3月1日(土)、手羽は
ムサビ市ヶ谷キャンパスへ。
キャンパス前では野菜マルシェをやってたけど(次回は3/22)、目的はこちら。
■2024年度 空間演出デザイン学科卒業・修了制作選抜展
●会期:2025年2月28日(金)-3月3日(月)
●時間:10:00-18:00※最終日は16:00まで
●会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス 2F、B2F
1月に開催された鷹の台キャンパス卒業・修了制作で発表した空間演出デザイン学科(以下、空デ)の卒業制作作品40名を選抜して再編集した展覧会です。市ヶ谷での空デ選抜卒展は今回で2回目。
空デはセノグラフィ、インテリアデザイン、環境メディアデザイン、ファッションデザイの4コースで構成されてます。「舞台美術」「インテリアデザイン」「ファッションデザイン」等を別々に学ぶ学科は他大学にもありますが、この4つを柱にして学べる学科は関東ではムサビの空デだけです。
どんどん見ていきましょ。
1階入り口のサイネージ。
会場は2つに分かれていて、まずは2階から
7号館4階でやってたファッションショーはこう展示したんだなあ。
手前の作品は、47都道府県それぞれの祭りの個性を生かしたデザインのプロダクトを提案。
そして地下2階展示室へ。
この目玉焼きは本物で、毎日焼いて設置してるそうです。
14時から5階講義室で教員によるクロストークがスタート。
安藤北斗先生が進行役。
安藤先生はケルンで開催されたインターナショナルワークショップ「Global Design Initiative」帰り。お疲れ様です・・。
まずは空デの紹介動画を使って空デの解説。
そして安藤先生と津村 耕佑先生 、鈴木 康広先生によるクロストーク開始。
津村先生といえば、発売されたばかりの「Them magazine No.057 "Colorful Spring"」のストリートカラースナップに津村先生がモデルとして登場しますよ。
【最新号発売中】Them magazine No.057 "Colorful Spring"
COLOR—色。ファッションの分野において色は、イメージの形成や個性を表現するために大きな役割を担っており、色とファッションは切ってもきれない関係がある。https://t.co/86835EWwWy pic.twitter.com/kvnEVqWT05— Them magazine (@Them_mag) February 25, 2025
全体のテーマとなった流れは「日常と非日常」かな。すごくいい話でした。
ところで会場からの質疑応答ですごいことが起きたんです。
最初に質問された一番前に座ってた方は福岡からこのために参加した方。
「福岡からわざわざこのために?!」と反応してたら、なんとその隣に座ってた方も福岡からの受験生で、福岡からわざわざ上京されたんだそう。でも、さっきの方とは知り合いではなく全くの偶然だったの。こういうことってあるんだなあ。
16時からは、展示会場で学生による公開プレゼンテーション。
学生さんが作品解説をして、先生方がコメントや質問をしていきます。
こちらの作品は鷹の台卒展ではパフォーマンスをされたんだけど、今回は作品展示のみ。
ファッションショーやパフォーマンスものだと先生方は構成全体をみて講評するので、作品単体の学生さんによる解説はゼミ担当教員以外は初めて聞くので、先生方も新鮮だったそう。
こちらの作品は鷹の台卒展では狭い通路に置かれてたけど、市ヶ谷では点在されてて、よりインスタレーション化されカオス感が増幅されてた。再構成の面白さですね。
しかし4日間だけじゃもったいない展示。
来年は10日間ぐらいやってくれないかしら。
教員トーク、学生プレゼンは本日3月2日も開催されます!
■空間演出デザイン学科 卒業修了制作選抜展関連企画「教員トーク&学生プレゼンテーション」
●開催日:2025年3月1日(土)、2日(日)
●時間:14:00-15:00教員トーク| 16:00-17:30 学生公開プレゼンテーション
2日の教員登壇者はこちらの方々。
今日来場される方で注意していただきたいのは、今日は東京マラソン開催日ってこと。
おもっきし市ヶ谷キャンパス前の外堀通りがマラソンルートなもんで、午前は交通規制されちゃうんですよ。
11時5分まで道路の横断ができなくなるので、すんごく遠回りしないと市ヶ谷キャンパスへたどり着けないのね。
展示は10時からやってるけど、11時過ぎに行かれた方がいいと思います。
この交通規制を除けば、市ヶ谷キャンパスは市ヶ谷駅から徒歩5分とアクセスがいいので、空デに合格された方、空デ以外の他学科・他大学の両方合格してどっちに行くか迷ってる人、補欠繰り上げ待ちの方も4年後のイメージやモチベーションアップ、選択の参考としてお越しください。
いい展示なので、もちろんそれ以外の方も!!
以上、個人的に一番見てほしいのはCI学科の学生さんだったりする手羽がお送りいたしました。
「専門家が展示計画すると、この空間はこれだけ見やすくなる」てのがわかるはずで、卒展の参考に絶対になるよ。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。