【美大生×官僚 共創デザインラボ 公開プレゼンテーション】美大ニュースまとめ20240826

2024年8月26日(月)

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手羽が気になった全国の美術系大学関連情報をプライスレスでピックアップして紹介する美大ネタまとめ。
前回7月16日以降の情報です。1ヶ月以上あいてしまった・・。
 
 
まずは新しい組織の話。
2025年、新たな10専攻へ|九州産業大学

クリクリ!で一度紹介してるけど、美大ネタまとめでも。
芸術表現学科の「絵画専攻」「立体造形専攻」を「美術専攻」の1つに、生活環境デザイン学科の「工芸デザイン専攻」「プロダクトデザイン専攻」を「生産造形デザイン専攻」の一つに、ソーシャルデザイン学科の「地域ブランド企画専攻」を「企画デザイン専攻」に名称変更します。
 
 
「大学・高専機能強化支援事業」の第2回公募選定結果をお知らせします|文部科学省

「支援1:学部再編等による特定成長分野野(デジタル・グリーン等)への転換等」を使って、京都精華大学さんが令和10年度に通信制課程の情報学部新設とデザイン学部建築学科の定員増を計画。
文科省が出してる「新設予定大学」だと2年後ぐらいのものしかわからないから、令和10年情報ってこういうパターンで知れるってことですね。京都精華さんだとマンガの通信教育をやっても良かったんじゃないかと思ったり、令和10年だと他学部の改組を先にやってそうな気もしたり。
他にも「愛知淑徳大学が建築学部建築学科新設」とか気になるものもあるんで、詳しくはサイトをご覧いただければ。
 
 
美大生×官僚 共創デザインラボ 第9回共創ワークショップ 公開デザインプレゼンテーション

●日 時:2024年9月1日(日)14:00〜16:00
●主 催:美大生×官僚共創デザインラボ
●参加方法:<YouTubeライブ配信>共創デザインラボ公式チャンネルにて、ライブ配信。

こちらは恒例企画になってきました。もう9回目なんですね。
 

 
というわけでタマビ卒業生ネタを続けて2つ。
仕事ずかん:おもちゃの企画・商品開発 | 毎日新聞

『化け猫あんずちゃん』で監督である久野遥子さんと、作画監督の石舘波子さん、中内友紀恵さんは、多摩美術大学グラフィックデザイン学科を2013年に卒業した同窓生。
 
 
東京造形大ネタも2つ続けて。
気象予報士・お天気キャスターの森田正光さんにゲスト講師としてお越しいただきました|東京造形大学

「なんで東京造形大の授業に森田さん?!」と思っちゃうけど、「サステナブルデザイン論」でモノヅクリと環境問題・気候変動について、と聞いてナルホド、と。
 
 
ただいま、私の仮想世界 理想郷を持つ画家が知る「現実のいとおしさ」:朝日新聞デジタル

美術家・原田郁さんは東京造形大学大学院美術専攻領域絵画科を修了されて、助手もされてた方。
 
 
お絵かき、デザイン、ものづくりが「好き」。その気持ちを「力」に変える学校|ダイヤモンド教育ラボ

女子美術大学付属高等学校・中学校の話。
「女子美付属高校って定期的にダイヤモンドオンラインで紹介されるなあ」と思ったら広告記事だった。
 
 
ここから京都の話。
京都芸術大学が亀岡市と連携・協力に関する協定を締結。同市が進める環境先進都市実現のための新しい施設の内装に本学学生が関わっています。|京都芸術大学

2024年8月1日に亀岡市の環境政策を体感できる場所となる「亀岡市環境プロモーションセンター
を新設され、その総合プロデュース、デザインディレクションを本学教授服部滋樹、什器制作にも瓜芸さんが関わっています。
 
 
「京都の美大が連携」ってことだとこちら。
京都市立京都堀川音楽高等学校との連携協定の締結について|京都市立芸術大学

昔の堀川音楽高校音楽専攻科が京都市立芸術大学音楽学部の原点で、敷地に京都市立芸大のギャラリー@KCUAがあったりもしたから、とっくに連携協定を結んでいるものだと思ってました。
 
 
もう一つ京都芸大の話題。
寺田倉庫/京都市立芸大の新キャンパス内に美術品保管庫オープン|物流ニュースのLNEWS

京都市立芸術大学A棟6階に開設。月額保管料金は16,500円(税込)から。
 
 
京都といえば、
東京学生映画祭が閉幕、実写長編グランプリは接触恐怖症の青年描く「オキシトシン」

アニメーション部門グランプリは、京都精華大学の藤田みのり監督作「芋虫」が受賞しました。
ちなみに実写短編部門グランプリは武蔵野美術大学映像学科・川島佑喜監督作「I AM NOT INVISIBLE」、実写写長編部門グランプリは、東京藝術大学大学院映像研究科監督領域の前田航希監督作「オキシトシン」。
 
 
東京藝大といえば、
東京芸大・山岳部の黒沢ヒュッテ、64年経て傷み激しく 修復に奔走 | 毎日新聞

64年前に立てられた東京芸術大山岳部の山小屋「黒沢ヒュッテ」の修復のため、山岳部の同窓会「上野山の会」が寄付を募っている。
 

もひとつ東京藝大ネタ。 
MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2024|アートギャラリー | 日本橋三越本店

