2024年度多摩美術大学卒業制作展・大学院修了制作展 A日程に行ってきた #多摩美 #卒業制作展 #卒制展

2025年1月13日(月)

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1か月ぶりにこちらへやってきました。

多摩美術大学です。
1か月前はフーディを買うためだけに来たんだった。
 
もちろんこちらの展覧会を見るため。
多摩美術大学 美術学部卒業制作展・大学院修了制作展A

●会期:2025年1月10日(木)-13日(月)
●時間:10:00~18:00
●会場:多摩美術大学八王子キャンパス


本日最終日に行く人の参考用にレポートを残しておきます。
 
気を付けないといけないのは、タマビさんは数年前から1月と3月に学科を分けて卒展をやるようになり、この1月の卒展Aは、日本画、油画、版画、彫刻、工芸、テキスタイルデザイン、環境デザイン、メディア芸術、情報デザインの卒展で、グラフィックデザインやプロダクトデザインなどその他の学科は3月開催だってこと。
 

タマビ卒展は学生名や展示教室が書かれたパンフレットはなくAB日程共通の簡単なリーフレットのみで、各会場で学生名が書かれたリストを受け取る形です。
でもタマビは1つの学科が1つの建物でほぼ完結してるから、これでも大丈夫なんですよね。1つの建物をいろんな学科が使ってて、作品があちこち点在してるムサビ卒展じゃ絶対無理・・。
 
今年は時計回りで進むことに。
キャンパスマップを見てもらうと、きれいに時計回りにチェックしたかわかってもらえるはず。
多分、タマビ関係者以外で八王子キャンパスのトイレの場所を全部把握してるのは手羽ぐらいで(自慢じゃない)、そんなタマビマニアの手羽が提案するタマビ全体を回るコツは「いかに坂を感じずに進めるか」じゃないか、と。
今回のルートだと、建物の高低差を使いながら作品を見れるので、急な坂道を使わずに済むんです。

まずは図書館。

環境デザイン学科が展示。普段は館内撮影禁止ですが、作品だけならOKのよう。
 
 
続いて、情報デザイン棟・芸術学棟。

「手羽が決めるタマビの好きな風景」のひとつ。


  • 階段途中の窓にも作品があります。

土曜は情報デザインコースを退職される宮崎光弘先生の最終講義が開催されてました。
登壇者は卒業生でもある藤原惇さん、林響太朗さん、白石覚也さん、上田壮一さん、岡崎智弘さん。

中庭を抜けて、

テキスタイル棟。

からの工芸棟群。

そうそう。
今までタマビ卒展で見たことはなかったんですが、

講評してる風景に何回か遭遇することができました。

彫刻棟群へ。


  • ちゃんとサインを出してたのは彫刻学科だけでしたね


  • 金属棟。彫刻学科も講評中


  • 大学院棟。好きな作品が多かったです

後でタマビ公式Xを見てわかったんですが、奥の「巨大な歯」は回転するんですね。


  • 石彫棟

あちこちにギャラリーストーカー対応の張り紙がありました。

デザイン棟はグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、環境デザイン学科の建物ですが、卒展Aは環境デザイン学科しかやってないから、展示は1階だけなんです。ちょっと寂しい・・。
 

アートテークへ。
こちらのギャラリーでは、

選抜された作品が展示されてるんです。
しかし、卒展と同じ会期でどうやって作品を選抜し展示場所を決めてるのか不思議で。「このスペースは●●学科だからここに入る作品」みたいな感じでやってるのかな?

さすが選抜展だけあって、作品がいいなあ。
あ、昨日NHKで紹介されてたのもアートテークです。
東京 八王子 多摩美術大学の学生の卒業制作作品展示会|NHK 首都圏のニュース

ちなみにムサビとタマビでも卒業制作展の考え方が違うんですよね。
ムサビは全学科が講評状態からそのまま卒展に突入していくので、学内展がメインという考え方です。学生さんも研究室も職員も全精力をつぎ込むのが学内展で、学科ごとの学外展は五美大展以外だと日本画、視デ、工デぐらいしかやってません。(最近は空デ・映像もやってるかな?)
でもタマビはどちらかというと学内展より2、3月に各学科が行う学外展の方に学生さんも研究室も力を入れてるように感じます。
タマビ受験を考えてる方は各学科の学外展も見ておいた方がいいですよ。

 
続いてメディアセンター。

スタジオで情報デザインが展示してます。

絵画東棟。
入口に「とおって!!ふんずけて!」と看板が出てて、なんのことかと思ったら、

入口に油画の学生さんが展示。踏んづけて入りました(笑)


  • 最上階。自由デッサン室だけに天井が高い


  • こういう作品は5美大展はどうするんだろ?

メディアセンター側を撮影。この急勾配をうまく写真で表現できるようになりたい。


  • 手羽の好きな階段

そして最後の建物・絵画北棟へ。
主に日本画と版画が展示されてます。


  • 「制作中」という作品で、ほんとに制作中だった


  • この渡り廊下も好きな風景。

これは版画専攻のイベントスケジュールですが、先ほどの情デしかり他学科も卒展に合わせて何かしらやってるので、張り紙をチェックしてみてください。
 
冒頭で偉そうに「坂を感じずに進む」とか書いたけど、階段の上り下りは発生するからやっぱり全体をグルっと回ると平地慣れしてる手羽は膝が痛くなる・・タマビの人は偉いなあ・・。


以上、今年はムサビ鷹の台卒展タマビ統合デザイン学科卒展の会期が丸カブリで行けそうにない手羽がお送りいたしました。
ほぼ毎年チェックしてただけに悔しい・・。上野毛の方、手羽の代わりにレポートブログ書きます?
 
あ、今回の統合デザイン卒展WEBサイトだと、ゆるっとしたデザイン感なのでわざとやってる可能性もあって、はっきりと指摘しづらいんですが、

綴りが「Infomation」になってます・・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。