手羽の1週間をまとめてお送りします。
活動記録になるから日記って便利。
今回は前回の手羽の1週間からつながってます。
かなり怒涛の1週間だったんですが、ブロガーとして書かなくちゃいけないかな、と。
7月16日(木)。
16時、東京ビッグサイトからの帰り道、義母が危篤になったと奥さんから連絡が入る。
実は奥さんとお義母さん2人で1泊2日の熱海旅行に行き、ホテルニューアカオに泊まって相当楽しかったと写真が送られてきたばかりで、第1声は「はあ?!さっきまで全然元気そうだったじゃん!?」でした。
もうすぐ家に到着ってところで急に体調が悪くなり、そのまま近くのHCU(High Care Unit 高度治療室)に救急車で運ばれたそう。
22時半、病院に呼ばれ「恐らく数日以内に」と宣告される。
以前は札幌に住んでたんですが、心臓が患って2年半前に東京に呼びよせていました。
あ。たまたま自分が通院してる病院と同じだったんで、そこで治験の張り紙を奥さんが見つけた、というわけです。
しかし、これが札幌だったら、いや、熱海だったら、と思うと、不幸中の幸いというか。
義母はクリスチャンなので、奥さんが「牧師さんを呼んでいいですか?」と看護師に聞くと「HCUは家族以外入室禁止なんですが・・・私が怒られるだけなので呼んであげてください」と即答。
面倒な仕事が増えるのを自分も嫌がったりすることがあるけど、「誰のための仕事か」「サービスとは何か」を考えさせられた一瞬でした。
24時に病院を出る。
7月17日(金)。
朝1で手羽家一族にも第1報を入れる。
小康状態に入っていたので、出勤して面接をしたり、打ち合わせをしたり。
夕方、「義母はHCUの個室に入り、緩和ケアに入った」と連絡が入る。
HCUの個室で緩和ケアだもん、いよいよってことなんだなあ。
7月18日(土)。
午前は大学見学会。
「授業期間が終了してるから授業の様子は見れません」と但し書きをつけたイベントだったけど、120名の定員があっという間に埋まった。ありがたい限り。
午後は
高校が団体で大学見学。
翌日はタマビのオープンキャンパスに行くらしい。
「おっと。今日のうちに寄っておかなくちゃ」と2号館へ向かう。
翌日は2026年4月15日にご逝去された戸谷成雄先生を送る会がアトリエで行われるのです。
準備済みの会場に入ることはできなかったので、入口前で手を合わせる。
戸谷さんといえば入学時に学生さんへ「僕たちは皆さんを作家として付き合います。君たちも私たちは先生ではなく同じ作家として接して欲しいので、『●●先生』と呼ばず『●●さん』と呼んでください」と毎年話していました。
そういえば確かに彫刻学科は手羽がいた頃も先生のことは「最上さん」とか「さん呼び」で、学生時代は理由を考えたことはなかったけど、そういうことだったのか、と。
なので、戸谷さんは手抜き制作をした学生さんにかなり厳しい・・今の時代、即アウトになるであろうフレーズを発することもあったけど、それは学生を作家と見ていて「自分は命をかけて作品を作ってるのに、なんで君は」ということで、学生さんもそれがわかっていました。
7月19日(日)。
タマビと東京造形大のオープンキャンパスへ。
詳しくはこちら↓
■多摩美術大学オープンキャンパス2026に行ってきた
■東京造形大学オープンキャンパス2026「SPICE」に行ってきた!
タマビで「昨日の大学見学会で話をされてた方ですよね?すごくわかりやすく目から鱗でした」と高校生のお父さんから声をかけていただいた。「・・・で、なんでタマビのTシャツ着てるんですか?」とも。
義母は昨日まで声掛けに反応してたけど、モルヒネが効きだしてずっと眠ったまま。
自分はやることがほとんどないけど、万が一のために遠くには行けない状態に。
7月20日(月祝)。
女子美杉並キャンパスのオープンキャンパスへ。
詳しくはこちら↓
■女子美術大学オープンキャンパス2026@杉並キャンパスに行ってきた!
