Global Design Initiative 2017 最終プレゼンテーションとフォーラムに行ってきた

2017年3月14日(火)

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3月10日(金)、11日(土)に行われたGlobal Design Initiative Workshop 2017 最終プレゼンテーショングローバル・デザイン教育フォーラム 2017 東京の様子をお送りいたします。



3月10日(金)
13時、大学で機材や備品を手羽号に積み込む。

もう完全に愛すべき手羽号は鷹の台と六本木用の運搬車になりさがってる・・。
ちなみに最初は「手羽カー」と呼ばれてたんだけど「テバカ」とバカにされてるようだったので「手羽号」に名称変更してもらいました。

いざ、ミッドタウンへ!

高速がすいてたから、スイスイとデザインハブに到着。
あ、現在デザインハブでは「おいしい東北パッケージデザイン展2016 in Tokyo」が開催されてます。31日まで。

高速が混んでなければ鷹の台からピッタリ1時間で来れるんだけど、2回ぐらい事故渋滞で3時間かかったことがあって、それ以降大学から六本木へ行く時は2時間前には出るようにしています。
ちょっと時間ができたから、

21_21 DESIGN SIGHTでやってるアスリート展を見ることに。

詳しくはランジブログをご覧ください。
「アスリート展」に行ってきた!
体験系展示が多いので、子供さんも楽しめるはず。

 

そうそう。21_21に行ったことがある人ならわかると思いますが、1階の左側にこじゃれたレストランがあったでしょ?レストランを閉じてギャラリーになるそうです。改修工事をやってました。


おっと、いい時間だ。デザイン・ラウンジに戻らないと。

本日のイベントはGlobal Design Initiative Workshop 2017 最終プレゼンテーション

Global Design Initiative Workshopとは、ドイツのケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザイン、イギリスのロンドン芸術大学 セントラル・セントマーチンズ・カレッジ)、シンガポールのラサール・カレッジ・オブ・アート、台湾の実践大学、そして武蔵野美術大学が協働、持ち回りで主催する国際的な大学横断型連携デザインワークショップです。略称GDI。

今年はムサビがホスト校となり、小平市をフィールドとしたワークショップをこの1週間やってきました。

これは小平市の古い地図で、地形の特徴として「南北に伸びる短冊状の農地(土地)」があります。
このへんは川がなく、玉川上水などに面してないと水を引っ張れないことからこのような区割りになってて、だから南北を通る小道はいっぱいあるけど、東西を貫く道路がほとんどないんです。そこで「赤道」「たからみち」ってものも生まれてきました(詳しくは調べてね)

また、海外の人がびっくりするのは「無人販売所」の存在。小平市にはあちこちにあるんです。
海外は壊されてお金を盗まれてしまうんで自動販売機さえ設置できないから、無人の場所に野菜をドーンとおいて「お金を入れてね」なんてシステムは絶対に考えられないわけで。
「日本人には当たり前の風景だけど」の典型例ですね。

この1週間、大学シャッフル状態でグループを作り、それぞれが小平市を歩いて調査し、今日がその最終報告会ってわけ。

もちろん通訳なしの全部英語。

英検3級の手羽はしゃべってる意味はわからないけど、ずっと聞いてると笑いどころだけはわかるようになるから不思議なもんで。
てな感じで10日は終了。


3月11日(土)
午前8時30分、六本木に向かってると、

まだ開門前の国立新美術館に行列ができてた・・すご・・。
赤い水玉の人の展覧会なのかミュシャ展なのか。

この日はリエゾンセンターに場所を移し、グローバル・デザイン教育フォーラム 2017 東京が開催されました。
まずは、今回の国際デザインワークショップの振り返り、フィードバックフォーラムを行い、修了証の授与。

ムサビチームのみなさん。
教員は長澤学長、デザイン情報学科の今泉先生、建築の鈴木先生が担当されました。

一番頑張ってくれたのはこのムサビ生サポーターかもしれない。
海外の先生や学生さんをサポートするために英語がしゃべれるムサビ生10人ぐらいがサポーターとしてフォローしてくれたんです。
 

そして理事長から4人の先生にフェロー授与。

たぶんデザイン・ラウンジと大学公式サイトに詳細が出ると思うので、かなりはしょってます(笑)


これで午前の部が終わり、ランチを食べながら

一人ひとりのコメント撮り。
よくみんなしゃべれるなあ・・。

他の人のビデオコメントを見てキャッキャ言ってました(笑)

録画されたコメントはこちらから見ることができます。

Post Workshop Interviews Ellen Louise Burley from Global Design Initiative on Vimeo.
「とっても楽しかったわ!」と言ってると予測。

 

先生方は空デ・小泉誠先生デザインの達磨落としに興じてました。
初めて見るものだから、これがなかなか外国の方には難しいらしく、手羽がお手本でバシっとかましてやりましたよ!唯一手羽が輝いたシーンでした。
 

ブレイクタイムはここまで。
午後は学生さんたちは原宿へ買い物に行き、残った先生方でグローバル化に対応した新しいデザイン教育の諸課題とあり方を討議し、さらなる国際コラボレーションと教育プログラム展開の可能性について意見交換をずっと。
途中、東日本大震災で被害にあわれた方に黙とうをささげました。

原宿に遊びにいけばいいのに、何人かの学生さんは後ろで聞きながらコメントしてた。まじめだなあ。


てな感じで午後の部は終了。先生方は六本木のドン・キホーテへくりだしました。
なるほど、海外の人が行きたいのはスカイツリーとかじゃなくてドン・キホーテなんだなあ。
手羽にとっては、1日半、何をしゃべってるかわからないのでずっと後ろで半笑いで座って聞いてるという、まるで修行のような状態でしたが、無事に全イベント終了。さ、撤収だ!


撤収を始める前にせっかくのインタビューボードだから記念写真を撮ることに。

なんなんだ、このどういう集合体かわからない写真は・・・なんかストーリーが考えられそう。


てなわけで、

みなさん、お疲れさまでした!!


以上、ラウンジで撤収してたら国際センターの派遣職員さんから「えーと、あなたはラウンジの方?時々大学でお見かけしますよね」と聞かれた手羽がお送りいたしました。
「車で荷物運んだり床に座って機材を分解してたりするけど、これでも一応グループ長なんです・・」といえない気の弱さ・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。