文化の日まで開催!わくわくが止まらないTOKYO DESIGN WEEK 2015

今年30周年を迎えるクリエイティブの祭典TOKYO DESIGN WEEK、通称TDW。インタラクティブというテーマのもと、デザイン・アート・ミュージック・ファッションの4つのジャンルで、企業、ブランド、デザイナー、学校がクリエイティブを発信しています。未来のクリエイターである美大生にとって、創造力の結晶の数々が集まるTDWはテーマパークに負けず劣らずエキサイティングな場所のはず! 手羽先生が先にレポートされていたので僭越ではありますが、現役美大生である私なりのレポートをしてみたいと思います。

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テクノロジ−や最新のデザインに触れられる『Creative Life 展』


  • 無数の音色を光で表現したCOLORFUL DOCOMO

TDWのメインコンテンツとなる『Creative Life 展』では、100を超える企業、団体、デザイナーが刺激あるクリエイションを披露。実際にインスタレーションを体験したり、最新のデザイングッズを購入できたりと、最先端のクリエイティブが味わえる美大生にはたまらない空間となっています。一般の入場者以外にもバイヤーやインキュベーターも訪れる、「B to B」と「B to C」の二つの顔を持つことも特徴です。


  • ロットリング

  • 西武・そごう

たとえば、製図用のペンで知られるドイツの筆記具メーカー『ロットリング』のブースでは、製品の試し書きができるのですが、その用紙には人と吹き出しのイラストや花瓶の絵などが印刷されており「なんて言っていますか。」「花を飾ってください。」といったさまざまなお題が。創作欲を掻き立てるTDWらしいワークショップです。
また、デザイナー佐藤オオキ氏とクリス智子氏のラジオ番組から生まれたデザイン雑貨を紹介する『西武・そごう CREADIO』や、腕時計が絶滅するかもしれないといったところからデザインされた絶滅危惧種をあしらった腕時計が見られる『TiCTAC』など、どのブースもそれぞれの色をもち、見どころ満載です。

次世代、世界のクリエイターと逢える『100人展』『浮世絵展』


  • 胡桃沢 希実 Nozomi Kurumizawa

  • 落合 絵里子 Eriko Ochiai

世界中から公募し集結した、次世代を担うクリエイターによる作品たちは、斬新且つ個性的でいて、人々の心を掴むものばかり。プロダクト・インテリア・アート・グラフィック・ファッションとたくさんのジャンルの作品を見ているうちに、まだまだ未来は明るくできるとわくわくしてきます。

100人展とは打って変わって、150年以上も前に成立した日本の浮世絵に焦点を当てた、浮世絵×草間彌生×海外クリエイターの『浮世絵展』。ゴッホ、モネ、ゴーギャンなどに印象派の画家に影響を与えた浮世絵に、世界の著名クリエイターが挑戦したミラノサローネ2015からの凱旋展です。日本を代表する前衛芸術家・草間彌生氏の富士をテーマにした作品も特別展示されています。

ついつい夢中に!『チームラボアイランド』

共同で想像する「共創」の体験を学ぶ遊園地『チームラボアイランド』には、「お絵かき水族館」「お絵かきタウン」「お絵かきタウンペーパークラフト」「天才ケンケンパ」「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」「小人が住まうテーブル」の6つのアトラクションがあり、大人も子供も楽しめます。デジタルテクノロジーが繰り出す夢の世界に時間を忘れてはしゃいでしまいます。しっかりPARTNERバスも走らせました!

名刺必須!?『プロ展』

世界で活躍するプロクリエイターによる『プロ展』では、実際にクリエイターの方とお話ししたり名刺を交換したりとお近づきになれるチャンス!前期と後期でジャンルが異なり、後期はファッション・テキスタイル・写真・映像・グラフィック・イラスト・メディアアート・クラフト・空間・その他クリエイティブジャンルとなっています。

美大生必見!『ASIA AWARD 学校作品展』

今年で3回目となる総合クリエイティブ国際アワード『ASIA AWARD 学校作品展』。今年は「インタラクティブな遊具」をテーマに、国内外の学校56組がASIA No,1 Scoolを目指して競い合います。屋外・屋内2つのエリアで作品が展示されており、各ブースに居る世界の美大生と交流を図ることもできます。



この他にも、インスタグラムから日蓮宗まで幅広い出展者が見られる『コンテナ展』、ハンドメイドマーケット『creema』など、まだまだ魅力的なコンテンツがたくさん!1日では見尽くせないほどですが、フードコートで腹ごしらえしつつ楽しんでいただけたらと思います。寒さ対策も忘れずに!(私ははしゃぎすぎて翌日熱発しました(笑))


Photo by Saki Zaizen



▼開催概要
TOKYO DESIGN WEEK 2015

前期:10月24日(土)〜10月28日(水)
後期:10月30日(金)〜11月3日(火・祝)
※10月29日(木)は終日閉場
時間:11:00〜21:00(最終日20:00まで)
会場:明治神宮外苑絵画館前(中央会場)
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町2-3
入場チケット:
・当日入場券 大人1枚 3,000円
・親割 親1人 2,000円、親2人 4,000円
TOKYO DESIGN WEEKに子ども連れ(乳児を除く)でご来場いただいた場合、親御さまの入場料金が割引されます。(小学生以下無料、乳児は1歳未満)
・学割 大学生 2,000円、高校生 1,500円、中学生 1,000円
※18:00以降の中学生入場は保護者の同伴が必要です。
・夜割 2,000円
平日のみ18:00からご購入できます。

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STUDENT WRITER

KaoruKo / KaoruKo

人が好きです。 人と関わることが好きです。 ときめくこと、わくわくすることが好きです。 楽しみ、楽しませるがモットーです。