手羽が気になった全国の美術系大学関連情報をプライスレスでピックアップして紹介する美大ネタまとめ。
前回2月27日以降の情報です。
短期大学部募集停止の話が先行してますが、個人的には短大から移管する形で2027年に大学の現代文化学部内に「美術学科」を設置構想してることに注目。入学定員は40名。
美術館の新館長就任話を2つ。
■平田オリザさん新館長に 県立美術館 青森に縁 : 読売新聞オンライン
青森県立美術館の新館長に平田オリザさんが就任。
■金沢21世紀美術館の新館長に鷲田めるろが就任
改修でしばらく休館する金沢21世紀美術館の5代目館長にキュレーター・鷲田めるろさんが4月1日付で就任。
金沢美術工芸大の一般選抜実技試験で、試験中に「スパッタリング」の使用禁止を通告。
実技入試の場合、いろんな道具や技法があるから募集要項で「何がダメでいいか」と全部網羅することが不可能なこともあり、試験中に試験監督から「この道具(技法)は使っていいのか?」と確認があり、本部で判断して、試験中に伝えるケースがままあります。多分今回もそのパターンじゃないかと。
個人的にはデザインの平面構成でスパッタリングをやる作品がこの5年ぐらいで一気に増えたような気がしてます。
■日本能率協会 JMA が経営者層に向けたアート研修プログラムを始動 アートの持つ文化的創造性が日本企業経営のヒントに 3/3 シンポジウムでアート思考の必要性を国公立五芸術大学 学長たちと議論(tokyochips)
東京芸術大学・愛知県立芸術大学・京都市立芸術大学・金沢美術工芸大学・沖縄県立芸術大学の国公立五芸大とコラボしたアートとビジネスをつなげる価値創造・イノベーションプログラムで、今回のパネルディスカッション登壇者は東京藝術大学 日比野克彦 学長、京都市立芸術大学 赤松玉女 学長、愛知県立芸術大学 白河宗利 学長と豪華なメンバー。
動画はこちら。
東京藝大といえば、
■【募集】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2025
2019年度に始まった企画公募事業『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト』を、2023年に創設した芸術未来研究場の「芸術未来研究場が主催する共同研究企画公募事業」として実施。
東京藝大ネタをもう2つ。
■宮後優子×泉美菜子「アートブックの編集・デザイン・出版について」『作品集のつくりかた』(BNN)刊行記念
●日時:2025/03/27 (木) 19:30 -
●主催・会場:本屋B&B(世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)
宮後優子さんの新刊『作品集のつくりかた アートブック・ZINE・ポートフォリオ…作品を魅力的に見せる編集デザインのコツ』刊行を記念したトークイベント。
出演は著者の宮後優子さんと、ゲストのPINHOLE BOOKS・泉美菜子さんで、お二人とも東京藝大卒。
アート・芸術の力で社会課題解決やビジネスに挑戦するアーティストを支援する産学連携プロジェクトを始動。先ほど紹介した『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト 2025』の参加と企画支援、東京藝大生と卒業・修了生らを対象にした「社会実装支援プログラム」の提供を2025年7月から開始。
産学連携ってことだと、
■「叡山電車開業100周年事業」第2弾に京都芸術大学が参加!京都精華大学との3者連携プロジェクトを実施します!
叡山電鉄が2025年9月27日(土)に開業100周年を迎えることから、3月20日(木・祝)より叡山電鉄、京都芸術大学、京都精華大学の三者が連携して、2025年度に2つのテーマの取り組みを実施。
京都精華さんといえば、
■京都精華大学主催 創作作品コンペティション 「SEIKA AWARD 2025」入賞者を発表
SEIKA AWARDの6年目となる今回は全国の高校生から1,011点の応募があり、入選作品150点を選出。3月15日(土)から京都精華大学ギャラリーTerra-Sで展示。
受賞者ってことだと、
■JAGDA新人賞
JAGDA新人賞2025を受賞した城崎哲郎さんはタマビ卒、松田洋和さんはムサビ卒。
タマビとムサビといえば、「情熱大陸」で面白いことが起きていて、
■中島洋二(サンバダンサー) | 情熱大陸 | MBS 毎日放送
3月16日(日) 放送分はムサビ空間演出デザイン学科の中島さんが紹介され、
■鳥海修(書体設計士) | 情熱大陸 | MBS 毎日放送
翌週はタマビ卒の鳥海さんが登場してました。
「ムサビと●●」ってことだと、
■ダブルワーク生活はや2年。正直「ムリ…」と落ち込む夜もあるけれど。【イラストレーター、准教授になる 第17回】 | 進藤やす子「イラストレーター、准教授になる」 | よみタイ
東北芸工の進藤先生はムサビ卒。
毎回マンガを楽しみにしてます。
この流れでムサビ卒業生の活躍を3つ紹介。
■私は赤さん
大学としてもよくお世話になってるムサビ卒の夫婦ユニット「uwabami」がInstagramにアップした子育てマンガが単行本化されました。
子育て中のパパやママからは、「預言の書」と呼ばれているそうで、南海キャンディーズの山里亮太さんとuwabamiによる対談も掲載されてます。
ぜひ!!
この3月に卒業された関芙実香さんは工芸工業デザイン学科卒。
入学してすぐに氷上競技部を作ったんですよね。
■キラキラ大学生になりたい! / 美術のトラちゃん | CINRA
パピヨン本田さんはムサビ彫刻学科卒なんですが、それよりも「ケン・ハラヤくん」で飲んでるものを吹き出しました。ぜひ原研哉先生と対談してほしい。
ムサビの名前が出てくる記事はこちら。
■芸大留学生7割が中国人、10年で11倍の大学も ゲーム系就職が「永住権の近道」認識か @Sankei_news
この流れで海外の美大の話題を2つ。
■MITが芸術カリキュラムに力を入れる理由とは?イノベーションの原動力として重要視される「人文学」の存在 | NHK出版デジタルマガジン
32億円の寄付・・・すごっ・・。
以降は、美大に直接・間接的に関係する話題をまとめて紹介します。
■所沢子ども芸術祭~みんな芸術家のたまご~
●会期:令和7年4月12日(土)から5月11日(日)*実施日時・内容は変更する場合があります。
●時間:各企画により異なる
●料金:無料(一部有料企画もあり)
●会場:所沢駅、グランエミオ所沢、エミテラス所沢、所沢航空記念公園、ところざわサクラタウン他
●主催:所沢子ども芸術祭実行委員会
●共催:所沢市、所沢市教育委員会
企画には西武鉄道株式会社さん、(株)KADOKAWAさんや旅するムサビプロジェクトなども参加しています。
・開催日時:2025年3月31日(月) 19:00 - 22:00
・開催場所:東急プラザ原宿「ハラカド」3F BABY THE COFFEE BREW CLUB
・持ち物:名刺(ない方は作成してきてください。)
・会費:ワンドリンク付き 3,000円(税込)
クリエイター交差展は、クリエイティブな表現を探求し、互いに刺激し合う場を提供する、新感覚のクリエイター交流イベントです。
出展費用が免除となるUNDER 30枠があって、募集期間は 3月31日(月)まで。
急げ!!
ラ・サールでもこういう取り組みをしてるんですね。
■「失われた30年」を越えて─日本が世界の現代アート市場を再び席巻する日 | クーリエ・ジャポン
日本画に使われる膠はこうやって作られています。
以上、3月29日に放送される
■「漫勉neo」新作は大友克洋! 浦沢直樹の人生が変わった『童夢』生原稿 Eテレ
漫勉neoのゲストが大友克洋さんで、ずっと楽しみにしてる手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。