恒例となった美大ニュースまとめ。
前回7月30日以降、手羽が気になった美大の話題をまとめて一気に紹介します。
「いろんな美大情報を調べて、手羽美術大学★開設の参考にしよう」というテイです。
まずは改組の話題。
■文星芸大:技術より感性重視 来年度コース改編、多彩な人材を /栃木 - 毎日新聞
来年4月から現行の「アートスタディコース」を「地域文化創生コース」に改編、それに合わせ現行のアート専攻は「総合造形専攻」に改編。
改組ネタだとこういうのもあります。
■平成30年度開設予定の大学の学部等の設置届出一覧(平成29年5月分)
東京農業大学が「デザイン農学科」を開設するそうです。
「デザイン農学科って、野菜を切ると断面が顔になってるとかを発見する的な?」と思ってたら、
日本をはじめ世界各国で直面している食料問題、環境問題、資源・エネルギー問題などを俯瞰的に捉え、生物素材や農の多面的機能に注目し、それらを利用した機能的な製品や食品そしてシステムのデザインを通じて、持続的で快適な社会づくりに貢献できる人材を養成する。
※ 仮称 2018年4月 開設予定
ということでした。デザインは奥が深い・・。
次に職員の募集
■学校法人東京工芸大学の新卒採用・企業情報|リクナビ2018
東京工芸さんが新卒職員の募集。
ちなみにアンケート等でよく「資本金」を聞かれて困ってたんだけど、「学校法人のため資本金はなし」と書いていいことにこちらで発見しました。
あと困るのが「従業員数」なんですけどね(大学職員あるある)。
募集ってことだとこういうものもあります。
■留学生向け美術予備校の講師募集!(行知学園美大受験コース)(ネットTAMキャリアバンク @nettam_jp)
①以下の大学の在学生、卒業生歓迎!
東京藝術大学(芸術学科)※選択科目「小論文」で合格している方
武蔵野美術大学(芸術文化学科/映像学科)
多摩美術大学(芸術学科)
②以下の大学院の修了生歓迎!
東京藝術大学(デザイン/メディア映像/アニメーション/建築)
武蔵野美術大学(工芸工業デザイン/空間演出デザイン/デザイン情報/映像)
多摩美術大学(プロダクトデザイン/環境デザイン/情報デザイン)
文星芸術大学(マンガ)
京都精華大学(マンガ/アニメーション)
東京工芸大学(マンガ/アニメーション)
大阪芸術大学(アニメーション)
美大受験留学生向けの講師の募集。しかもかなり限定されてる(笑)
でも、今回のムサビオーキャンもそうだったし、タマビや東京造形のオーキャンでも感じましたが、アジア系留学生の受験相談者がすごい勢いで増えてますね。
タマビの話題を3つ。
■草間彌生さんの美術館、10月オープンへ
建畠学長はお忙しい方だなあ・・・。
■野田秀樹が監修する“旅する文化ムーブメント”「東京キャラバン」が京都に!:時事ドットコム
■トウガラシは野菜? 「幸せの国」ブータン人の大好物: NIKKEI STYLE
臼田香太さんはタマビ芸術学科卒。
■4億本を売り上げる、ガリガリ君。「おいしい」「楽しい」「元気」を叶えたデザイン(1) | デザイン情報サイト[JDN]
楠原美夏さんは「多摩美術大学デジタルデザイン入学」と書いてるけど情報デザイン学科のことかしら。
高橋俊之さんは桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒で「もしかしてこれは桑沢さんの広告記事なのかな?」って疑っちゃうくらい、よく書けてる記事ですね。
このつながりで東京造形さんネタ。
■香港にアート界のスイーツ王子 香港展示に合わせ海の生き物も
アート界のスイーツ王子・渡辺おさむさんは東京造形卒。
タマビ・東京造形といえば、
■町田にブリヂストン美術館の研究施設 ラーニングプログラム導入も
「施設周辺に美術大学を含む学校が点在する立地特性を踏まえてアートの活動拠点となる機能も導入」ってことはタマビ・東京造形・女子美さんあたりになりますね。
そうそう。これらの大学が関係するネタだと、
■美大生たちが公共地下歩道の風景を変えていく様子を生で見られる「Pillar Art コンペティション」 - MdN Design Interactive
女子美、多摩美、東京造形、武蔵美、藝大の5校×各2チーム、計10チームが参加してます。
藝大といえば、
■“クローン文化財”のみの展示会 東京芸大が3Dプリンターなどで再現
という話題が。
東北芸工さんネタは2つ。
■文芸学科の学生作品を中心に発表する電子書籍レーベル「文芸ラジオブックス」がスタート!
