恒例となった美大ネタまとめ。
前回8月11日以降で手羽の気になった美大の話題をまとめて紹介します。
「いろんな美大情報を調べて、手羽美術大学★開設の参考にしよう」というテイです。
この2週間で大きな話だと、昨日発表された二つの記事ですね。
やはり最初はこちら。
■首都大学東京の名称変更について
■「知名度低く就活で不利」…都立大の名称復活へ : 読売新聞
知名度が低いと思わないし、むしろ就活では「日本で唯一の『大学』が最後につかない大学」とネタ効果もあったと思うんですが。「都立大」って普通すぎません?
ちなみに27日に関係者(在学生、卒業生、保護者、教職員、企業・研究者など)を対象とした説明会を開催するそうです。
■大学名称に関する関係者説明会開催のお知らせ
名前が元に戻った大学って今まであるのかな。あ、嵯峨美術大学さんがそうかな?(厳密には嵯峨美術短期大→京都嵯峨芸術大学→嵯峨美術大学)
2つめがこちら。
その首都大学東京の客員教授をされてた平田オリザさん関係。
■学長に作家の平田オリザ氏…兵庫・豊岡に4年制の県立専門職大学が開学へ - 産経WEST
■神戸新聞NEXT|教育|演劇学ぶ初の国公立大 平田オリザさん学長に
■県が豊岡に専門職大学…21年春めど : 読売新聞
平成33年に開学を目標としてるのが演劇を専門的に学べる国内初の公立大学「国際観光芸術専門職大学(仮称)」。「文化・観光創造学部文化・観光創造学科(仮称)」の1学部1学科(定員80名)で2年目から「観光地経営コース」と「文化創造コース」に分かれます。1年生は原則全寮制ですって。
こちらの基本構想見ると、
■兵庫県但馬地域における専門職大学基本構想(案)の概要
いやー、かなり流行りのキーワードを盛り盛りされてるなあ、と。
演劇といえば、
■日中演劇系大学の学生が共演、演大連第6弾は「ecstasy~方円の恍惚~」
9月6日から9日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストで上演されます。
東京演劇大学連盟(通称・演大連)は桜美林大学、玉川大学、多摩美術大学、桐朋学園芸術短期大学、日本大学の5校で構成されています。
演劇系ってすごく狭く濃いカテゴリーで、新規参入された某演劇系学科の試験日程に古参大学さんがあえて日程をぶつけてきた・・なんて話もあるくらい。
それでいて競合校が関西にひとつ増えたってことですね・・。
タマビ演劇といえば、
■多摩美演劇舞踊デザイン学科卒業公演で、柴幸男の「英雄」「運命」を上演
タマビ演劇舞踊デザイン学科第2期生の卒業制作 演劇公演が発表されました。
タマビつながりだと、
■下水道、アートで理解 都が多摩美大とコラボ:日本経済新聞
渋谷マークシティにこういうカラフルなやつが1日限定で設置されるとのこと。
カラフルといえば、
■朝日教育会議|東京工芸大学「人をつなげる・色で伝える〜工学と芸術の可能性〜」
いくつかの大学が「朝日教育会議」というのをやるんですが、東京工芸さんは色に関する内容で、野口くんをはじめ、さかなくんも登壇します。
ちなみに面白いなーと思ったのは■二松学舎大学さんは明治大学文学部教授の齋藤孝さんが登壇するんです。なぜ自大学関係者じゃないのか・・。
この朝日教育会議には京都精華さんも参加しています。
■朝日教育会議|京都精華大学「グローバル化された世界における「表現」の未来 」
こちらは10/20(土)に京都市内で開催。京都の大学で唯一参加が京都精華さんなんですね。
京都精華さんってことだと、
■純粋な少年、熱量込め描く アニメ「ペンギン・ハイウェイ」
監督の石田祐康さんは京都精華大出身。
「いくつかの大学が」ってことだとこちら。
■学生目線で街活用 建築系23大学の60人が富岡で合宿|文化・イベント|上毛新聞ニュース
関東 建築合宿2018という取り組みなのですが、どこの大学の学生さんが参加してるのかどこにも書いてなくて・・。
たくさんの大学が連携して活動してるのが、
■京都文化、台湾で紹介 ミュージアム連携14大学
「京都・大学ミュージアム連携」は、大谷大学博物館、京都外国語大学国際文化資料館、京都教育大学教育資料館まなびの森ミュージアム、京都工芸繊維大学美術工芸資料館、嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学附属博物館、京都産業大学ギャラリー、京都市立芸術大学芸術資料館、京都精華大学ギャラリーフロール、京都造形芸術大学芸術館、京都大学総合博物館、同志社大学歴史資料館、佛教大学宗教文化ミュージアム、立命館大学国際平和ミュージアム、龍谷大学龍谷ミュージアムによる連携組織です。
