【手羽ちゃん大賞決定】ムサビ卒展終了しました!

小さい女の子がアナ雪をご機嫌に歌ってて、バスの中がほっこりしてた手羽です。確かに昨日歌わずにいつ歌う。

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昨日、ムサビ卒展が終了しました。
「無事に」と書きたいところなんだけど、最終日は大雪で・・。

「雪」を軽くみてたのもあるのか、考えようによっては震災翌日よりも交通網は大混乱してたかも。
手羽も念のためにいつもより30分早く家を出たんだけど、中央線が全然来ない。来ても超満員で乗れない。寒い吉祥寺駅ホームで1時間待ち、結局大学に着いたのは10時でした(涙)
何もなければ休んだんだけど、やらなくちゃいけない仕事があって・・・。

やはり雪で壊れてる屋外作品が結構ありました。
3年に一度ぐらいの頻度で卒展は雪日とぶつかるので、今回の教訓を後輩に共有できるといいのだけど。
 
でもその中で、

このマスミックハウスだけは、雪の影響でむしろいい感じになってたことは共有しておきます(笑)


まだレポートしてなかった12号館、5A号館、5B号館を簡単に。

映像学科は暗闇の部屋が多くて手羽のスマホじゃちゃんと撮れないんですよ・・なので写真が全然ないだけで一応チェックはしてます。その中で気になったのがこの作品でした。よーく見ると・・・これ全部ネズミさんです・・。

油絵学科は「立体」といえば袴田クラスだったんですが、他のクラスでも立体やインスタレーションの作品が増えてきましたね。確かこれも赤塚クラスだったような。


  • これは五美大展展示できるかな?してほしいなあ。


  • 人形劇団ダニ族に所属してる日本画学科生の作品。4号館下で展示・パフォーマンスしてました


  • 5A号館はぶち抜きにできるから広い展示スペースになります。


  • 日本画大学院は3月11日から佐藤美術館で学外展をやりますよ!!

最終日は、自分の作品を撮影してる学生さんもチラホラ。
ファインアートはこの後撤収・梱包し、5美大展に突入します。


駆け足で紹介したムサビ卒展レポートシリーズ、いかがでしたでしょうか。
卒展を見た職員10人ぐらいに聞いたら、「今年はデ情が良かった」という意見が多かったです。「デ情はなんとなく昔に作風が戻った感じ」という声も。電子工作系が良かったのが影響してるかもしれませんが、主任教授が変わるとそんなに変わるもんなんだろうか・・。
紹介できてない作品もいっぱいあるけど、ムサビ卒展はボリュームがありすぎてこれが限界っす・・・来年は会場に見に来てくださいませ。



さーーーーて、お待たせしました。
手羽が気になった作品を勝手に表彰する、第4回 2015年度手羽ちゃん卒展大賞を発表します!!!

第1回は、映像学科の「移動式マクベス」。
第2回は、視覚伝達デザイン学科の「Music Composition -オーケストラの解剖と視覚的表現-」
第3回は、デザイン情報学科の「メイガズ”オレたちのキョショー” 西洋美術史プチャヘンザ!


第4回となる今年の大賞は・・・・・


 
 
 
 
 
CMの後で!!

・・・毎度毎度、このパターンで引っ張ってすいません・・・。
ちゃんとこれも宣伝しとかないといけないんで。サラリーマンなんで。
 
 

あ。昨日、フォークリフトで雪かきをやってくれた彫刻助手の八木くんには「手羽ちゃんがんばったで賞」を差し上げます。八木君は施設管財課からなんかもらってください。
しかし、「フォークリフトをすぐ出せる」って美大ならじゃないかと(笑)
彫刻学科の中に「リフト用雪かきブレードが存在する」という都市伝説があって、それが都市伝説ではなかったことが判明した年でもありました。それとリフト用チェーンがあることも。


引っ張ってすいません。
ここからはあっさり紹介します。


2015年度手羽ちゃん卒展大賞は、、、




 

視覚伝達デザイン学科・水田さんの「ちびっコだいら映画祭!」です!!
おめでとうございます!!
視デからは2度目の受賞。べ、別に視デが好きってわけじゃないんだからね。


実は結構早い段階で「あ。今年はこれだな」と決めてまして。昨日の記事であっさり紹介したのはそういうことなのです。

簡単に紹介すると、「半年間、月に2,3回子どもたちに集まってもらい、台本作りから撮影・ロケハン・キャストを学生とこどもが共同実施した短編映画とそのドキュメンタリ」。
普通ならこれは地域のNPOや実行委員会、または大学の授業、産学連携としてやるレベルの企画です。だってお金もかかるし人手もいるし、なにより大変だし。
それを「学生さんが卒業制作でやった」ってことが大きい。


そしてそれだけでなく、他学科の卒制だとそのメイキング映像を作って「辛かったけど楽しかったねーー」「いろいろあったけど頑張ったよー。●●ちゃんありがとー」と自画自賛・仲間内で終わってしまうことがよくあるんだけど、

子ども達の発見の連続をダイアグラムにする」という視デらしい研究アプローチもちゃんとやってる。

面白いのは、

制作中、子ども達やお母さん方との会話から、ムサビ近くの上水公園に代々伝わる「アナオニ」という遊びが存在することがわかり、

予定になかった2本目をお母さん達を巻き込んで作ることになったそう(笑)


正直、「作品」としてのクオリティだけで話すと他にレベル高いものはいっぱいありますが、「ソーシャルデザイン」「子どもとの気づきワークショップ」「映像」「ダイアグラム(見える化)」「研究と実践」と、視デの要素が詰まった卒制だったんじゃないかと。

手羽ちゃん大賞なのに、いつになく真面目な理由ですいません。あ、いや、別に今までがふざけた作品ってわけじゃなく。。

水田さん、なんかあげますから、撤収で忙しいと思うけど今日お時間があったら研究支援センターに来てもらえますでしょうか。
あ、2時ぐらいまで手羽は大学にいないので、3時以降にきてもらえると・・・。
これをご覧になったお友達は水田さんに教えてあげてください・・。



ムサビ卒展シリーズもこれにて終了。
ちょっと休憩して、通常モードに戻らせていただきます。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。