっていうモチベーションも上がる。必ずとまでは言いませんが、参加すると良いと思います。
漆谷さん:まずは何でもいいからインターンシップを探して、日程が合うイベントにどんどん応募して、それに合わせて動く。自分の意識を変えるためとか、作品を出すためとかでも良いので、参加することが大事だと思います。
清水さん:私たちも「まずは、会社を知ってほしい」という思いから、インターンシップを開催しています。実際にユーザーに刺さるサービスを作るのは本当に難しく、壁にぶつかる時があると思います。それを“どういう仲間と乗り越えるか”がとても大切だと思うんです。
サイバーエージェントはよく「文化祭の前日みたいな会社ですね」と言われます。例えば、文化祭で自分がお化け屋敷をしたくなくても、すごく仲の良いメンバーと作ることになったらワクワクしますよね。辛いことや難題があっても、「この人と一緒だったら頑張れる」という社風をインターンシップを通じて、そ知ってもらいたいです。
実際に内定者のふたりも、インターンを通じてサイバーエージェントについて知り、サイバーエージェントの社風を好んで入社を希望してくれたので、いろいろな企業のインターンシップに参加して、それぞれの会社の社風を知ることは本当に大切だと思います!
まずは何から、どう手をつければいいの?
イベントの最後は、3人を囲んで座談会形式のトーク。飲みながら、食べながら、近い距離だからこそできる、リアルなお悩み相談が行われた。
会場のあちこちで耳にしたのが、作品やポートフォリオ作りと就活の両立の難しさだ。制作に集中すると就活がおろそかになってしまうし、反対に就活に集中しようとしても、作品数が少なければポートフォリオが埋まらない。
この矛盾に対して、「作品が多いとかえって見るのが面倒という人もいますよ」と彦根さん。とりあえず参加し、ポートフォリオを見せて意見をもらうこと、また現段階では内容が薄くても、改良を重ねて最終的に良いポートフォリオになれば、”伸び代が大きい”という風に見てもらえるという。
また「インターンシップや就活の情報はどこで手に入れていたか」などの基本的な質問も。漆谷さん曰く、学校の研究室から紹介してもらう、就職やインターンシップに詳しい教授に聞く、インターン情報サービスを掲載しているWEBサイトを見る、などをしていたとのこと。
「インターンシップで一番多いのは2〜3日間のプログラムです。一度、1dayのイベントに行くだけでも、その後に人事の人がインターンシップの開催情報をメールで送ってくれるので。人事の人と繋がれると心強いですよ!」と、参加者にアドバイスを送った。
イベント終了後も参加者同士で連絡先を交換しあったり、登壇者に話しかけに行ったりと、大いに盛り上がった今回のイベント。「インターンシップに対して何となくのイメージしかなかったので、今日聞いて、一気に具体的になった」「自分のやりたいことが決まっていなくても、何となくやりたいことに近ければインターンシップに参加した方がいいのかなと思った」「今日は近い距離で話が聞けてよかった。自分から知らない世界に踏み入れることが大事!」などなど、まさに就活生の背中を押すきっかけとなったようだ。
深く考えすぎるより、まずは、第一歩を踏み出す。少しでも気になったら、まずは気軽な気持ちでエントリーしてみてはいかがだろうか。
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▼サイバーエージェントの会社説明
https://www.cyberagent.co.jp/careers/students/cybrary/
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サイバーエージェント
2004年からブログを中心とした「Ameba」を開始し、アバターサービス「アメーバピグ」やコミュニティサービス、キュレーションメディアなど、インターネット産業の変化にあわせて、形を変えながらメディアサービスを提供。2016年からは今後の成長分野として注目される動画事業「AbemaTV」をスタート。2009年から開始したゲーム事業は、主力タイトル7本、他数十本のスマートフォン向けゲームを提供している。
https://www.cyberagent.co.jp https://www.cyberagent.co.jp/careers/news/detail/id=21653
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写真・田川優太郎 文・井上結貴 編集・上野なつみ
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