【締切は9/14!】武蔵野美術大学100周年事業シンボルマーク及びコンセプトワードを募集してます! #在学生・卒業生・教職員限定

2024年9月6日(金)

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武蔵野美術大学は1929年に帝国美術学校として開校したので、2029年で創立100周年となります。
ずいぶん先のことだと思ってたけど、もう残り5年なんです。
 
その100周年を社会に広く広報すること、そして在学生、卒業生、教職員のオールムサビで100周年の喜びを分かち合うことを目的に100周年事業のシンボルマークとコンセプトワード(標語)を在学生、卒業生、教職員の方々からそれぞれ公募しています。
今日はそんな話。
 
武蔵野美術大学100周年事業シンボルマーク及びコンセプトワード募集について

当初7月19日が応募締切だったんですが、在学生から締切延長の要望を多数あって、応募期間を 9月14日(土)まで延長しました。

「2ヶ月延長するって長すぎない?そんなに申込なかったの?」と思われそうですが、学生さんは夏休みに入っちゃったので、「締切延長するなら後期が始まるまで延長しないと意味ないか」と設定したら9月14にになっちゃったんです・・。

  
シンボルマークやコンセプトワードってどんなものか?
15年前の80周年事業を参考に解説していきましょう。これが一番わかりやすいので。
 
まず、80周年事業シンボルマーク。

80周年記念事業全体のデザイン・ディレクターを担当した、基礎デザイン学科・板東孝明教授が作成しました。

MAUカラーである青・黄に赤を追加して、その3色のバーが積み木のように正門を形成し、『MAU』と『80』を包み込むイメージになってます。
正門は大学と社会との架け橋であり、未来へと導くゲート、美の世界と表現への道しるべを表してるんですね。

そうなんです。80周年マークは公募じゃなく教員作成だったので、周年事業シンボルマークの募集は今回初めてなんです。
 

次に、80周年事業コンセプトワード。
ご存じの方も多い「生きる、をつくる。つくる、を生きる。」です。

今回同様、在学生、卒業生、教職員等から公募し、油絵学科版画専攻4年生が考案した作品が採用されました。
決まった後にアフラックさんのメインテーマ「『生きる』を創る。」と似てることがわかり、少しドキドキしましたが、すごくいいフレーズで、教職員にもファンが多いです。

2018年度卒業式では視覚伝達デザイン学科・新島先生の祝辞でも 触れてましたね。
ちなみに優秀賞の数点の中には職員の作品も入ってました。
え?手羽は当時応募したのかって?
80周年の時は審査員だったんで申し込めなかったんです(涙)今回はばっちり。 
  

そして100周年の話に戻ります。
今回はムサビ在学生・卒業生・教職員限定で「シンボルマーク」「コンセプトワード」をそれぞれ募集しています。(両方の申込も可能)
100周年構想ステートメント等が公開されているので、こちらを読んでいただき、イメージを広げて作成をお願いします。ステートメントは「その言葉を使いなさい」ではなく、「モチーフ」ぐらいに考えていただいて大丈夫です。
「教職員」の範囲は助手・助教・教務補助さん、嘱託さん、パートさんなども含まれています。「大学に関係してる人は全員」とかなり緩く範囲設定してるので、「私も申込たいんだけど対象者なのかな?」という方は問い合わせてみてください。ご本人から。
 
採用されたシンボルマーク・コンセプトワードは大学の広報物・・ポスター、大学案内、Webサイト、寄付金趣意書、記念展覧会、式典印刷物、名刺、封筒等ほんと幅広く使用されます。 
基本パターンはこんな感じ。


  • 80周年時の例

言葉の定義はいろいろあるのですが、今回は事業を象徴するマークを「シンボルマーク」、コンセプトやムサビが目指す姿を表す短い言葉を「コンセプトワード」としました。
ただそれだけだとなんのマークかわからない可能性もあるので、「ムサビ100周年」などの「タグライン」を組み合わせた使い方がベースになります。(タグラインは大学で考えます)
 
注意すべきことは、「シーンによってすごく小さくしたり、印刷物では白黒で使用することもよくある」ってこと。


  • 80周年時の例

なので、カラー/単色/モノクロ仕様、拡大縮小に対応できるデザインである必要があります。
80周年事業シンボルマークもこんな感じにモノクロバージョンが存在しました。なんだかんだ印刷物は白黒が多いんですよね。
なので、絶妙なグラデーションだけで構成されてたり、細い線だけで作られたものは向かないと思います。
 


また、シンボルマーク+コンセプトワード+タグラインを縦に組むのが基本パターンでしたが、バナー等だと横に組まれた方が使いやすかったりするので、


  • 80周年時の例

こういう組み方も、かなり後半に作ってもらいました。
このあたりのデザインは大学が依頼するデザイナーさんにお願いするので、どう組むかまでは応募者に考えていただく必要はありません。
シンボルマークのエントリー時は手書きをスキャンして申し込むのもOKですし、白黒バージョンを作る必要もありません。「いろんな形で使われる」ということだけ想定して考えていただければ。
 
 
今回審査するのは、教員からは





こちらの3名。
ファインアート、イラストレーション、グラフィックデザイン、文学のプロフェッショナルにお願いしていて、特に視デの沢田先生は、TOKYO2020オリンピック・パラリンピック大会のデザインディレクターをされてたような方です。
この他に大学のブランディング検討会議委員、職員、校友会から数名審査に参加します。
 
採用者への発表は、審査後に商標確認を行ってからなので、11月末か12月頭になるかと思います。
申し込んでからずいぶんお待たせしちゃうのですが、どうぞよろしくお願いいたします。


在学生、卒業生、教職員やスタッフの皆さん、ムサビ100周年を盛り上げていきましょっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。