これまでの話はこちら
■【その１】君も美大職員になろう！
■【その２】君も美大職員になろう！
■【その３】君もムサビ職員になろう

このシリーズラストは「じゃ大学職員になるにはどうしたらいいのか？」という話を。


冒頭文では遠慮気味に書きましたが、実は大学職員って意外と人気職業でして。
大学職員って「公務員＝5時に帰れて給料も安定し倒産しない職業」なイメージがあるんでしょうね。
皆さんがイメージしてるような「5時に帰れて夏休みがいっぱい」な業種ではないし（通常のサラリーマンよりは休みが多い、取りやすいとは思いますが）、「若い学生さんといつも一緒にキャッキャ」てなこともないし、大学によっては年中オープンキャンパスやってるから休日出勤ばかりだし、18歳人口が確実に減ることはわかってるんだから将来性は？？な仕事なんだけど、わりかし高倍率になります。

具体例をみると。
応募者数を公開してる大学は少ないんですが、例えば立教さん。
■過去の採用実績（新卒） | 採用情報 | 立教学院
2016年度新卒採用は774名の応募者があり、採用は4名。

芸術系だと京都市立芸大さんが毎年応募者数を出してて、
■平成28年4月1日採用公立大学法人京都市立芸術大学職員（常勤）採用試験（事務職）最終面接試験合格者発表
平成28年度採用試験は312名応募があり合格者は3名。
大企業に比べれば低いけど、それなりの大学であれば倍率的にはどこもこんな感じのようです。びっくりでしょ？知る人ぞ知る業界なんです。
入試志願者数もこれくらい集まるといいのですが（ぼそっ）

大学職員採用情報は各大学で出してて、最近は気合が入ったものが多いです。
■学校法人立命館 職員採用情報
TOP画像は立命館さん。

今年のヒットは大阪大学さんかな？
■2017 大阪大学職員採用サイト 阪大を変える風になる

メイキングムービーも公開されてて、「ああ。こうやって撮ったんだ」と（笑）



また、大学職員採用試験限定の情報サイトもあります。
■大学職員への道
かなり頻繁に更新されてるので、大学職員になりたい人は必見。

　
そして大学職員さんが運営してるブログ、記事サイト、グループWEBがあります。
直接的な就活テクニックは書かれてないけど、「大学職員が何に対して疑問を感じているか？」「こういう話題が大学業界ではホットなんだな」という空気感も含めてわかるはずで、大学業界単語や数字を覚えてるよりもこっちの方が役に立つんじゃないかしら。

手羽が情報源としてよく見させてもらってて、なおかつ更新頻度が高いのは、
■大学職員.net -Blog/News-

■Clear Consideration（大学職員の教育分析）

■私立大学職員によるInstitutional Research（ＩＲ）文献メモ

■大学を考える

■仕事は志事へ～大学を考えるblog

■大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

■大学コミュニケーターBLOG - 花岡正樹

■Greenhorn Network -若手大学職員勉強会／ネットワーク

■大学職員グループ「horafuki & co.」
このあたりかしら。
PU第４号には手羽を出してほしいんだけど（アピール）

美大業界だと、
■手羽美術大学
をチェックしてれば完璧・・というか他にないです（笑）
あ、これで390記事目なんだな・・。



以上、さっき紹介した京都市立芸大さんの平成29年度採用の応募者数が
■平成29年4月1日採用公立大学法人京都市立芸術大学職員採用試験（事務職）第２次面接試験合格者発表
76名と去年の4分の1になってて、ちょっと不安な手羽がお送りいたしました。
大学職員ブームは終わったのかな・・。