■学芸員と美術品の“放浪”は続く…改修計画白紙で出前講座に美術品貸し出し、滋賀県立近代美術館の苦悩(1/2ページ) - 産経WEST
滋賀でこういう問題が発生してるそうですが、京都・大学ミュージアム連携各大学が100点ぐらいをグルグル回せば2年間ぐらいは余裕で時間をかせげるような気もする。
学芸員絡みだとこういう記事も。
■シリーズ:これからの美術館を考える(4) 「学芸員」という概念を解体しよう|美術手帖
もひとつ美術館関係だと、
■美術館の整備について|相模原市
展示といえば、
■防護服着用「風評増幅」 福島市設置子ども像に批判 - 読んで見フォト - 産経フォト
京都造形教授のヤノベケンジさんの作品。
ヤノベさんが謝罪声明を発表したり、
■《サンチャイルド》の設置について
市長が市民からコメントを求める形になってます。
■サン・チャイルドの設置に関する市長コメント
パブリックアートの難しさ。
京都造形さんといえば、
■京都の職人と新進デザイナーがコラボレーション 京都職人 HANDS storeを開催 - SankeiBiz(サンケイビズ)
東急ハンズ新宿店で京都造形芸術大学 京都伝統文化イノベーション研究センターによる京都の最新トレンドと伝統が融合した商品の販売やワークショップなどが2018年8月30日(木)~9月17日(月・祝)まで開催されます。
手羽が京都で撮ったアレですね。
イベントといえば、2つ続けて紹介。
■大学院生と修了生の展覧会「TOHOKU CALLING 大学院レビュー」9/7(金)〜18(火)アーツ千代田3331
●会期:9月7日(金)〜18日(火)
●時間:12:00-19:00
●会場:アーツ千代田3331 B104 ギャラリースペース
●入場:無料
東北芸工さんの展覧会。
・・ん。リリース文がことごとく2017年になってるなあ・・。
●応募資格:30歳以下であれば、プロ、アマチュア不問
●応募条件:オリジナルの造形作品であれば「フィギュア」「ジオラマ」「創作人形」「プロップ」や「マスク」「アクセサリー」等
●応募締切: 10月12日(金)18:00までにメールにてエントリー
●副賞:金賞(賞金5万円)、銀賞(賞金3万円)、銅賞(賞金1万円)●展示会場:大阪芸術大学スカイキャンパス (あべのハルカス24階)
●開催期間:2018年10月14日(日)~10月28日(日) 月曜休館
大阪芸術大学キャラクター造形学科フィギュアアーツコース主催による取り組み。
取り組みといえば、
■技術の有効活用! 「駅への道順」をプロジェクションマッピングで誘導 - コラム - Jタウンネット
こちらは九州産業大学・ソーシャルデザイン学科専任講師の岩田敦之先生による「関門海峡花火大会 ガイドプロジェクション」。その手があったか!気が付かなかった自分がちょっと悔しい。
ちょっと悔しいといえば、この2つの早稲田さんの活動。
■キットカットをありえない方向に割る機械 ~早稲田建築 転換展~ - デイリーポータルZ
■早稲田大学 企業の経営課題を学生目線で解決するインターンシップ
美大では普通にやってるアプローチだったり手法なんだけど、早稲田さんだと記事になるんですよね・・・。
てなわけで最後はこの展覧会をご案内します。
■東京ミッドタウン・デザインハブ第74回企画展ゼミ展
●会期:2018年9月1日(土)~9月24日(月祝)会期中無休・入場無料
●時間:11:00-19:00
●会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
●主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
●参加校(50音順):京都工芸繊維大学、慶應義塾大学、女子美術大学、多摩美術大学、東京藝術大学、東京工芸大学、東北大学、法政大学、武蔵野美術大学
美大やデザイン専門学校以外でもデザインが学べる大学や学校が増えてきていて、それぞれの学校で学生たちが実際にどうデザインを学んでいるのかを見せる展覧会。
詳しくは後日紹介します。
・・ん。東京造形と桑沢はいないのね・・。
以上、あかりちゃんの夏休み宿題のゴールがまだ見えない手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。