ほんとは久しぶりに相模原キャンパスのオーキャンに行くつもりだったんだけど、それで杉並キャンパスだったんです。
7月21日(火)。
もともと振休を取っていた日。
「水曜・木曜が山だろう」と言われ、奥さんが泊まり込むことになる。
取り急ぎ、自分も水・木・金曜に入っていた打ち合わせ等をキャンセルして休むことに。職場の皆さんにはほんと申し訳ないです・・。
また、月曜から福岡での相談会ツアーだったんで、土曜から福岡入りし実家に立ち寄る日程だったけど、飛行機・ホテル・レンタカーを全部キャンセルし、月曜から福岡入りする日程に変更。
7月23日(木)。
朝7時、奥さんと交代して、手羽が見守り役。
血圧は上が50台で、いつ亡くなってもいい状態。
病院で仕事ができるようにPCを持ち込んだけど、仕事をやる気分でもなく、16時に奥さんと代わるまでPCを立ち上げることさえなかった。
7月24日(金)。
午前3時、奥さんから「かなりまずい状況らしい」と電話で話してる間に「・・・あ。今亡くなったって」と、リアルタイムで訃報を聞く体験をしました。
急いで着替えてたら眼鏡を落としてレンズが外れる。ネジが取れてはまらない・・・こういうことってあるんだな・・
予備の眼鏡をつけ、リンクロウ、あかりちゃんを起こして30分後に病院へ到着。
後で聞いた話だと、1週間HCUの個室にいるのはレアケースらしく特別対応だったそう。
午前10時、葬儀屋さんと打ち合わせ。
完全な教会での家族葬で、札幌に住むお兄ちゃん家族と手羽家8人だけでやるから、打ち合わせはすぐに終わる。葬儀は手羽が福岡出張から帰った8月1日に決定。
そこで葬儀屋さんから聞いた話だと、
●東京23区の火葬場は中国資本がほぼ仕切っていて、かなり高額になっている。だが「東京は火葬場が混んでてなかなか焼けない」と言われるが、逆にお金さえ払えれば早く焼ける。アメリカ資本への売却・転売の動きもあり、今後はもっと高額になると思われる。生きるのも大変だが死ぬのも大変。
●すぐに通夜・葬儀というパターンは東京では少なく、通常は数日開けることが多い。火葬場の関係もあるが、東京だと地方から親戚に上京してもらう時間を作るためでもある。
●「亡くなったらいろんなものが突然ストップされる」と言われるが東京だと著名人ぐらいで一般の人はそんなことはない。基本は「新聞などに名前が出ると」で、地方は普通の人も新聞の訃報欄に出るからストップされることがある。
●今回利用する火葬場は「心付け」の慣習がまだ残っているところで、寝台車運転手、霊柩車運転手、火葬場スタッフ(火夫)などに「心付け」が必要。葬儀費とは別。
等々、知らないことが多くて本当に勉強になる。
そのまま
教会の下見に。
7月25日(土)。
ん。8月1日が葬儀ってことは
●7月27日(月)から7月31日(金)まで福岡・大分ツアー
●8月2日(日)から8日(土)まで広島・岡山・山口ツアー
だから、2週間・・今週から入れて3週間以上大学へ行かないってことじゃん。
慌てて大学へ。決済のほとんどはネット上でできるようになったけど、机に上にたまったハンコものを押してすぐに帰る。
途中眼鏡屋さんによって眼鏡の修理。
そんなこんなな怒涛な1週間でした。
奥さんのお父さんは小さい頃に亡くなっているし、手羽の両親はまだ健在だし、親戚はほとんど関西だから、近い身内が亡くなるのは初めての経験。
自分の親じゃなければそんなに悲しいこともやることもないだろうと高を括っていたら、やっぱり悲しいし、なんだかんだやることがありますね。
てなわけで福岡に行ってきます!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。