2015年新春、クリエイターのこんな年賀状、あんな年賀状

新年のご挨拶、今年はどんな年賀状をつくりましたか?年賀状を送らない人も増えていると言われていますが、クリエイターにとってはアイデアが自由に花咲き、自分のクリエイティブを知ってもらったり、思い出してもらったりする良い機会でもありますね。ということで気になるのは、プロのクリエイターの年賀状!2015年、クリエイターから届いた年賀状をご紹介します。

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  • 高内彩夏(イラストレーター・グラフィックデザイナー )

あたたかな気持ちが伝わる年賀状
先ず自分が与えることが大切という気持ちから、このイラストを描いたとのこと。見つめ合い、お互いが求めるものを補い合う2匹の羊からあたたかな気持ちが伝わってきますね。


メンバーの個性が絶妙に融合する年賀状
『しるし』という名前の会社の年賀状。会社名の通り、メンバーそれぞれがアイデンティティを「印」に表現、それらをひとつに合体。金色の箔押しや厚みのあるコットン紙に、新年の気持ちが高まります。


一度見たら忘れられない年賀状
「ジンギスカン、食後」というタイトルの写真。文字がなくても写真1枚で創造力が掻き立てられ、劇団の世界観が伝わるシュールなシチュエーションに、思わずくすっと笑ってしまいます。


作品集でもありカレンダーでもある年賀状
カレンダーになっている年賀状。ご自身で撮られた写真を使った作品集になっています。もらった日から1年間眺めていられる、嬉しい心遣いが感じられます。


年賀状の外側をつくった年賀状
年賀状ならぬ年賀箱。真空パックされた空箱をあけると、蓋の裏に”Happy new year”の文字。年賀状がぴったり入って整理できてしまう、なんとも実用的で気が利いたアイデアです。

必見!クリエイター100人からの年賀状
神田にある竹尾見本帖本店では、クリエイター100人からの年賀状を集めた展示会が開催されています。多くのデザイナー・クリエイターとお付き合いのある竹尾が、お店宛に届いた年賀状をより多くの人に見てもらいたいということから始まり、今年で10年目になるそうです。


  • Photo by Akiko Lucy Nagasawa

トップデザイナーが実際に友人やクライアントに送っている年賀状を一同に見る事ができ、プライベート感のある、他ではあまり見られない企画になっています。
『竹尾紙太郎様』と書かれた宛名の他には、ルールがなく、シンプルなハガキサイズから立体のものまで、紙のサイズも様々。デザインのアイデアはもちろん、切手や直筆の住所やメッセージ、紙の選び方、印刷の方法、目を凝らして見ておきたい要素がたっぷりです。ぜひ足を運んでみることをおすすめします。


  • Photo by Akiko Lucy Nagasawa

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.10
日時:2015年1月19日(月) – 2月20日(金) 10:00-19:00
土日祝/休
場所:株式会社 竹尾 見本帖本店 2F
東京都千代田区神田錦町3-18-3

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OTONA WRITER

Akiko Lucy Nagasawa / Lucy

11月3日文化の日生まれ。随時工事中の人間型文化施設。愛称はルーシー。株式会社モーフィングにて展示キュレーションや自社メディアを担当。東北芸術工科大学卒業後、せんだいメディアテークを経て現職。