【就活シリーズ第二弾】美大生だった僕も一度やってみたかった!〜面接外でのアピール方法〜

前回の〜演技派就活生のススメ〜では、勢いとノリで最終面接まで進んでいた印象がありますが、実は裏で入念な情報収集をしていたニッパシ!いつの時代も同じだと思いますが、合否を左右するのは企業研究と、就活のルールを心得ているかが重要なポイントだと思います。そこで今回は、就活のルールに焦点を当てて、ニッパシが独自で編み出した「面接外でのアピール方法」を実体験とともに公開したいと思います!

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笑顔の作り方はウイスキーのイーで口をキープ!

就活の基本は好印象な笑顔を作ること!と就活情報誌では度々書かれていますが、いきなり就活風の笑顔をやれと言われても、僕はうまく出来ずに悩んでいました。そこで笑顔の作り方をネットで検索をしていた時に、「簡単笑顔の作り方!ウイスキーのイーで自然な笑顔を!」的な記事に出会いました。
口だけイーとか逆に不自然でおかしいだろう!と最初は完全にバカにしていたのですが、いざ面接で緊張をしてしまった時に、笑顔をキープするのは至難のワザ。そんな時にこの裏ワザがまさかの効果バツグンだったのです!

しかしこの記事のままに笑顔をつくると、どうしても人工知能ロボットみたいな質の笑顔になってしまうので、僕なりにちょい足しレシピを加えて、自然な笑顔をサッと出せるように改良しました。
その方法とは、ウイスキーのイーに、目を突然大きくしたり通常に戻したりすることです。一人で練習してみるとアホっぽいですが、意外と演技とバレずに好印象な笑顔が作れるとおもいます。(笑)

でも自分が話してる最中にやると、狂気的な印象になってしまうので、面接で他の学生が話している時に使っていました。

企業説明会がその後の明暗を分ける!

企業説明会というと、面接の前の段階なので、失礼のないようにやっていれば大丈夫だろう。と思いがちですが、色々とリサーチしていくと、実は合否のジャッジはここからスタートしているという記事を多々目撃しました。人間は第一印象でその後の関係が決まるといいますので、先の面接を気にするより、まずは企業説明会をしっかり押さえるべきだ!と思い立ち、かなり気合を入れて挑みました。

まず僕が独自ルートで仕入れた就活情報によると、以下の内容が企業説明会でのおさえておきたいポイントとされています。
一、企業に一歩足を踏み入れた時からシャキッと背筋良く歩く。
二、受付嬢に笑顔でハッキリと自己紹介をする。
三、説明会の会場に入ったら、前列の席に率先して着席する。
四、説明会後はできれば質問をする。
五、帰り際に社員さんにしっかり挨拶して、好印象を残す。

上記の五項目が企業説明会での模範行動とされていますが、そのままやっても他の学生と被って埋もれてしまうので、僕はこれにちょい足しをした、オリジナルメニューでアピールをしました!実際にトライした五項目をイラストで紹介します!


  • 一、企業に一歩足を踏み入れる前からシャキッと超嬉しそうに歩く。


  • 二、受付嬢に声を2トーン低くして、安定感のある自己紹介をする。


  • 三、説明会の会場に入ったら、前列の席に着席して、頭良さそうな本を読みながら待機する。


  • 四、説明会の終わり間際から、僕を当ててくれというキラキラした目線を送って、終わった瞬間に挙手して質問をする。


  • 五、帰り際に社員さんと雑談をし、最後まで残っていた印象を残す。

面接会場付近のカフェでもしっかりアピール!

企業説明会で好印象を残せて一安心していた僕は、二次面接、三次面接と順調に駒を進めていました。面接では遅刻が一番のタブーとされていますが、再び情報収集をしてみると、どうやら面接での質疑応答の内容もさることながら、素行評価の比重が大きいことがわかりました。

その背景には、面接では良い顔をしておいて、入社したらトンデモナイ奴に変身するといったケースが近年多いらしく、面接だけで判断せず、それ以外での素行も重視する風潮がでてきたのです。

そこでこれも独自に仕入れた情報ですが、一部の大企業では志願者の素行を暴くために探偵を雇い、面接会場付近での行動を監視しているというケースもあるらしいのです!これを知ってしまった僕はスパイ対策として、面接前に早めに会場付近のカフェに着き、背筋を正して英字新聞を眺めるという優雅で奇妙な一時間を過ごしていました。

面接での服装は作品の一部と思ってコーデする!

途中の面接まではリクルートスーツにちょっと気の利いたネクタイをつける程度で良かったのですが、最終面接ではついに私服のセンスをチェックされる場が設けられました!詳しいメールの文面は覚えていませんが、「ご自身の一番の作品を持参し、服装はオフィスカジュアルで来てください。」といった感じです。おそらく空間デザイナー職を希望していたので、身だしなみから普段の行いを判断しようとしていたのでしょう。

僕はファストファッションと人民服しか持っていなかったので、オフィスカジュアルという未知なジャンルを前にかなり頭を抱えていました。コンサバすぎても個性がないし、奇抜すぎてもいけない非常に難しいジャンルです。

しかしこれまた頑張って情報収集をしていくと、基本はチノパンにシャツとジャケットを着てればOK!ということが分かりました!持っていく作品は当時一番いけてると思っていたチラシマンション(赤と青を基調とした半立体作品)という作品に決まっていたので、服装もそれに合わせた、基本はおさえているけど作品とリンクしてるぜ!をテーマにしたこんな感じのオフィカジで面接に挑みました!(笑)

前回の第一弾に続き、今回の第二弾就活体験記はいかがでしたか?
昨今、就活についての情報が錯綜していて、一体何がホントかウソか分かりずらくなっていますが、とりあえず情報収集がうまい人が受かるのだなあと思いました!

僕は結果的に最終面接で落ちてしまいましたが、こういった情報収集の頑張りがあって、最終面接までいけたのだと信じております!(笑)

次回の連載もお楽しみに~
(絵と文・ニッパシヨシミツ)

▼前回の就活シリーズ第一弾
https://partner-web.jp/article/?id=1237

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OTONA WRITER

ニッパシ / nippashi

人間観察が得意なイラストレーターです。 小さい頃は立川のパチンコ屋で育ち、人間観察の基礎を学びました。 大学では6年間建築を学び、新宿歌舞伎町や団地の研究をしました。 最近は人相占いに目覚め、顔面占い師としても活動しています。 個性的な人や面白い建築を発掘し、イラストで紹介したいと思います!