【正月とクリスマス】しめ飾りワークショップに行ってきた。

2017年12月23日(土)

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手羽は10年前から「Merry Christmau!!」というムサビ関係者用の挨拶を浸透させようとしてるのに全然流行る気配がありません。
たった一言「メリークリスマウ!」とつぶやくだけでいいのになぜやらないのか。みんなでやれば恥ずかしくないのに。
24日でも25日でもどっちでもいいから。そのへん適当だから。あ。これ、ノルマだから。


昨日12月22日の午後は、女子高生のようにずっとメールをチェックしながらこちらへ。

調布市にある文化会館たづくり。

館内はすっかりクリスマスモード。
11階に上がるとそこに

市民の方が様々な活動に使えるスペース「みんなの広場」があり、横には創作室・・つまり美術室や図工室などがあります。
そこで、

調布市内や近隣の大学、調布市と相互友好協力協定を結んでいる大学と連携して各校の専門性と特色を生かした講座を行う「ちょうふ市内・近隣大学等公開講座」でムサビがワークショップをやったので、そのレポートを。

去年から協力するようになり、昨年は調布市に昔住んでいた遠藤彰子先生、それと長澤学長の公開講座を行いました。
「今年も2講座お願いしたいが1講座ワークショップものをやってもらえないか?」と相談があり、「あ、ちょうど民俗資料室でしめ飾り展もやるし、棚橋さんが以前しめ飾りワークショップをやってたなあ」ということで「しめ飾りをつくってみよう」をやることになったと。

これは棚橋さんが作った見本ですが、クリスマスリースにも使えるんですよ。時期的にバッチリでしょ?

こちらは民俗資料室から借りてきた見本。美しい・・・。

こちらが棚橋早苗さん。
以前は視デの助手さんをされてたんで、その頃からの付き合いです。
現在はフリーのデザイナーや非常勤講師をされてますが、ソーシャルデザインやコミュニケーションデザインを専門とされてて、ツリーハウス作ったり、地球永住計画やってたり、それでいて「グレートジャーニー 人類の旅」展(2013)の公式ガイドブックをデザインしたり、まさに私たちからすると「THE 視デ」という感じの方(笑)


  • 視デと芸文3年生4人がサポートに入ってくれました。ワラに悪戦苦闘する図

「年末だし、しめ飾りがいいじゃん。ワラなんてすぐ手に入るっしょ」ぐらいな結構軽いところでテーマを決めたはいいけど、なかなか藁集めが大変な作業で。販売してるしめ飾り用のワラってそれ用に作ってるですよね。
棚橋さんのツテで調布市のJAさんや八王子のNPOさんから頂くことができました。

時間がないのでさっそくワークショップ開始。

時間的にかなり厳しいものがあったんだけど、

これは受講生の方が作った作品ですが、短い時間でここまでできるとは思ってなく、手羽ちょっと感動しました。しかもうまくできてる。ここから装飾していけば立派なしめ飾りになります。

棚橋さん、学生さんもお疲れ様でした。


そして、手羽は渋滞の中央道を走らせ

クリスマスイルミネーションが華やかな六本木ミッドタウンへ。
1時間遅れでデザインハブの定例会議に出席し、もろもろ報告。


その後、デザイン・ラウンジでみんなで持ち寄っての忘年会兼クリスマスパーティ。
私たちは「デザインパブ」と呼んでて恒例企画になってます。

手羽は3,4年前から「テレビで見た、半円チーズの塊の上部分をヒーターで温めてデローンととろけるやつがやりたい!」と叫んでたんだけど、なかなかこれが高く。調べるとヒーターが4,5万円するんすよ。ただこれだけのために購入するには高すぎる。
毎年「チーズがデローンのやつやりたいよー」とダダをこね続け、こね続け、とうとう夢がかないました。

ラウンジスタッフがヒーターを自作してくれたんです。
手に入らなければ作るだけ。クリエイターの原点というか鏡だね!
そしてここでこれが「ラクレット」というものだと初めて知りました(えっ)

さすがに予算上半円チーズは買えなかったけど、池袋のチーズ専門店で買ってきたチーズだそう。
嬉しすぎる!!
てか手羽の自腹なんだけどね。「デローンやってくれるならお金出す!」と。

しばらく温めると表面がブクブクしだした!きたんじゃね?これ食べ時じゃ?

デローン!!
こ、これ!これに憧れてたの(涙)

スタッフ「やっぱ最初は手羽さんが食べなくちゃ。夢だったんでしょ?」
手羽「み、みんな。ありがとう。手羽の要望に応えてくれて(涙)こんな素晴らしいスタッフにめぐまれて手羽は幸せだよ(涙)」
スタッフ「ほら、そんなこと言ってるとチーズが冷めちゃうでしょ。早く食べてくださいよ」
手羽「う、うん。(むしゃむしゃ)」
スタッフ「どうですか?」
手羽「・・・・・あんまりおいしくないね」

衝撃が走りましたね。「え?それこのタイミングで言う?大人が?!」な空気が。
このチーズ、臭いが強いんですよ。あ、ブルーチーズは全然大丈夫なんです。むしろ大好き。でもこれは発酵臭が強くて、例えるならなんだろ。漬物樽のたまってる汁みたいな臭いというか。

みんなはうまいうまいと食べてて、どうやら大人でワイン好きな人は大好きな味らしいっす。
だって手羽はおこちゃま口なんだもん。ハンバーグはびっくりドンキーのハンバーグが一番好きだし、プリンもプッチンプリンが好きだし。

ミッドタウンのクリスマスイルミネーションもあと数日だけ。
ミッドタウンマネジメントさんは誘導係として外で3連チャンで立ちっぱなし業務だそうで、お体に気を付けてください。

ちなみにラクレットは表面をどんどん削るから、だんだんヒーターとの距離が出てきちゃうのね。自作マシンには自動調整機能なんてないから、食べるとその分上に上げないと適温を保つことができない。

以上、戒めのようにかさ上げにムサビ日記が使われてたことは見てみないフリをした手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。