夏休み最終日に東京藝大美術館とミッドタウンと目黒区美術館へ行ってきた #藝大式美術のミカタ #方丈記に学ぶ #ゼミ展2026 #目黒でいえあつめ

2026年8月31日(月)

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8月30日(日)。
ドタバタだった2026年の7,8月。
地方巡業が終わり、家でゆっくりしてたらいつのまにか夏休み最終日だと気が付き、あわてて美術館周りをしてきました。
 
朝1で向かったのは、

東京藝術大学です。


  • 正木門の修復工事も終わったんですね。

この日は構内見学できなかったけど、音楽学部敷地で芸祭の神輿を作ってる様子が垣間見れました。
 
 
んで何を見に来たかというと、こちら。
藝大式 美術の "ミカタ" ―この夏、藝大生になる―

会期:2026年7月24日(金)~9月23日(水・祝)
休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月・祝)を除く)
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は閉館の30分前まで)
会場:東京藝術大学大学美術館


2026年~2028年の3年に渡って開催するシリーズ企画の記念すべき第一回展。

美術の歴史、実技、表現、鑑賞、素材、保存修復など、美術に関する多様なテーマを、東京藝大の貴重なコレクションを教材として、現役藝大講師人が12コマの「講義」を「展覧会」として展開する、という企画。

公式チューターがナイツで、展覧会を動画で紹介してます。
こちらは第1限。

誰がなんといおうと、土屋さんは美大生です。
 


  • やっぱ保存修復や模写はすごいですね

作品見てる時に「あのー、ムサビのオープンキャンパスで説明されてた方ですよね?すごく面白かったですよ」と観客の方から声をかけていただきました。
そうか。250人×1日3回×2日間だと1500人ぐらいの人に大学説明をやったってことだから、藝大の展示に来たらこういうことあるか。お声がけはすごく嬉しいけど人見知りなので大した対応できなくてすいません・・。

実際にゴッホが使用したプレス機も展示されてます。
時間帯によっては東京藝大生による近代洋画の模写実演も見れますよ。

個人的に一番響いたのは、こちらのメッセージ。

東京ローカルの表象を扱った講義だから「地域文化研究」とした、というコメント。
どうしても東京を日本の中心・標準値として考えがちだけど、あくまでもローカルな話なんだよ、それを東京藝大生は忘れちゃいけないよ、と。

今回は「美術」しか扱ってなかったけど、3年で全3回ってことは来年はデザイン中心の「講義」になるのかな?
 
 
続いて向かったのが、東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHT
8月28日から始まったのがこちら。
企画展「方丈記に学ぶ –生きるを編み直す小さな建築–」

会期:2026年8月28日(金)- 2027年1月11日(月・祝)
休館日:火曜日(9月22日、11月3日は開館)、11月21日-23日、年末年始(12月27日-1月3日)
開館時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2


タイトルだけでは何の展覧会かわかりにくいけど、鴨長明の随筆『方丈記』に記された小さな建築「方丈の庵」を起点に、現代の暮らしと構築環境を見つめ直す展覧会です。

建築家、デザイナー、美術家、企業など多彩な参加者が「一丈四方(約9㎡)」というスケールを手がかりに、それぞれの方丈の庵を構想し、生き方を問い直す。

建築家や企業だけじゃなく、山口晃さんの作品も。


そうそう。この展覧会のビジュアルは

第28回亀倉雄策賞を受賞したムサビ卒の田部井美奈さんが制作されています。

田部井さんには以前ムサビの大学ビジュアルをやってもらってたんですが、

実はこれ立体で、グラフィックに見えるよう撮影されてるんですね。
この展覧会のビジュアルもその手法が使われていて、それが伝わる展示もあります。

「あ。『方丈の庵』ってことか」と気が付いた時の衝撃といったら。

ギャラリー3の「ザ・ペーパーログ:膜と核 — イッセイ ミヤケによるアンサンブル・スタジオとの協業プロジェクト」もチェックして、東京ミッドタウン5階のデザインハブへ。

こちらで30日から始まったのが、
ゼミ展2026 デザインの学び方を知る

会期:2026年8月30日(日)〜9月26日(土)
時間:11:00~19:00(最終日16:00まで)
会期中無休・入場無料
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)


