9月11日、こちらへ行ってきました。
寺田倉庫さんが運営する美術館「WHAT MUSEUM」。
もちろん、こちらを見るためです。
■諏訪敦|きみはうつくしい - WHAT MUSEUM
会期:2025年9月11日~2026年3月1日
会場:WHAT MUSEUM
住所:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
開館時間:11:00~18:00 ※最終入館は17:00
休館日:月(2026年1月5日は開館。祝日の場合、翌火曜)、年末年始(2025年12月29日~2026年1月3日)
料金:一般 1500円/大学・専門学校生800円/高校生以下無料
武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻・諏訪敦先生の3年ぶりとなる大規模個展の初日。
セットチケットを事前購入してたんで、諏訪先生の展示の前にこちらへ案内されました。
ごっついエレベータで上がり、着いたのが、
今年3月に増築・リニューアルされた体験型ゾーンは撮影OK。
現在は7月に発刊された「模型でわかる建築構造のしくみ: 歴史的木造建築から月面構造物まで、未来をひらく構造デザインの世界」の発売記念展が開催中。
「模型でわかる建築構造のしくみ」をパラパラとめくると、東大寺大仏殿、錦帯橋、会津さざえ堂等の他、大阪・関西万博の大屋根リングも紹介されてて、会場で買うかどうか散々迷って買わなかったんだけど、どうしても欲しくて帰ってからポチっと。
ちなみに上記写真の入口近くにある模型は、グッドデザイン賞2023グランプリを受賞した「52間の縁側」で、入った瞬間、「おっ」と声が出ちゃった。
多分外国の学生さんだと思うけど、体験ゾーンで楽しんでました。
さ、今回のメインイベント。
美術手帖のインタビュー記事を読むと、今回はあえて有名な大野一雄さんのシリーズや「棄民」シリーズの主要作品をリストから外したそう。
メインビジュアルで使われている「汀にて」。
病床のお母さまを描いたスケッチに、吐き出すように小さく書かれた言葉に泣きそうになりました。
「コロナ禍以降、人間を描きたい気持ちを失ってしまった」というエピソードにびっくりしたんですが、そこで描いた静物モチーフであっても生死を考えさせる作品で。
「きみはうつくしい」ってうまいタイトルだなあ、と。
最後に展覧会関連イベントを2つお知らせします。
まず、ギャラリートーク。
■「諏訪敦|きみはうつくしい」ギャラリートーク
日時:2025年10月25日(土)、12月20日(土)、2026年2月21日(土)
各日14:00~15:20
参加費:無料(事前申込不要) ※別途入館料必要
会場:WHAT MUSEUM
そして対談イベントはこの方と。
■トークイベント「ゾンビ化する社会」 で絵画を考える 諏訪敦×中野信子
日時:2025年9月28日(日)18:00〜19:30
登壇者:中野信子、諏訪敦、宮本武典(モデレーター)※敬称略
参加費:無料※別途入館料必要
定員:40名(事前申込制・先着順)
会場:WHAT MUSEUM
脳科学者の中野信子さんで、キーワードは「ゾンビ」。
すんごく面白そうだけど、すいません、既に満席でキャンセル待ち状態です・・。
以上、「きみはうつくしい」と聞くと「君は薔薇より美しい」をイメージしちゃう世代の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。