【美術大学のススメ】美大ニュースまとめ20250227

2025年2月27日(木)

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手羽が気になった全国の美術系大学関連情報をプライスレスでピックアップして紹介する美大ネタまとめ。
前回2月10日以降の情報です。
2週間に1度ぐらいがボリューム的にちょうどいいんですよね。

山際康之・現東京造形大学学長の任期満了に伴い、現副学長でもある絵画専攻領域の生嶋順理先生が第12代学長に決定しました。生嶋先生は版画の先生ですね。
新学長の任期は2025年4月1日から2029年3月31日までの4年間。どうぞよろしくお願いいたします。

会期:2025年2月14日(金)-27日(木)
時間: 最終日11時〜15時
入場無料・予約不要
会場:アート・イン・ギャラリー原宿


内  容:そよぎフタクタルのプロジェクト、コンセプト、キャラクター等を起点に、東京造形大学に所属する、デザイン学科8専攻領域、美術学科2専攻領域の学生が制作したアニメーション、絵画、平面デザイン・立体デザイン、イラストレーション、実写映像などのジャンルを横断した展示。
今日まで!
うらやましくて何度も紹介してます(笑)
  

公益財団法人・高知市文化振興事業団と高知市は、土佐女子中学・高校出身で、女子美術大学短期大学部造形科卒の実業家・柴田恵子さんから受けた寄付を原資に、若手美術作家育成事業をスタート。
 
 
続いてムサビ。
速報!「第28回岡本太郎現代芸術賞」受賞者が決定!入賞者・入選者の作品を集めた展覧会を川崎市岡本太郎美術館で2月23日~4月13日に実施

2024年油絵学科卒の仲村浩一さんが岡本太郎賞を、2023年油絵大学院修了の井下紗希さんが特別賞を受賞しました。お二人とも卒業制作優秀賞を獲った方でもあるので作品をよく覚えてます。
おめでとうございます!!
 
 
卒業生の活躍といえば。
新PARCOカードが登場 平林奈緒美がデザイン|Webマガジン「AXIS」

平林奈緒美さんは空間演出デザイン学科卒で、UNITED ARROWS等のアートディレクション、HOPE、NTT DOCOMOパッケージデザイン、矢野顕子・宇多田ヒカル・DREAMS COME TRUE等のCDジャケットデザインなどもされてる方。
ムサビの三鷹ルーム・市ヶ谷キャンパス・15号館等の建物サインもお願いしています。
 

 
卒業生だけじゃなく学生さんも頑張ってます。
東海村 卒業迎える中学生に美大生などが黒板アート贈る|NHK 茨城県のニュース

クリエイティブイノベーション学科若杉ゼミ3、4年生が、医療法人弘仁会と共同で介護老人保健施設「ロータスケアセンター」において、2月17日から3月17日までアート展覧会「ムサビサンサン」を開催。
 
 
基礎デ新入生info2025

基礎デザイン学科の学生有志が新入生向けの基礎デ紹介サイトを作りました。
入学前、もしくは併願してどの学科に行くか迷ってる方も見てね。
 

工芸工業デザイン学科インダストリアルデザインコースの田中桂太先生は山登りと自転車が趣味なんだけど、仕事につながってきてる。
  
 
ちょっと面白いことが起きてまして。
多摩美術大学博士課程展2025|武蔵野美術大学

会期:2025年2月26日 - 3月9日
時間:10:00-17:00
会場:多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー1F、アートテーク屋上庭園

URLはmusabi.ac.jjpなんです。
通信教育課程油絵学科版画コースを卒業された大久保春霞さんがタマビの博士課程に進学されて参加する展覧会なので、タマビ内で行われる展示をムサビサイトで紹介するという面白い構造になってます。

しかし通信版画を卒業して博士課程ってすごいことだなあ・・。
 

前編にタマビ図書館、後編にムサビ図書館が紹介されています。


というわけでタマビネタを。
国際的に活躍した、グラフィックデザイナーで彫刻家の五十嵐威暢氏が逝去|Webマガジン「AXIS」

グラフィックデザイナーであり彫刻家、そして多摩美術大学学長をされていた五十嵐威暢さんがお亡くなりになりました。
国内外のVI計画に多く携わっていて、代表作にカルピス、明治乳業、多摩美術大学、PARCO PART3、札幌のJRタワー等があります。彫刻作品がタマビにも設置されてます。

