地域フォーラム2016in愛知に行ってきた

暑いだぎゃーの手羽です。

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2016年7月2日(土)、午前6時台ののぞみに乗ってやってきました。

名古屋だぎゃ!!


集合時間は12時だったけど、あえてこの時間に来たのは、

名古屋の「モーニング」を食べたくて(笑)
ナナちゃん人形の近くにモーニングで有名な「リヨン」があります。
10人ぐらいの行列ができてました。
 

これまた有名な「小倉トースト」。うまし。
うん、これで今回はミッションはほぼ終了したともいえる。。

こういう出張の時に時間作って美大巡りをしてまして、名古屋だと名古屋造形さん・名古屋芸大さんは訪問したことあります。残りは愛知県芸さんなんだけど公立は土曜に授業をやってないことが多い(学内に入りにくい)んですよね。
今回はあきらめてここに行きました。

名古屋ボストン美術館
1999年にボストン美術館と契約し姉妹館として開館した名古屋ボストン美術館は、ボストン美術館所蔵の優れたコレクションを恒常的に日本で見ることができる唯一の施設です。
ただ来場者が予想より下回った状態が続いており、平成31年度以降は契約更新しない、つまり閉館することをこの5月に発表されました。
3年以内に名古屋にいけるかどうかわからなかったのでここは行くしかないな、と。
現在は「ルノワールの時代」展をやってます。あんまりルノワールは好きじゃないんだけど(喫茶店のルノワールは大好きです)、いい作品が多かったですよ。


イベントが始まってしまうとほとんど観光してる時間がないから、頑張ってあそこにも行っておこう。

もちろん名古屋城!!
名古屋城は既になんどか来てるんだけどね。城好きとしては城があればチェックするしかない。

ただブラタモリのおかげで石塁の知識は昔より全然ある(笑)
そのせいか今まで見た中で石の組み上げ方が一番きれいに見えた。
 

焼失してしまった本丸御殿を復元中で、「玄関・表書院」部分は既に公開されてて、「対面所・下御膳所」がこの6月から公開スタートしました。なんていいタイミング。持ってる手羽。

 

残りは上洛殿のみとなりました。(ヘルメットかぶると工事現場を見ることができます)
 

金箔の量がハンパない・・・。
 

もちろん天守閣へ。この天守閣も名古屋でいろいろ揉めてるようですね。
名古屋城天守「木造復元」継続審議に…市委員会 : 読売新聞
いろいろとタイムリーなタイミングでの名古屋訪問だったかもしれない。
 

こういうところにあるジオラマが大好物で。必ず設置するものだから、ジオラマの完成度で気合の入り具合がすぐにわかります。
 

でも天守閣も何度も登ってるし、このシャチホコに乗った写真も何枚もあるし、時間もあんまりないし、このあたりは軽くスルー。


さ、本当の目的地へ向かいますか。

名古屋能楽堂です。
大学と校友会共催による地域フォーラムを毎年全国でやってて、今年は愛知支部が担当。で最初の打ち合わせをやった1年前から「能楽堂でやりたい!!」と支部の方がおっしゃってて、いろいろ大変な交渉の末、本日実現された、と。
 

愛知県が持ってるトヨタMIRAIをお借りして展示もしてました。
MIRAIは愛知県、能楽堂は名古屋市所有なのでこれもいろいろ調整が大変だったようです。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
 

今までで一番一般来場者が多かったかもしれない。
 
 

すいません。リハの写真しか撮ってなくて、これ一枚だけです・・・。


というわけで、第22回武蔵野美術大学 地域フォーラム「アート&デザイン2016愛知」~おわり の はじまり そしてMIRAI~の始まり!

能楽師和泉流狂言方 十四世 野村又三郎さんによるムサビの発展を祈願したスペシャル演出能でスタートし、第一部 講演「なるほど・ザ・城と能舞台」は「天守閣を設計できる男」こと建築OB・木岡敬雄さん。「能を能舞台と城の関係性から解説する」ってのはあまりなく、美大らしい話だったんじゃないかしら。

第二部は「エゴからエコへ、そしてエネに向う自動車デザイン」というタイトルでトヨタ自動車(株)先進技術開発カンパニーデザイン開発部の金沢美工卒・稲垣典世さん、名古屋芸術大学デザイン学部教授のコウデOB・片岡祐司さん、元トヨタデザイン部長で現在川崎重工業(株)MC&E チーフ リエゾン オフィサーのやはりムサビ工デOB・木村徹さんによるパネルディスカッション。

稲垣さんは「昔、豊田英二さんが『理想の車は筋斗雲』とおっしゃってたのを聞いたけど、それは自動運転だったり未来を予想した車だったんじゃないか、と今になってわかってきた。やはり将来を見越して考える人はすごい」という話。ちなみに就職を考えてる時に「家電も家具のデザインも全部車でできるよ」と言われ、トヨタへ行くことを決めたそう。


最後に「美大受験を考えてる人にメッセージ」ということで、木村さん、片岡さんがこうおっしゃってました。

世の中は変わるし、世の中は変化し続けてる。
でも人間はそれをつい忘れてしまいがち。
「知らぬ間に変わっていくし変化するもんなんだよ」という気持ちをいつも持ってなくちゃいけない。そこから発見や創造が生まれる。
そして変わることをネガティブに考えず、変わる時はチャレンジできるチャンスだよ。


こういうときにあれですが、名古屋芸大さんも来年から大きく変化しますしね・・。
ムサビは変化に対応してるのだろうか・・。
 

あっという間の3時間でした。

最後に現在海外に出かけてる学長に代わって、篠原学長補佐から挨拶。
校友会行事よりも優先しなくちゃいけないような海外がどこかは後日(笑)

 

そうして、名古屋の夜はふけていくのであった。
今日はワークショップと校友会総会です!
 
 

以上、あなたの素敵な夢の中にこんなやつがクネクネ出てきて悪夢になればいいね、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。