■TOHOKU CALLING
●会期:2017年9月19日(火)〜30日(土)
●時間:12:00~19:00
●会場:アーツ千代田3331 B104 ギャラリースペース
●入場:無料
●関連イベント
◆オープニングトーク「Tohoku Calling」
・日時:2017年9月19日(火)18:00~19:00
◆対談「嗚呼東北が招んでいる・・・~僕たちが東北山形で建築デザインを学ぶ理由~」
・日時:2017年9月30日(土)18:00~19:00
東北芸術工科大学の大学院生と修了生の展覧会です。
東北つながりで、
■横手で秋田美大のアート事業 市民講座で「地域醸造家」募集
その他もろもろまとめて。
■萌えキャラで産学連携!宝塚大学東京メディア芸術学部メディアデザイン領域・マンガ領域が共同で擬人化キャラクターをプロデュース。新宿マルイ メンに展示|宝塚大学 東京メディア芸術学部
■名画衣装のコスプレ楽しむイベント=徳島県鳴門市〔地域〕:時事ドットコム
京都造形さん。
■10年後の「移動道具」を2日でデザインせよ…名古屋芸術大学がワークショップを開催 | レスポンス(Response.jp)
片岡祐司先生も木村徹さんもムサビOBだったりしますが。
■第9回全国高校生現代アートビエンナーレ —絵画・イラスト—
どうしても「今話題の倉敷芸術科学大学さん」となっちゃいますね。
■東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートデザイン決定・発表
内田尚登さんのデザインに決定。
■美術大学と体育大学 夢破れても潰しがきくのはどっち? - ライブドアニュース
「ふーーん」な内容。
最後に美大に関係ありそうでなさそうで、なさそうでありそうな記事をまとめて紹介します。
■クリエイターのハローワーク ものづくり業界と職種がわかる本
モノをつくって生きていく仕事にはどんなものがあって、どうすればその職業に就けるのか、60の職業の70人のクリエイターに取材した本。
グラフィックデザイナーや漫画家などオーソドックスなものから、デザイン専門学校教員、背景作家、 玩具プランナー、特殊メイクアーティスト、鍛鉄家、アートマネージャー、刀鍛冶などなど。
■[第21回]文化庁メディア芸術祭作品募集概要
募集期間は2017年8月1日(火)~ 10月5日(木)日本時間18:00必着です。
で、第20回の受賞作品展は
■平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展
●会期:2017年9月16日(土)~9月28日(木)
●会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、東京オペラシティ アートギャラリー 他
●入場料無料
となってます。
■学校を超える、自分も超える ナレッジキャピタル超学校 デザイン的視点で企業の歴史を探り、普遍性と時代性という視点でひもとくシリーズ「デザイン学校」 開校決定:時事ドットコム
概要を説明しようとしたけど、タイトルで全部わかっちゃいますね(笑)
■世界のエリートが「美意識」を鍛える根本理由 | 今週のHONZ
「フィナンシャルタイムズの2016年11月13日版に掲載された「The art school MBA that promotes creative innovation(美術大学のMBAが創造的イノベーションを加速する)」と題した記事でも、いわゆる伝統的なビジネススクールへの出願数が減少傾向にある一方で、アートスクールや美術系大学によるエグゼクティブトレーニングに、多くのグローバル企業が幹部を送り込み始めている実態として報じられている。」
だそうです。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。