美大生による展覧会「connectA Award Exhibition」で感じたこと

11月25日からの6日間、名古屋の栄で行われた展覧会「connectA Award 2015 Exhibition」。東海の美大生が企画し、コンペティション形式で集められた作品が一堂に会しました。 果たしてどのような展覧会だったのか、私が感じたことを含めて紹介します。

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東海の美大生が考える2020年とは?


  • 授賞式の様子

今回集められた作品のテーマは「2020なにしよう」
5年後に迫る2020年について、一体美大生は何を感じ考えているのか。幅広いジャンルの作品が集まりました。
2020年に発達しているであろう交通機関やこれからも変化し続ける日本に対しての問題提起、古来からの文化を5年後も伝えていこうという考えなど、2020年についての考えを様々な視点から表現しています。

また今回の展覧会では授賞式が執り行なわれ、今回審査を担当した、名古屋地域を中心に活動している「中部クリエーターズクラブ」所属のデザイナーの方から表彰を受けました。


▼前回の記事はこちら!
今から5年後!クリエイターを志す美大生と2020年について考えてみませんか?



出展者同士の交流会を開催!

今回の展覧会では、出展者同士の交流を目的とした交流会が開催されました。
作品を出展した美大生や美術系専門学生、審査を担当したデザイナーや作品を観に来た方々など多くの人に集まっていただき、展覧会を通じてお互いが交流するきっかけになったのではないでしょうか。

交流会では今回の展覧会を主催した、美大生による学生団体「connectA」のメンバーによって企画・会場設営され、軽食が振る舞われました!


  • パーティーで振る舞われた軽食

  • 交流会の様子

普段交流する機会の少ない他大学の学生やプロとして活躍されているデザイナーの方と話し、お互いの考えや意見を交換しあう、またとない機会になりました。



展覧会開催までの道のり


  • 企画会議の様子

今回、展覧会開催までの企画・運営は、東海地域の美大に通う学生や、クリエイティブを学ぶ学生を繋げることを目的に、東海圏の美大生が中心となって活動している「connectA」という学生団体が行っています。
学生同士だけでなく、学生と企業、地域が繋がっていくことを目的に毎週会議を行い、展覧会の企画や広報活動など話し合いながら進め、今回の展覧会開催に至りました。

今まで展覧会のプロデュース等を行ってきたconnectAですが、中部クリエーターズクラブ・国際デザインセンターと共に学生や企業という幅を超え、これからの美大生の発展や交流を深めるきっかけとなることを目指しました。



私自身今回の展覧会に作品を出展させてもらったのですが、「2020なにしよう」というテーマからここまで多くの解釈があり、表現の幅があるとは思いもしませんでした! 
自分ひとりでは気づくことのできなかった考えや表現に出会い、展覧会を通じて視野が広がったようにも感じます。
普段他の美大生が何を感じ、考えて作品を製作しているのか。今回の展覧会、交流会で面と向かって多くの人と話すことによって、知ることができたように思います。

今後も美大生同士が繋がり、お互いの考えを共有できるような場が増えていくことが重要だと改めて感じました。



▼ 概要
connectA Award 2015 Exhibition 第1回テーマ「2020なにしよう」
詳細:http://connecta-chubu.com/award2015/


connectA
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STUDENT WRITER

イノウエ / Inoue

名古屋造形大学グラフィックデザインコース。 東海の美大生を中心に展覧会企画を行う「connectA」広報として活動。 直線に魅せられ、直線作品を作り続けています。