今夜「アーホ!」放送!と本物のアーホが見れる展覧会「アーツさいたま」

↑写真が潰れてしまってすいません・・・・な手羽です。

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今日は待ちに待ったこの番組を紹介!


世界が変わるバラエティー
『アーホ!』

●放送日時:2016年2月26日(金)深夜24:40〜25:40
●フジテレビにて放送*関東ローカル

<出演者(敬称略・順不同)>
● MC:千原ジュニア/中川翔子/岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
● ゲスト:浅野忠信/内田理央
● ナレーション: 澤部佑(ハライチ)
 

新しい価値観をもって時代を切り開く表現を愛を込めて「アーホ」と呼び、さまざまな分野で活躍する未来の「アーホ」を紹介する新発見アートバラエティ番組が「アーホ!」なんです。

不定期に放送されて今回で14回目。手羽はこの番組のファンでして、2回ぐらい見逃したぐらいであとは全部チェックしてます。小学3年の女の子が「アーホ楽しみ」と言ってるのは日本全国で手羽家ぐらいじゃないでしょうか(笑)
最初の頃は京都造形の先生がコメンテーターとして出てて、もう少し美術寄りだったような気がしないでもないけど。

今回は過去に放送された名作や紹介したアーティストの新作が登場するそうで、この急きょ決まった総集編的な動きは、もしかしたら4月から定期放送される布石なのかもしれません。でも定期放送やってほしいと思いつつも、毎回新しい作家を紹介するのはかなり大変だろうなあ・・・。
ちなみに番組で使われてる「アーホ!」のロゴは森本千絵さんデザインです。


今回登場するアーティストを手羽的に紹介します。

「消しカスアーティスト」の入江早耶さん(広島市立大学大学院芸術学研究科修了)
「残り湯アーティスト」の水川千春さん(同志社女子大学卒)
「ノーメッセージアーティスト」の田中偉一郎さん(武蔵野美術大学卒→東京藝術大学大学院修了)
「やどかりアーティスト」のAKI INOMATAさん(東京藝術大学 大学院修了)
「おさわりアーティスト」の市原えつこさん(早稲田大学文化構想学部卒)
「骨花アーティスト」の徳重秀樹さん(日本写真芸術専門学校卒)
「…と思いきやアーティスト」の山本優美さん(金沢美術工芸大学卒→ベルギー国立ラ・カンブル美術大学修了)
「えんぴつ使い倒しアーティスト」の勝正光さん(武蔵野美術大学卒)
「どこ登ってんの?アーティスト」の菊地良太さん(東京藝術大学大学院修了)
「つるつるアーティスト」の小野川直樹さん(御茶ノ水美術専門学校卒)
「黄泉がえらせアーティスト」の太田祐司さん(東京造形大学卒→東京藝術大学大学院修了)


市原さんはタマビ情デ卒(情デっぽいのでw)だと思ってたけど早稲田出身だったんですね。
しかし藝大大学院のアーホ率の高さはすごいですな。あ、藝大を受験されてる方、アーホ目指して頑張れ!



んで、手羽でも知ってるアーホな立体作家ばかり出品する奇跡の展覧会が埼玉で開催されるんですよ。つい情報を見て、「うほ。なにこのメンツ!」と叫んでしまったくらい。ここまで興奮したのは久しぶり。

●会期:2016年3月18日(金) ~21日(祝月)
●時間:・9:00-17:00(18日のみ12時スタート)

※大宮北ハウジング・インフォメーションルームのみ連日10:00-18:00
●会場:さいたま市プラザノース市民広場 (4作品)、さいたま市プラザノース2F交流スタジオ (1作品)、ステラタウン・屋外南西部 (1作品)、 島忠ホームズ・屋外北東部 (1作品)、 大宮北ハウジングステージ・屋外北西部 (1作品)、 大宮北ハウジングステージ・インフォメーションルーム (1作品)
●入場無料
●主催:アーツさいたま・きたまちフェスタ実行委員会
●後援:さいたま市
■助成:さいたま市文化芸術都市創造補助金

出品作家が、飯島浩二さん、市川 平さん、上野雄次さん、牛島達治さん、角 文平さん、田中雄一郎さん、久保田 弘成さん、國府 理さん、橘宣行さん、Yottaと、見る人が見れば「すご。。よくこの作家さんたちが集まったなあ・・」と思える人ばかりで。これを奇跡の展覧会と呼ばずにどうします?

例えば、久保田弘成さん・・というか彫刻の後輩なので久保田と呼ばせてもらいますが・・は日本中・・いや世界中で車とか漁船とか千手観音とかパトカーをぶん回す作品が有名です。
この動画は2012年女子美スタイルでのパフォーマンス。

なぜ女子美の展覧会でパフォーマンスをやったのかいまだに謎ですが(笑)

「ぶん回す」という表現がぴったりで、動画で見るとこんなもんだけど実物はその場にいると「これ、ほんとに大丈夫なの?スコーンって飛んでこない?」と恐怖感を感じるくらいすんごい勢いで回ってるんです。
一見バカらしい作品に見えるけど、久保田はムサビパリ賞を受賞してパリ留学してるし、ポーラ美術振興財団助成金や文化庁新進芸術家海外留学制度研修員でベルリン留学もしてるすごい奴。
あ、ちなみに韓国で開催された2002年世界男根彫刻大会で第3位も受賞してますよ。ちなみにちなみにその年の第1位は吉岡滋人で、やはりムサビ彫刻の後輩だったりしますがそれがなにか?
詳しくはマンガになってるのでこちらをご覧ください。
10周年だョ!!世界男根彫刻大会
久保田の車回しパフォーマンスが見られるのはこれが最後という噂なんで、ぜひ!

番組「アーホ!」は今どきなスタイリッシュな「アーホ」が多く、こういうグリグリな「アーホ」はあんまり登場しないんですよね。手羽的にはこういうアーホな人たちをもっと見たいんだけど。



以上、番組「アーホ!」だと「焼き芋アーティスト」とか「ぐるんぐるんアーティスト」とか「プラネタリウムアーティスト」と呼ばれるんじゃないかな、と思う手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。