2月9日(金)、ムサビ学科試験が終わったところで、立川駅南口徒歩8分の場所にオープンする
多摩エリア初、都内最大級のファブスペースであるものづくりと創業の学び舎「Tschool〔ツクール〕」のオープニングセレモニーに社会連携・ABさんと行ってきました。
今日はそのレポートを。
Tschoolは、(株)まちづくり立川さんが開設した地域活性創業支援施設。
まちづくり立川は、立川駅南口の商業者6人が地域の活性化を目的に2014年3月に設立した株式会社で、これまでブース型シェアオフィス「KODACHI」、コワーキング型シェアオフィス「TXT」、クラウドファンディング「FAAVO東京多摩中央」などの活動を行っています。
そしてTschoolの「T」 には、地域としての「T O K Y O」「T A M A」「T A C H I K A W A」 、機能としての「T O O L」「T E C H」「T E A M」という想い、そして「school」に「ものづくりの技術や知識を学び合う場」という意味が込められているそうです。
式典は2月9日2時9分の「ツクる」の日時にスタート。
・・・とさらっと書きましたが、行く前に
手羽「なんで2929にこだわるんだろ?肉の日?ニクニクしいって意味なのかな?」
ABさん「・・ツクるって意味しかないでしょ」
手羽「あっ・・・」
なんてやり取りがあったことは秘密の方向で・・。
一番近い「モノづくり」の教育研究機関はムサビであり、期待されています。
あ、会場には電気通信大学さんもいらっしゃってました。
いよいよテープカット!
そしてオープン!!
さ、中に入ってみましょう。
ツクールは2フロア合わせて250㎡の施設で、1階は約110平方メートルの工務空間、2階は貸し出しブース、コワーキングスペースなどの事務空間を備えてます。
このデジタルファブリケーションエリアには、これらのデジファボ系機材が7台あります。
最新の機材がそろってるからそれはそれですごいんだけど、あえて悪く書くならば「ファボラボ?ああ、こういう機械がそろってるところっすよね?」と誰もが思いつくもの。
むしろ手羽が「これは本気だな・・」と思ったのは、最新の電子加工機以外の
縫製エリア。
「工業用筒型上下送りミシン」「革すき機」など9台がそろってるの。
同じロゴを使っても、プリントと刺繍では全然印象が変わるというか、「本物感」が違うんですよ。
ちゃんとした布の加工までできちゃうファボラボって他にないんじゃないかしら。
そしてさらに何がすごいって、
一番驚いたのがこの塗装エリア。
こんなちゃんとした塗装ができる施設は都内ビルのオシャレなファボラボじゃ絶対に無理だし、モノづくりの人の本当に欲しい機材を知ってるなあ、と。
「モックアップだけじゃなく、ここから小ロットながら『製品』を作りだして地域活性化させるんだ!」という強い意識が伝わってきますね。
ちなみに技術面でのサポートは、国立市のシェア工房「Chika-ba」の利用者支援で実績のあるアトムガレージさんが担当されます。
2階にあがると、
式典で使ってた空間は通常時「コラボレーションエリア」として利用するスペースで、いわゆるコワーキングスペース。3Dプリンターも数台ありました。
「こだわりをカタチにしたい」「ものづくりで人を喜ばせたい」「何かをはじめてみたい」「自分らしく生きていきたい」人はぜひTschoolさんをご利用ください。
式典が終わり、「あ。そういえばこの近くだったなあ・・・」と思い出し、ある場所へ。
JRの線路下を通る長い地下道。
視デ・齋藤先生を中心にあるプロジェクトをやってて・・・多分1年後ぐらいにはなんらかの情報を出せるかな?それまでお楽しみに。
立川駅とは他にもあるつながりができるんですが、それは多分1か月後ぐらいに言えるかな?
以上、多摩モノレールを見ながら、「今年も学科試験の国語にムサビ日記を出典に使ってくれなかったなあ・・・いつになったら使ってくれるんだろ」と思いながら家路を急ぐ手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。