これまでの話はこちら。
■【うどんの自販機で有名な】秋田市に行ってきた!
■【あなたの凡人度は?】秋田公立美術大学に行ってきた!!
というわけで、
秋田県立美術館に到着。
建築にはそんなに詳しくない手羽でさえ見た瞬間に「作ったのは安藤さんかな?」と思ったくらい、ザ・安藤忠雄で。
このコンクリのらせん階段とか「作るの大変だったろうなあ・・」と思うけど、すばらしいですね。
んで、なんで秋田県立美術館に来たかというと・・・というか、なぜ今回秋田へ突然やって来たかというと、
2013年に開学した秋田公立美術大学の入学一期生による卒業制作展を見るためです。
■卒業研究作品展「Re MAP 地図にない道を行く」
●会期:2017/2/16(木)〜20(月)
●時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
●会場:秋田県立美術館、秋田市にぎわい交流館AU
●主催:2017 秋田公立美術大学卒展実行委員会 / 秋田公立美術大学
●後援:秋田市 / 秋田魁新報社 / NHK 秋田放送局 / ABS 秋田放送 /AKT秋田テレビ / AAB 秋田朝日放送 / CNA 秋田ケーブルテレビ
秋田シリーズ第1話で「散々迷った」と書きましたが、手羽が動けるのがこの土日しかなく、やはり京都精華さんのポピュラーカルチャー学部最初の卒展を見るか、アキビ最初の卒展を見るか、ずっと迷ってたの。
本気で前週ぐらいまでは「土曜日に京都へ行って、夜飛行機で秋田入りして・・」というスケジュールを考えてたくらい。でも「飛行機だと雪で秋田空港に着陸できない可能性もあるなあ・・しかもそれじゃ疲れちゃう。月曜日は大事な教授会もあるし体力は取っておきたいなあ・・」とどちらかを選ぶことにし、「学部最初の卒展」より「大学最初の卒展」を取ったと(笑)
関西→秋田の寝台列車があれば確実にそうしたかもしれません。(鉄ちゃん要素が全然ないもんで知らなかったけど、今ってほんとに寝台列車がないのね・・)
あ。気になってる人もいると思うのであえて書きますが、もちろんというか、いつものことというか、すべて自腹です(涙)
美大愛好家としての活動ではあるけど、「卒展を見るためだけに秋田に行く」状態が趣味として危険な領域に入ってるのを自覚してます・・・とても奥さんには言えない・・・。
では気を取り直して会場を見ていきましょう。
10のブースに分かれて展示されてます。
アキビさんのカリキュラムの特徴と言えると思いますが、いい意味でデザインも美術もゴチャマゼなんですね。多分彼らもこれがデザインなのかファインアートなのかあまり意識せずに制作してるんじゃないかと感じました。
女性のムダ毛をテーマにした日本画。
こちらの作品はいろんな人が注目されてましたね。
注目ってことだと、SNSで一番拡散されてたのは
女子力のお墓です。
是非お参りください。
@秋田公立美術大学卒業研究作品展 pic.twitter.com/zAWCFaTlac— おしるこジョン寛顕 (@hj0229) 2017年2月19日
展示は秋田県美だけじゃなく、
すぐ隣にある秋田市にぎわい交流館AUでも展示されてて、
こっちはものづくりデザイン専攻と景観デザイン専攻が中心なのかな?
工芸系はやはりレベル高い。
フンコロガシの衣装をまとって「スカラベ後藤」となり、自分の欲望で生成したフンの巨大オブジェとそれを転がす写真で構成。名付けて「糞スタレーション(フンスタレーション)」。
ムサビ卒展だったら実際に転がすパフォーマンスをその場でやって成立させてると思うけど、こういうの、嫌いじゃないです(笑)
そしてそのまま
「地方大学が拓くデザインの展望」をテーマにしたクロストークに参加。
登壇者は来年度からスタートする大学院の教授に就任された尾登誠一さん・岸健太さん、そして教授の小杉栄次郎さん、小牟禮尊人さんの4人。
尾登さん、岸さん共に東京藝大出身で、尾登さんは藝大デザイン科教授を去年退官されてます。
ちなみに小牟禮先生は「TVチャンピオン」ガラスアート王選手権で3年連続チャンピオンだったりします。
トークの内容は・・・明日まとめて書くかな。
はい。ここまでが18日(土)の話で、19日(日)の様子は明日に続くっ!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。