東海大学教養学部 芸術学科卒業研究展@湘南キャンパスに行ってきた

2026年1月30日(金)

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1月29日(木)、代休使って東海大学湘南キャンパスへ。

東海大学創立50周年の時に大学史の仕事で訪問してるから、湘南キャンパスは10年ぶり。

キャンパスマップ。とにかく広い!
北大さんを始めもっと広いキャンパスはありますが、正門からまっすぐ伸びる長い長いアプローチと高低差を使ったグランドデザインはマップ以上に広く感じます。
オープンキャンパスの時によく高校生から「ムサビはキャンパスが広いですね」と言われるけど、湘南キャンパスを知ってから「とんでもない!」と全力で首を横に振るようになりました。
  
湘南キャンパスは特徴的な建物が多く、なんといっても

Y字型の建物の上に鉄塔がのった1号館ですよね。
日本を代表する近代建築家・山田守さん設計で、山田さんは日本武道館なども設計されてます。
「ビルの上に鉄塔」と聞いて京都タワーをイメージされる方も多いと思いますが、京都タワーも山田さんが設計です。

手前の2号館、奥の3号館も山田守さん設計。

2025年4月に「LIBRARIUM」としてリニューアルした4号館は山田守さんが最晩年に設計にかかわった作品。
どれもユニークな作りで、これらの建物を見るためだけでも湘南キャンパスへ行く価値ありますよ。
 
で、なんでこのタイミングで東海大学にやってきたかというと、こちらを見るためです。
東海大学 教養学部芸術学科 卒業研究展

●会期:2026年1月28日(水)〜31日(土)
●時間:10:00-17:00
●会場:東海大学 湘南キャンパス 10号館・13号館
●入場無料(予約不要)
●1月31日(土)10:00-17:00には、選抜者による研究発表会および演奏会を開催
●Presentation & Music Concert
・日時:1月31日(土)10:00〜17:00
・場所:13号館201教室


芸術学科の卒展です。
さっきは10年ぶりと書いたけど、卒展を見るためにその後も1度訪問してるのを思い出した。
 

「ん。東海大学の教養学部に芸術学科があるの?」と感じた方もいるんじゃないでしょうか。
芸術学科は以前からあります。
ただ、以前の教養学部は、人間環境学科の自然環境と社会環境の2課程、芸術学科の音楽学、美術学、デザイン学の3課程が設置されてたのを、2022年度に課程制度が廃止する改組改編を行い、人間環境学科と芸術学科の2学科体制となりました。

つまり今回が学科再編後の1期生卒業制作展ということで、「ちょうど東京藝大も卒展をやってて気になるけど、以前との変化見るために今年は東海大優先でチェックしなくちゃ」と思い立ったのです。藝大は萩原幸也さんのXで満足することに。(藝大卒展の土日は予約制だけど既に満席になってます)
あ、もう1つ見に来た理由があるのだけど、それは後で。

まず10号館へ。
1,2階は人間環境学科、3階は芸術学科の音楽授業で使う教室が入ってます。
外観は普通の建物ですが、地下に降りてみると

しっかりと美術系授業をやってるのがわかります。

展示会場はこうなってます。

10号館入口にも作品が。
チラシのメインビジュアルにも使われてる作品ですね。

10号館に併設される形で小規模な展示ができる「S-PLAZA」、

デッサンで使う石膏など様々な彫刻を保管する「芸術資料館」があり、そこでも展示されてました。

1号館前から10号館までのアプローチを動画で撮ってきたのでご参考に。

屋外にも作品が。

続いて13号館。
写真スタジオやシルク印刷室、窯造形室など美術・デザイン系で使用する施設が入っています。

こちらから行ってみましょ。

階段途中にも作品。

13号館は地上とブリッジでつながってるんです。
この作りが大好きで。

ここはデザイン系の展示教室ですね。

作品のそばには必ず研究レポートが置かれてて、その指導教員を見るとデザイン系は
熊谷 慶 助教
瀧 健太郎 准教授
富田 誠 教授
と書かれています。

実は東海大学芸術学科でデザインを教えてる3先生は全員ムサビOBなんです。
しかも富田さんはデザイン・ラウンジをやってる頃から、熊谷さんはデザイン情報学科助手・助教、瀧さんは映像学科助手をやってたから昔からよく知る人達ばかりでして、「卒業生の新たな学科作りの頑張りを見るために来た」というのがもう1つの理由です(笑)
学生さんの作品を見ても、「3先生らしい指導をしてるなあ」とちょこちょこ感じました。

こちらは音楽系の上演。

個人的には音楽系のパネル・論文展示が面白くて。
なんとなく音楽系論文というと「スケール展開のナンチャラ」「ベートーベンの作曲法研究」とかをイメージしてたんだけど、地域に出てワークショップをやってる学生さんがいたり、音楽系を瀧さんが指導されていたりして、「課程を廃止して美術・デザイン・音楽を融合した学科再編で目指した姿って、きっとこういうことなんだな」というのが一番伝わってきたのです。

音楽療法を扱う研究が多かった印象だけど、「地域の歩行速度の違い→聴覚リズム研究」な展開があったり、

「演奏会本番の緊張を乗り越える活動」の研究なんかもすごくデザインと相性がいいはずで、新芸術学科の可能性を感じる展示でした。

というわけで卒展レポートは以上。
 

午前は病院で定期検査受けてたから夜から何も食べてなく、お腹ペコペコ。

お隣の8号館へ。
いわゆる学生会館で、

1階には立派なトレーニングジムがあったり、

2階には紀伊國屋書店 東海大学ブックセンターが入ってました。
なんと1月9日にリニューアルオープンしたばかりなんだそう。
東海大学ブックセンター・リニューアルオープン | 教育と研究の未来


3階には、

こちらも新品の匂いがする「ToCoLAB」てのがあったけど、探してもリリースが見当たらない。
まだオープンしてなかったのかな?
 
そんなことはいいのだ。お腹が減った。心は井之頭五郎。

1階の学食「バブレストラン8」へ。湘南キャンパス最大席数を誇る大型食堂。


  • 今日のメニュー

油淋鶏とライスで770円なり。
  
お腹も満たされたのでそろそろ帰ることに。

帰る前に東海大学創立者であり理事長・総長だった松前重義さんの銅像にご挨拶。

松前重義総長の銅像はいつも正門を見つめています。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。