●会期:2024年8月21日(水) ~ 26日(月)
* 最終日は午後5時終了
●会場:日本橋三越本店本館6階美術 美術特選画廊


東京藝術大学美術学部美術研究科の日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、建築、先端芸術表現、芸術学、美術教育、文化財保存学、グローバルアートプラクティスの各科・専攻よりそれぞれの教員から推薦のあった作家31名の作品展示。
こちらも恒例企画になりましたね。
あ、今日までだ。 
 

●日時:2024年8月27日(火)~31日(土)11時~19時30分
   ※31日(土)のみ12時~15時まで
●会場:デジタルハリウッド大学・駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台4-6 ) 3F
●入場料:無料
●予約フォーム:https://forms.gle/oBL5W2GiyXoTtjeB8

メディアアートを学んだ20名の学生たちが授業開始からわずか2週間で展示会に出展する作品を制作。
 

宝塚市制70周年・手塚治虫記念館30周年進歩ジウム「手塚治虫を育んだまち宝塚」

●日程:2024年9月8日(日)
●時間:14:00~(開場 13:30)
●会場:中央公民館 ホール(兵庫県宝塚市末広町 3-53)
●申込:事前申込制
●定員:150名(先着順)
●料金:500円


立命館大学理工学部ロボティクス学科教員の他に、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科の木村幸司先生、京都精華大学マンガ学部教授であり専務理事の吉村和真先生が登壇します。
「進歩ジウム」ってのがポイントですね。
 

●対象:高校生
●応募内容:夢中になっている活動・表現をまとめた3分以内の動画
●応募期間:2024年8月15日(木)〜10月15日(火)
●入選賞品:金賞(1件) 30万円+秋田のお米1俵相当等

 

●テーマ:カルチュラル・エンジニアリングの観点からの地域づくり~市場街(いちばまち)は、果たして文化を創り出せているのか?~
●日時:2024年9月22日(日)18:00-19:45(受付17:30、開場17:45)
●会場:御車山会館(富山県高岡市守山町47-1)1F展示ホール
●定員:50名(事前申込先着30名+当日先着20名立席、聴講無料)
●事前申込フォーム:https://forms.gle/xKHZLqAp7xwsC3Yv6(締切:8月31日、受付結果は9月上旬に連絡) 

「市場街」は、今年で13年目を迎える「ものづくり」をテーマにしたイベントで、まち全体を会場に3日間さまざまなイベントが開催されます。
そのシンポジウムのコーディネータが富山大学 芸術文化学系の有田 行男先生で、長澤忠徳 学校法人武蔵野美術大学理事長が基調講演をやります。
あ、ムサビネタはいっぱいあるので別記事にします・・。
 
 
版画五美大2024 ポートフォリオ版画集とアートブック展

●会期:2024年9月11日(水)-10月5日(土)
※9月16日(月・祝)、23日(月・祝)は特別開館※日曜は休館日
●開催時間:10:00-17:00
※入場は16:30まで
●会場:女子美アートミュージアム 相模原キャンパス10号館1階

東京五美大(女子美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学)の版画専攻の展示。
会期中に学生出品者によるアーティストトーク(9月11日)、
ポートフォリオ版画集の紹介(9月11日)、ワークショップ・製本「はじめての手製本」(9月14日)が開催されます。
 

 

ここからは間接的に美大が関係する展示など。
「藤本壮介展」が森美術館で開催へ。初の大規模回顧展|美術手帖

森美術館が「藤本壮介展」を2025年7月2日〜11月9日に開催。
「え!?もう始まってるの?!」とよく見たら来年の7月だった。

 
 
【アートコンペ】最終審査に進む6作品が決定しました。|TOKYO MIDTOWN AWARD

2024年9月27日(金)~10月9日(水)にファイナリスト作品展示が始まり、10月10日(木)に発表となります。
 

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond

会期:2024年08月24日-11月24日
時間:10:00-17:00(会場により一部異なる)
休館日:六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜休業(月曜祝日の場合は火曜に振替休業)
会場:ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター等

以前「六甲ミーツ・アート芸術散歩」という名称でしたが、今年から「神戸六甲ミーツ・アート beyond」に変わっています。
 

群馬県を撮影地または舞台とした 「ショートフィルム」のコンペティションで、「ストーリーのある3〜10分程度のショートフィルム」「群馬県の魅力をエッセンスとして入れること」「18歳以上(性別や居住地、国籍など不問)」「応募時点でディレクターとして商業映画を制作したことがないこと」が条件。
群馬県主催で、審査委員長は俳優・映画監督の奥田瑛二さん。
企画審査で選ばれた10組のクリエイターにはなんと制作資金100万円が出ます。10組にそれぞれ100万って動画系コンペではあまりないケースじゃないかしら。
締切は9月2日!!急げ!!

 

以上、「群馬をモチーフにした動画」と言われると、どうしても「お前はまだグンマを知らない」のアニメ化しか思いつかない手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。