【年末の女】しめ飾りコレクション展開催中

風邪気味の手羽です。

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特撮モノでロボットが全部出てくる回があれば「ああ。もうすぐクリスマス(商戦)なんだな」とか、ランドセルの宣伝が始まれば「もうすぐ夏休み(お盆で帰省)なんだなあ」とか、それによって季節の訪れを感じるものがあります。


手羽にとって年末を感じるものがふたつあり、ひとつはユニコーンの「雪が降る町」が街に流れ始め出した時。
もうひとつは、ある女性が活動を始めた時。
彼女からメールやDMが届くと、
「ああ。もう年末だなあ・・年賀状、そろそろ考えなくちゃなあ・・。今年の汚れ、今年のうちにだなあ」
と反射的に思うようになりました。

そして今年も見事に届きました(笑)


彼女の名前は森 須磨子。通称モリスマ。
あ、この記事で「モリスマコさんのあだ名がモリスマで1文字しか省略してない非効率なあだ名」と書いた、そのモリスマさんです。

モリスマさんは芸術文化学科立ち上げ時の元助手さんで、現在は日本で唯一の「しめ飾り研究家」として活躍されてます。あ。しめ飾りとは皆さんもご存知、正月の玄関に飾るアレ。


へ?しめ飾り?何言ってるの。あんなの全国どこでも同じでしょうに」と思うでしょ?でしょ?私もそうでした。でも、地方によって、もしくは山を一個超えるだけでも形が全然違うんです。私達が思っている以上に民俗学的で奥深い世界なんですね。
そのしめ飾りをモリスマは年末年始に全国各地へ飛んで調べてて、2010年にはこういう本も出しています。

しめかざり (たくさんのふしぎ傑作集)


日本で「しめ飾り」と言えば、間違いなくモリスマさんなのです。

 
そのモリスマさんが集めたコレクション250点の中から、初公開を含む約100点のしめ飾りを公開する展覧会が昨日から開催されています。

森須磨子しめ飾りコレクション展 寿ぎ百様
●会期:2015年12月12日[土]-2016年2月14日[日]会期中無休
●開館時間:9時-16時30分(入館は16時まで)
●観覧料:一般 1200円 高校生 700円 小中学生 500円
●会場:四国村+ Shikokumura gallery(〒761・0112 香川県高松市屋島中町91)
●主催:公益財団法人四国民家博物館/協賛:カトーレック株式会社


四国は香川ですが、ぜひ!


「面白そうだけど四国へ行くには・・」という方は、こちらはどうでしょう。
無印良品 有楽町店のOpen MUJI Tokyoで、


「暦と過ごす『年送り、年迎え』展」というのが開催中なんですが、モリスマさんが登壇されます。

トークイベント「お正月を豊かにするしめかざり入門」
●開催日:2015年12月16日(水)
●時間:19:00-20:30(受付は開始の30分前から)
●会場:無印良品 有楽町 2F Open MUJI Tokyo
●登壇者:森 須磨子(グラフィックデザイナー・しめ飾り研究家)
●定員:60名様
●参加費:無料
申し込みはこちらから



もひとつしめ飾りといえば、こちらはモリスマさんじゃないんだけど、小平でしめ飾りを作るイベントがあります。
お正月用しめ飾りを作りましょう!
●日時:12月19日(土)午後1時30分〜
    1組:1:30〜2:30  
    2組2:30〜3:30
●製作指導:棚橋早苗さん 武蔵野美術大学 講師
●場所:小平市きつねっぱら公園子どもキャンプ場
●主催:NPO法人こだいら自由遊びの会
●参加費:500円
●定員:20名、要申し込み(先着順) →申し込み方法はこちら


当日はもちつき大会もあるそう。

しめ飾りの時代がきてる!!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。