ちょうど金沢工業大学で
2024 年度五十嵐威暢アーカイブ研究報告展 FIND ON SITE
が開催中でして、前回の美大ネタまとめで紹介したばかりだったのでびっくりで。

 
 
タマビの先生といえば、
多摩美術大学 田淵諭/美術大学のススメ

田淵先生が美大について語っている動画が公開されました。
 
 
美大紹介動画ってことだと、
京都精華大学紹介ムービー2025 表現で世界を変える

映像専攻4年生2人が大学紹介動画を制作しています。
学生さん制作だからトンガってる動画をイメージしてたけど、むしろ普通の大学紹介動画というところが売りかもしれません。
 
 
京都といえば、
あなたの街へ伺います!全国6会場 美大芸大進路講座
実践的探究フォーラム

最初は「へー、瓜芸さんは地方で2つのイベントをやるんだなあ」と軽く見てたら、名物職員・吉田大作さんが同じ会場で午前2時間探究の話、午後2時間美大の話、多分説明時間の後(放課後)に個別相談を6地域でやるってことだった。すご・・。



ここからはいろんな美大な話題をまとめて。
大学連携地域力創造プロジェクト 金沢のこれから展

会期:2025/2/20 - 2/28
会場:金沢市役所 第二庁舎 1Fスペース


金沢美術工芸大学インダストリアルデザイン専攻3年生が産官学連携授業として実施した金沢市の「大学連携地域力創造プロジェクト」と、三菱電機株式会社との共同研究「中核都市における社会課題とその解決策」の展示。

展示は明日までですが、期間中は21世紀美術館で卒業制作展も開催されているので、ぜひ金沢へ。

  
あ、21世紀美術館といえば、昨日こんなニュースが。
金沢21世紀美術館 長期休館へ|北陸朝日放送公式チャンネル

老朽化や能登半島地震の影響で大規模な修繕が必要となって、2027年5月から約11カ月間休館となることが発表されました。
ってことは、その期間のカナビさんの卒展は大学構内でやるのかもしれませんね。それはそれで楽しみ。


JICAと海外協力隊連携派遣に関する覚書を締結しました|長岡造形大学

エマニュエル・ムホーさんはプロダクトデザイン学科の東北芸術工科大学教授。


ここからは美大に直接・間接的に関係する話題をまとめて。
第1回オープンミーティング:オルタナティブな場の連携を美大から考える

●日時:2025年3月9日(日)15:00〜17:00
●登壇者:小野冬黄(武蔵野美術大学連携共創チーム αMアシスタントディレクター)|松田愛子(多摩美術大学社会連携課 Up & Coming担当)|綱川知里(東京造形大学学術交流課 CS-lab職員)
●司会:石川卓磨(美術家・美術批評家)
●会場:gallery αM(武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス2階)


美大内でアート活動の独自な運営が行われてるムサビの 「gallery αM」、タマビの「Up & Coming」、東京造形の「CSLAB」に携わるメンバーでオープンミーティングが行われます。

ミッツマングローブさんのラジオ番組「ミッツ・ザ・コレクション」で美大系出身アーティストが特集されました。いまならradikoで聴けます。

速報版はこれまで紹介してきましたが、完全版が公開されました。
 
 
これも前にクリクリ!で紹介してるけど、美大ネタなので。
「日本の美大・音大に中国人留学生が殺到」は真実か

日本経済新聞で「美大に殺到する中国人 「夢」は日本永住 ニッポン華僑100万人時代 - 日本経済新聞」と出ましたが、その解説動画です。



以上、昨日帰ってる時に小学生がケンケンパだけで200mぐらい前に進んでるのを目撃した手羽がお送りいたしました。
おっさんにはもうその体力も集中力もないのよね。うらやましい。ケンケンパやりたい。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。