全国の教育機関のゼミやクラスで取り組んでいる様々なデザイン領域の課題内容と作品の展示で、今回は木更津工業高等専門学校 情報工学科 メディアデザイン実験室、京都芸術大学 大学院芸術研究科 芸術環境専攻 文化デザイン・芸術教育領域 文化企画構想研究室、慶應義塾大学 環境情報学部 鳴川肇研究室、芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科/建築・環境課程 山嵜一也研究室(建築観光デザイン研究室)、多摩美術大学 美術学部 絵画学科 版画専攻/大学院美術研究科 絵画専攻 版画研究領域、日本大学 芸術学部 デザイン学科/大学院芸術学研究科 造形芸術専攻、弘益大学校 造形大学 デザインコンバージェンス学部(韓国)、千葉大学 工学部総合工学科デザインコース/融合理工学部創成工学専攻デザインコース、早稲田大学 大学院基幹理工学研究科 表現工学専攻 橋田朋子研究室の8組9校が参加しています。
 

会期中は出展校によるゼミ活動プレゼンテーション「オープンゼミ」が開催されることになってます。全て事前申込制で、
9月12日(土)13:00-16:00 日本大学、木更津工業高等専門学校、多摩美術大学大学院
9月13日(日)13:00-15:00 芝浦工業大学、京都芸術大学大学院
9月26日(土)13:00-16:00 慶應義塾大学、弘益大学+千葉大学、早稲田大学大学院
とのこと。
 
展示以外のものをチェック。


  • タマビTUBの壁ホワイトボードには次の企画と思われることがぎっしり書かれてた

リエゾンセンターでは早稲田大学と日産財団の共同プログラム「未来のリーダー教室」の二日目の真っ最中。


  • 面白そうなチラシもいっぱい

東京ミッドタウンといえば、手羽が気になってるイベント・展覧会が3つあります。
 
一つ目は、 
Designship 2026

開催日:2026年10月10日(土)・11日(日)
会場:東京ミッドタウンホール(Hall A + Hall B)
主催:一般社団法人デザインシップ


タイムテーブルが発表されました。
一度行きたいんだけど、毎年タイミングが合わないんですよね・・。
 

2つ目がビッグイベント。
G展・2026年度グッドデザイン賞受賞展

会期 10月31日(土)~11月4日(水)
時間 11:00~19:00 (11/4は18時閉場)
会場 東京ミッドタウン B1F ホール・アトリウム/4F カンファレンス/5F デザインハブ
主催 公益財団法人日本デザイン振興会


言わずと知れたグッドデザイン受賞展。
デザイン系美大生はもちろんそうですが、「これも社会では『デザイン』に分類されるんだよ」が伝わる展示なので、個人的には高校生にも見てほしくて。

 
そして、
六本木アートナイト 2026

2026(令和8)年10月31日(土)~11月1日(日)
<コアタイム>10月31日(土)17:00~11月1日(日)6:00
開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース​


3年ぶりにオールナイトが復活!
美大生は見といた方がいいっすよ。


んで、次に向かったのが、

目黒区民センター。

ここには体育館、プール、図書館など体育・文化施設が集約されてて、目的地は

目黒区美術館です。

こちらの展覧会が開催されてたんです。
高浜利也 目黒でいえあつめ

会期 2026年6月27日(土)~2026年8月30日(日)

ムサビ油絵学科グラフィックアーツ専攻・高浜利也先生の個展。
招待券をいただいて、ずっと財布に入ってたんだけど、なかなかタイミングが合わず、最終日になんとか駆け込み。
高浜先生ともお会いできてよかった。
 
高浜先生は銅版画家ですが、造作大工の仕事をされてたこともあり、「いえ」をテーマにした作品を作るようになります。
高浜先生といえば、2006年の越後妻有アートトリエンナーレ、北海道根室市落石(おちいし)でのアートプロジェクト「落石計画」など外せないものがいくつかありますが、今回の展示で圧倒的だったのが、

目黒区立下目黒小学校の授業の一環として、高浜先生が児童たちと制作した積み木の「まち」。

訪問したのが13時頃で、ちょうど会場内の木っ端の山から好きなものを選んで彩色したりパーツを連結して「いえ」を作る「いえあつめプロジェクト」というワークショップが始まるところ。

高浜先生に「手羽さんもやっていきます?」と誘われ、やらないわけがない!
5つ木っ端を選んで、

1階の工作スペースで制作して、

「マウ正門ちゃん」完成!!
夏休み最終日にして、夏休みの工作を作った。
これで安心して明日から学校に行ける。
 

以上、

マウ正門ちゃんをドーンとおいて、会場全体をムサビにするゲリラをして逃げた手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。